2012年12月24日月曜日

一年のまとめ

今年も残すところ一週間。たくさんのことがあったにもかかわらず、気持ちは次年度へ!
気持ちは次年度に向いているけど、ブレーキかけながら“あれこれ”まとめてみる。
いいことも、悪いことも含め、結果的には良い年だった。その理由は・・・。
部下の成長を感じる年だったから。そして、ブログのまとめを某雑誌に投稿できたことです。
このブログは呟きですが、まとめる機会を頂けた事に感謝です。声をかけて頂いた編集者の方に感謝です。
次年度も無理しない程度に継続して呟きたいと思っています。自分へのメッセージとして呟いていますが、もし共感している方がいらっしゃたら有難いことです。
 先週とてもいやなことがありました。自分への反省も含め、この言葉が頭を過ぎりました。
『よくまわる独楽(こま)ほどしずか』
「ぶれないで、がたがた騒がず」に落ち着いて物事に向き合ったほうが結果は出せるものです。
この言葉は、尊敬する恩師から頂いた言葉です。ガタガタなりそうなときこそ『落ち着いて、本質は何か見極めなければ』やはり、感動する言葉は忘れませんね!ガタガタした自分に反省、反省。

2012年12月17日月曜日

多重業務

信頼している部下に多重業務を任せる。
この年末にきて、「鬼」と聞こえてくるこころの声。でも、聞こえないふり。自分でやったほうが楽かもしれないし「いい上司」になれるチャンス。それでもやっぱり任せる。
そこで進捗状況を確認する。すると、やっぱり大丈夫。期待を超える対応に感動!
自分でマネジメントしている。役割、動機づけを与え、部下に成長させるチャンスを与えている。
そして、任せられる人に任せている。部下の力量を把握し信頼を寄せ。
忘年会が多いこの時期。部下の悪口だったり、不平や不満ばかり聞いていると大好きなビールも発泡酒のよう。少なくも信頼できる仲間に囲まれている自分は幸せであることに感謝。多重業務を見事にこなしている部下の成長を見守りながら、今年もいい年だったなーと感謝、感謝。

2012年12月10日月曜日

マネジメントに必要なスキル

以前に学んだマネジメントに必要なスキル。「予見性(先見性)・統制力・教養・企画力・実行力」
マネジメントに携わる人に必要なこの5つのスキル。マネージャーに求められるスキルは、5つのスキルをバランスよく身に付けること。でも、理想と現実は厳しい。
物事が上手く進まないとき、この5つのどれが弱いか考える。すると対策のヒントが浮かぶ時がある。特に一向に解決できない案件は「個人のマネジメントスキル」でなく「組織のマネジメントスキル」が弱いのでは?と考える。
問題事象が起きたときこそ「慌てず、騒がず、落ち着いて」何が問題なのか見極めて。
どのスキルを強く発揮すれば解決できるのか。
「事件は会議室でなく現場で起きている」とりあえず事実確認から。双方の話を聞いてから解決しよう。騒ぎに翻弄されること無く落ち着いて解決することが大切。解決の糸口が見つからないときこそ「統制力」が重要かも知れません。

2012年12月3日月曜日

悪酔い

良いお酒は悪酔いしにくい。一見口当たりよく安価なお酒を飲みすぎてしまう時は悪酔いや2日酔いしてしまう。お酒好きの自分だけかもしれないけど。
そんなことを考えながら、休日は大好きな地ビールを飲みながらゆっくり。明日は仕事だからほどほどにしなくちゃ!なんて考えながらもやっぱりビールはやめられませんね。
でもふと考える。仕事も同じ?(無理がある)。質のよい仕事はどんな苦労も厭わない。しかし、イヤイヤながらの仕事は、安いお酒を飲むように「こなせるが悪酔いする」気分。仕事に向き合うとき「イヤイヤ仕事」は気分が悪いものである。例え大変でも「達成感のある仕事」は悪酔いしない。むしろ量は多くても、気分はいいものかもしれない。仕事の質と量は本人が判断するところが大きいため、質のよい仕事を任せても悪酔いする人は大勢いる。その理由は、本人にとって『価値ある仕事』でなかったから。『価値ある仕事として向き合わない』からかもしれない。お酒が嫌いな人は飲みすぎないようセーブするように、任される仕事がキャパオーバーなときは「断る」ことも重要かもしれない。そして、任せる人は本人が(飲めるのか、飲めないのか)できるのか、できないのか判断して任せることも大切。なぜなら、後で双方にとって悪酔いするかもしれないから・・・・。

2012年11月26日月曜日

叱ると褒める

部下の成長を促進させるための上司の行動は「叱ると褒める」です。努力しているときは、こころから認め褒める。努力が足りないときはこころを込めて叱ることが大切です。
管理者の叱ると褒めるは部下へのプラスのストロークです。但し「叱りかた、褒め方」にはコツがいります。褒め方の3原則は「すぐ褒める、短く褒める、人前で褒める」と言われています。上司は恥ずかしがらないで短く感動を伝えましょう。
褒めること以上にエネルギーが必要なのが「叱る」です。上司は叱ることを避けてはいけません。「部下に嫌われたくないから、良い上司でいたいから」と言う気持ちから、部下の間違った行動を叱らないことは成長の妨げであり、上司の職務怠慢です。
間違った「人気取り」なだけの間違った支援・指導から卒業し相手を信じ、心を込めて叱ってください。自分を大切に思い、叱れない人は相手も大切にしていないのですよきっと。勇気を持って叱ると褒めるのバランスを!怒ると違い、叱るは相手を大切に思う行動かもしれませんね!

2012年11月19日月曜日

無邪気

無邪気を辞書で調べると「素直で悪気がないこと」「純粋であどけないこと」など、ピュアな意味を示す。但し、「思慮に欠ける」と気になる解釈もある。最近あった出来事は限りなく後者の「無邪気」だった気がする。無邪気は、ある意味可愛らしさもあるが、立場によっては「無邪気」=「鈍感力」に感じてしまう。仕事中での無邪気には閉口してしまうことも少なくない。プライベートでは幾つになっても無邪気やあどけなさは必要かもしれない。今時で言うなら『大人可愛い』とでも言うのかな?しかし、仕事中の40歳以上になる人の大人可愛い仕事ぶり、言動には洒落にならないほど「いらっと」してしまう。カルシウムが不足しているのかな・・・なんて反省するものの「任せる人を間違えた!失敗した!」なんて考えることが多い今日この頃。以前に権限委譲で学んだポイント。委譲するときの重要ポイント「任せられる人に任せる。人選とやる気が大事」この原則からはずれたのは自分の責任。天然で大人可愛い無邪気な人に癒されたり、しまった!とひやひやしたり。でも管理を担う人の無邪気さは、せめて使い分けていただきたいと思うのは私だけでしょうか???

2012年11月12日月曜日

ビジネス誌

ここのところ週一で東京へ行ったり来たり。ちょっとだけ、お疲れモードなので「疲れたときにはビジネス誌」。たいがい疲れてくると自分の基軸がぶれやすい。そんな時、ぶれないためにも某ビジネス誌を読んで元気になるときがあります。今回も「人材育成」についてのアドバイスを参考。ある企業で『個人のやる気を引き出し、能力開発が出来きる体制を構築したい』の質問にアドバイス。
能力開発が出来る体制は、通常時と緊急時では異なるそうです。通常時は各部門間の横の連携を密にすること。緊急時はプロジェクトチーム・タスクフォースなどを編成することで職員の能力開発が可能となるそうです。労務管理は心のケア・健康管理などに留意すると共に、人材育成プログラムを作成し実行するそうです。
病院も一企業と考え、常に危機管理をもち「非営利組織だから」なんて言葉にあぐらをかくことなく現在の組織が健康であるか否か考え、もし病んでいるならどのような処方をするか考えたいものです。組織の理念や方針に沿って、どんな人材が必要なのか考え、求められている人材を育成できるプログラムを全部署で考えられたら素敵かも。もしかしたら、緊急時対策をしなければならないかも知れませんね。専門書も大事ですがマネジメントの参考にはビジネス誌は楽しいかも。しかし、本文より広告が楽しかったりして・・・。

2012年11月5日月曜日

おもてなし

まとめた休みを頂き、久しぶりに満喫した・・・と言いたいところですが????でした。休み前、しっかり休めるよう、半月かかった案件をさくさく(ざくざく?)さばき、任せることは任せ「後は宜しくね」のつもりでした。しかし、想定外の出来事が発生し「やはりな」と想いながらも楽しかった休日でした。サービスのお手本といえば「東京ディズニーランド」。子どもの小さい頃10回以上行っているのでいまさらと想ったが「高級ホテルで宿泊」に誘われて、4歳、2歳の珍獣と共に(叱られる)家族旅行。予測はしていたが、やはり仕事より激務だった。ホテルでの大騒ぎ、ディズニーランドのパレードでの先頭暴走。右向け左の大暴走に3日間で3kgも自然ダイエット。叱ると褒めるは大事なんて普段言っているくせに、怒ることばかり。でも、我慢していつもの100分の1くらいにセーブ。忍耐だった。でもしっかり学んできました。ホテルでも、夢の国ディズニーランドでも迷惑そうな顔するスタッフは一人もいないのです。プロ!病院だったらどう?絶対こわーいおばちゃまがでてきて、嫌味の一言、二言。いや三言。サービスの意味が違うなんて聞こえて来そうですが。同じなんですよ。
おもてなしの気持ちがあるとき、おもいやりの言葉が添えられているんです。サービスは無形で形に残りませんが、こころに残るんです。騒がしい子どもをみて「他のお客様に迷惑」なんて言わないんです。困っている親の立場にたって、「あるときは親の立場」「あるときは子どもの立場」そして『あるときは他のお客の立場』でそれぞれに気くばり、心配りする対応をみて「おもてなし」のサービスを学びたいなら「有名講師の研修」も大事だけど、ディズニーランド職員研修3日間もいいかもなんて思いました。来年の職員研修は「夢の国ディズニーランドで!」なんて。子どもに負けず、大暴走でした。楽しかった。

2012年10月29日月曜日

利他こそ幸福の源泉

先日、「利他こそ幸福の源泉」をテーマに寒天パパで有名な伊那食品工業会長の塚越寛氏に講演していただきました。講演前、運営委員にもかかわらず、全くテーマの意味が分かりませんでした。今は少しだけ理解したので興味のある方は続けてお読みください。利己主義の対極が利他主義(利他のこころ)だそうです。自分だけでなく、自分以外の他人を利する心。自分だけのためでなく、他人の利益になることをするこころ。人生の目的は幸福になること。そして自分だけでなく周りの皆も幸福になること。そのためには自分を大切に。家族を大切に。同僚を大切に。自分の会社(病院)を大切に。思いやりのこころを大切に!
利他の心が起こる理由を考えました。「他人に親切にすると、感謝されたり喜ばれたりします。そして、自分も良い気持ちになります。反対に、他人に意地悪すると嫌な気持ちになります。」
やはり、他人に感謝され、喜ばれると自分も幸福な気持ちになります。だから誰もが利他の心は持っているのです。ましてや、医療人は感謝される行為の対価として給与を頂いているのですから、患者や家族にとって何が幸福なのか。そして最善を尽くすよう常に考えなければならないかもしれません。深いですね!
最後に会長の一言が胸に響きました。
利益を出すのは会社の目的ではありません。利益を出すのは手段に過ぎません。会社の目的は皆が幸福になることです。そして、貴方達の組織は健康でしょうか?組織が健康でなければ利益は生まれないのです。」目先ばかりのことばかり考えていた自分に喝(活)でした。難しいテーマでした。

2012年10月22日月曜日

権限委譲と丸投げは違います

管理者の口ぐせの一つに、「うちのスタッフは考えないし、自ら行動しない」というお決まり文句がある。でも聞いていると、そもそもスタッフに考える自由を与えていないケースがある。権限委譲とは方針が明確になっている中で成立するものである。上司の方針が見えないところで「自由にやってみろ」なんていうのは無責任のなにものでもない。そもそも権限を委譲することと丸投げは全く異なるのである。時々見受けられる「部下に任せたから」と上司。何をどのように任せたのだろうか。そして、結果責任まで負わせる任せ方。権限を委譲することは人材育成の一つであることを上司は考え、適時アドバイスをすること、よい結果であれば褒め、悪い結果であればどこが悪いのか指導し、努力が足りなければ叱ることです。褒めると叱る。このバランスとタイミングを大切に。そして、最終結果に責任を持つこと。委譲とは相手の力量を考え、任せ成長させること。丸投げとは全然違います。権限委譲はエンパワーメントで「自律性を促し支援すること」です。

2012年10月15日月曜日

オンリーワン パート2

前回呟いたオンリーワン。これはFlorence Nightingaleの看護覚書からなんです。Florence Nightingaleはいつも使命感を持ち、自分に誇りを持つことが大切と教えてくれています。そして、自分自身に誇りを持つということは、自分を好きでなければならない、そしてよく同僚の悪口を言ったり、批判する人は自分に自信と誇りが無く、自分自身が嫌いなのです。またこのような人は人を妬んだり羨んだりするとも教えてくれています。いつも、自身を好きになりオンリーワンになるためにはと考え、行動する人は素敵な人なんです。そして、オンリーワンになるための仕事とは何か?『実践の要は観察、つまり人に関心を持つこと』『仕事は実践(フットワーク)と思考(ヘッドワーク)と愛情(ハートワーク)の三位一体のダイナミックの活動と松村氏は教えてくれている。仕事は、実践して成り立つが、深い考えや愛情が大切で、表面的な浮ついた仕事はダイナミックな活動にならない。難しいことですね。

2012年10月8日月曜日

上半期活動報告

先日、看護部運営会議で平成24年度上半期の活動報告を行いました。3枚のスライドにまとめ簡潔明瞭にそれぞれが個性豊かにプレゼンしました。数年前と違って、多忙でもきっちり結果を出す管理者をみて、「成長したなー」なんて感動しました。但し、講評で一言、二言。結果、「宿題を出しました」。忙しいのに可哀想と思いながらも?実は思ってないかも!
宿題は、『自部署のオンリーワンを考えよう!』  なぜこの宿題が出されたか分かった人は、貴方自身が既にオンリーワンです。
半年間でたくさんの課題を見つけ、PDCAを回す皆に一言。「課題、反省、弱点、短所を解決するよりもっと、もっと大切なことがあるかも!!」「成果を得るために、自分のどんな強みを活かして、何をしなければならないか?経営(組織の存続)の本質は、すべてこの一言に言い表されている」これはドラッカーの言葉です。自部署に弱点があり克服することも大切。同時に、自部署の強みやいいところをスタッフと共に考え、口に出し、紙いっぱいスタッフと書ければ最高。弱みを解決するより、強みをどんどんのばし、徹底強化すれば、弱みも強みに変わるかも。短所も長所に変わるかも知れません。そして、病院のオンリーワンの素敵な部署になることでしょうね。なによりも、そんな職場で働く一人ひとりが素敵なオンリーワンになることでしょう。秋の夜長にSMAPの「世界で一つだけの花」の歌詞が頭を回ります。

2012年10月1日月曜日

人材・人財・人罪・人済

先日、台風のさなか神戸で平成24年度固定チームナーシング全国研究集会が行われました。当院は、看護補助者の発表を杉野先生の後押しを頂いて口頭発表に臨みました。私にとって当院の看護補助者の一人ひとりは、自慢でもあり、一人ひとりが財産です。発表されたAさん、堂々として輝いていました。パワーポイントの役割を担ったBさん本当に素敵でした。そして、応援に参加した方々本当に有難うございました。チーム医療なんて声高に論じる方々に一言。チーム医療は医師不足、看護師不足のために姑息的に解決する手段でないです。少なくも当院の補助の人達は看護師がベッドサイドに居られるよう自分達には何が出来るか、主体的に業務改善に取り組み実践しています。一昔前は、看護助手の名の下、看護師の助手的な存在でした。しかし、当院の補助者は、看護師の専門性を発揮するため、自分達には何が出来るか、主体的にかつ能動的に業務改善に取り組んでいます。本当に頭が下がる想いです。チーム医療には縦の関係はありません。患者・家族を取り囲む円の専門職のチームアプローチがチーム医療と考えます。私の財産は一生懸命に生きる一人ひとり、そして自分の役割を果たすため一生懸命努力する人。そして、自分の生きがいを自分で見つける人。自分の生きかたを他人のせいにする、人罪の人は少なくも全国の研究集会で発表した補助者チームに学ぶべきです。私も多くを学び、誇りあるそんな方たちと働けて幸せです。ライセンス関係なく、いつの日も自分自身が「人材・人財・人罪・人済」。誇りある生き方の補助者の方々に感謝と同時に私の財産です。

2012年9月24日月曜日

いい加減の勧め

いい加減といいかげん(良い加減)。此の頃感じる、独りよがりな完ぺき主義。自己完璧であるために無理をした、つま先歩きの不安定な歩み。誰のための完璧か?「患者・家族のため」と声高にいつも頑張る。そんな姿を見ていて、相手のために行う完璧はたいがい自分のための完璧、そして自己満足。いい加減はよい加減でもある。何もかも完璧と思い込むほど綻んでくるものです。不要な考えは捨て、必要な考えをその都度熟考していく。余計な考えを捨てれば代わりのパワーが入る。完璧であることは大切かもしれない。しかし、完璧は誰のために行うのか・・・・。いい加減はよい加減でもある。物事をもう少し単純に、そしてタイトに考えること。そして何よりも不要な物(考え)を捨て、必要な物(考え)をその都度手に入れる。これが次の気を動かすパワーになると言われているから。完璧を目指すより、いい加減を是非大事にしたいものです。但し、いい加減はよい加減でなければね。

2012年9月17日月曜日

人事

人事はひとごと。よく聴く言葉。次年度に向けての人事。けして他人事ではない。もともと組織は繁栄、衰退、凍結、解凍を繰り返すと以前に学んだ。自分の組織はどこに居るのだろうか?そして、どこに向かっているのだろうか?此の頃考えることが多い。誰もが感じるジレンマ。組織に身を置くひとなら誰もが思う。平成24年度も中間地点で折り返し。次年度に向けての人事は組織にとって明暗を分けると考える。管理職は無邪気であってはいけない。そして、いつの日も自分が居なくなっても繁栄する組織にするためには?と考える人にならなくてはいけないかも。先日、日野原先生のブログで「見えないほど大切に!」と。目先のことばかり追い続けると、見えないもの「信頼、愛、・・・」たくさんの大事なものを見失う。次年度に向けての人事は、けして他人事ではない。自部署ばかり、自分の組織ばかりでなく、地域にとってとか、地域医療にとってどんな人材が欲しいか?良く考えて次年度の採用を考えなければ。特に看護師不足だから誰でもが残っていいはずがない。残るべき人が残り、去るべき人が去らなければならないでしょう。とにかく、人事は他人事ではなく私事(わたくしごと)であるのです。誰にとっても。だから難しくもあり、知恵を絞らなければならないかも。とにかく疲れるわね・・・・・。

2012年9月10日月曜日

生きぐせ!

此の頃感じる生きぐせ。自分自身の「生きぐせ」を誰もが知るべきだと思う。大きな決断をしなければいけない場面では、生きぐせは大きな影響を与える。自分自身の生きぐせを知ると、外から自分自身を観察できる。慌てている自分やあきらめている自分。色々な自分を客観的に評価できる。幽体離脱ではないが、自分自身を外から観察すると決断しなければならない内容によって、いつ、どこで、誰に、相談したらよいのか冷静に判断できる。相談すべき人を間違えると大きな失敗を招く。自分自身の生きぐせを知ることで、どこまで自分自身が頑張れるのか。そして、いけいけどんどんな時、誰に相談すればブレーキになるのか、自身を知ることで相談相手が変わるのである。プラス思考は全て良いのか?けしてそうではない。私自身プラス思考ばかりでは判断を誤る。マイナス思考の人は自分のリスクマネジメント的な存在になる。ネガティブな発言も大歓迎なのである。確かに、ネガティブでマイナス思考ばかりの人の話は暗くなる。しかしながら、いつも自分の周りには居心地の良い人ばかりでなく、真逆な考えを持つ人をおくと自分自身の成長にもなる。自分自身の生きぐせを知り、相手の生きぐせを知りながら支えながらお互いの成長を期待していくと希望が湧くものかもしれない。自分自身の未来を切り開く人を探すのも自分自身の責任かもしれませんね。

2012年9月3日月曜日

耐える、多得る

先日、「我慢の限界」「堪忍袋の緒が切れた状態」の出来事があった。そんな思いの中、日野原重明先生の言葉がこころに響いた。「耐えて待つことのなかに希望を抱く力がある」耐えることで人には力が与えられるそうです。「そうだ、そうだ。限界は自分で造るものかもしれない。もう少し頑張ろうかな」なんて思いました。でも、先日の出来事にはやはり納得が出来ない。ワーク・ライフ・バランスは推進しているが、何もかも欲しくて子どもをアクセサリー感覚で考えているスタッフの言動や仕事に向き合う姿勢の甘さに怒り浸透してしまった。人生の中で子育ては遊びでないし、仕事も遊びでない。どちらも他人が環境を作り上げるはずがない。「他人事のような子育て」「自己中心的な仕事に向き合う姿勢」ワーク・ライフ・バランスは本人も努力し参画して成立するものである。「あれがいやだ、これがいやだ」「看護師不足だから何言っても大丈夫!」なんて思わさせる、一言ひとことに耐えられない。でも、「耐えて待つことのなかに希望を抱く力」この言葉の意味を考えて対応しなければ。短気は損気。大人子どもみたいな言動に耐えることで、たくさんを得る「多得る」にできるかな!辛抱ですね。でも、限界かもしれません。このような出来事に耐えていけないのでは・・・。
めっきり、アルコールの量が増える毎日です。

2012年8月27日月曜日

本日感動した一言

本日感動した一言。「人生と経営に役立つ名言・格言・いい言葉」
教育とは、学校で習ったすべてのことを忘れてしまった後に、自分の中に残るものをいう。そして、その力を社会が直面する諸問題の解決に役立たせるべく、自ら考え行動できる人間をつくること。それが教育の目的といえよう。(アルベルト・アインシュタイン)
教育、指導に悩んでいた今日この頃。この一言は、まさに天の声。最近、手助けする人が喜ばれる風土や文化。でも違う、違うと思いながらもそんな雰囲気。私の求めることはハードルが高いのだろうか???悩む毎日でした。でも、決心しました。私達はIQの高さを競う前に、EQ(こころの成熟度・心の知能指数)を高め、愛情もって人の成長を助けなければならない。やはり、余計な手出しは無用。調子の良い手助けを排除し、自己満足的な指導をやめなければならない。一人、ひとりの自律こそ究極の教育かも。自ら考え行動できる人間を作ることが教育の目的なのだから。暑くてぐったりだった一日だったが、ためになった一言で元気がでました。教えてくれた方に感謝、感謝。

2012年8月20日月曜日

言霊

以前に呟いた「言霊」。言葉には力があるし、影響力がある。「良い言葉を発すれば良いことを招き、悪い言葉は災いを招く」と言われています。特に最近感じる世間話。いない人の話はたいがい悪口になりやすい。でも、その言葉は発した自分に帰ってくるとも言われています。複数の輪の中での悪口大会や噂話。とにかく巻き込まれないこと。他者を非難することは、自分を非難していることなのかもしれない。私の尊敬するする方々は、指摘はしても非難はしない。言葉は言霊。上司が部下に「ご苦労様ではなく、お疲れ様」とスマートにいえる人。「有難う、感謝」の気持ちを伝えられる人。そんな人を尊敬し、自分自身も成長していきたいものです。このごろ、ついていないなと思う方。是非是非、自分で発する良い気を循環するためにも「挨拶、お礼」を口に出しませんか?言葉は言霊ですもの。「元気、勇気、やる気」ぜーんぶ「気」ですから。

2012年8月14日火曜日

夢・希望・未来

昨日、オリンピックが終わりました。感動や、夢・希望・未来を与えてくれた選手に本当に感謝です。オリンピックに出るだけでも凄い事なのに、金メダルを目指すなんて本当に凄いことです。ただただ、関心してしまう。でもその背景には家族が居たり、愛する人が居たり、「自分だけのため」と言う一流選手は居たのだろうか?まず、居なかったではないだろうか?選手は多くを語るわけでなく、ただひたすらに目標に向かって行動する。その姿に多くの人が感動し、勇気や元気をもらう。そんな姿をみて、多くの人が頑張ろうと思ったと思う。そして、自分も変わろうと思った人は少なくはないのでは・・・・。人は誰もが多くの人に支えられ、結果を出すために努力するものだと思う。話は変わるが、此の頃の出来事に一言。「過去からの経験や研究・論文やデータにばかり頼る管理では、部下の成長を支援できない。しっかりと部下の目標や目的を把握して、そのために何が必要か観察することが大事。曖昧な部下の観察やその場しのぎの指導がどれだけ本人に害を与えているか計り知れない。その場しのぎの支援・指導は不要かも?」オリンピックで寝不足の毎日でしたが、学ぶことも多く、とにかく楽しかった。人を成長させるためには、まず自身の目標や目的を明らかにすることと、相手の目標・目的をとにかく知ること。支援するなら主語は自分でなく相手にとってどうなのか考えること。自分中心の人は指導する側は難しいかもしれない。一流選手の一流指導者を見てつくづく感じました。小ちゃく、無難にそして当たり障りのない日々を過ごそうとしていることはけして悪いことではない。でも、部下を持つ立場の人なら別かもしれませんね。夢・希望・未来は明日、あさってを語っていないのです。その先にあるものを語ることが素敵かもね!

2012年8月6日月曜日

きっかけ

平成25年度の採用試験が始まりました。いよいよ、平成25年度に向けての人材確保が始まったんだなーなんて呑気に構えている相変わらずの自分。そういえば、採用試験で「なぜ看護師を目指しましたか?」の質問はしたことがない。だって、お決まりの返答が予測されるからだ。「家族が入院して看護師さんの対応がすばらしかったので・・・」「すばらしい職業だから・・・」優等生で素敵な人達だなと感心すると同時に、「家族が入院していて、ひどい看護師がいたので、私はすばらしい看護師になりたくて」なんていう人1人でも居ないかな?なんて想ってしまう私は「根っからの天の邪鬼」
どんな職業もすばらしいし、きっかけは何でもいいのではないでしょうか?「えー」と言う声が聞こえてきそう。きっかけはともあれ、続けていくうちに自分で価値を見出すから。オリンピックのメダリストがアナウンサーの質問に答えていました。「この種目を選択した理由は、スポーツが苦手だったから」なるほど、きっかけは何でもいいんだ・・・。自分自身で価値を見出して、やりがいを見つけていくんでしょうね、きっと。きっかけは大事かもしれない。でもそれ以上に大切なことは、自身で決心し、決断することなのかもしれません。続けるも、続けないのも自身で決めていくこと。いつの日も、きっかけと継続する力は自分自身かもしれない。そして、継続するためには楽しむこころがなくてはね!楽しみましょう!

2012年7月30日月曜日

ちりは積もっても山にはならない

尾形裕也著の「志なき医療者は去れ!」を読んでいると納得してしまう。マネジメントで大事なことは「戦略と戦術」である。そして、戦略を構想し果敢に実行すること(山をつくること)であって、細かい「ちりを集めること」ではないと語っている。確かに、経営を語るとき、節電・削減は本当に大切なことである。しかしながら、立場変わればそれだけをもって責務と役割を果たしているとはとうてい言えないのである。マネジメントは「木を見て森を見る」「森を見て木も見る」のが大切である。本の中の「岩永語録」の一つ。「ちりが積もって山になった例があるか?(ちりが積もってできるのは、せいぜいゴミの山だ!)」この挑戦的な言葉に、なるほど!と思う。とかく目先のことに追われ、ちりばかり集め、気がつけばゴミの山。けして、宝の山にはなっていない。確かに小さなことも大切なときがある。でも、それ以上に大切なこと。「価値」を見極める眼力ではないだろうか?チリなのか宝なのか?迷うことばかりの今日この頃。人にたとえると、人財なのか、人罪なのか、人済なのか、見極めることは難しいことですね。

2012年7月23日月曜日

一命、二運、三風水

以前に呟いた三風水を今回はちょこっと詳しく呟きます。もともと風水と言うと、「占いでしょう?」なんていう方、周りにいませんか!風水は、環境学ともいわれ学問の一つといわれている。「うそ」と言う方はこの後読まないほうがいいかも。興味のある方だけどうぞ!歴史上でも江戸城築城の風水学での計算は有名です。で、なぜ今風水なのか?理由は、長くこの仕事をしていると人の「気」を感じることが多くなったので、相性以上に「良い気」と「悪い気」に影響を受けやすくなる。私は宗教家ではないですよくれぐれも。ある本によると、風水は漢方のようにじわじわ効いてくるもの。大事なのは「流れとバランス」だそうです。私もマネジメントは「バランスとタイミング」を大切にね!といい続けています。いつも大切にしなければならないバランス。「気」は2種類で「良い気(プラスパワー」「悪い気(マイナスパワー)。形がなく、捉えどころがないから厄介でもあり、楽しくもある。どうせ、人間には両方の気があるらしいので、バランスを保つことが大切なのでしょうね。面談することが多い此の頃。特に相手の方の「気」を感じながら、励ますのか、傾聴なのか、自分で決断できるのか、探りながらの面談です。独学なので科学的根拠はありませんが。毎日、毎日不平・不満顔の方は近くにいませんか?そんな方に一言。きっと「悪い気」を呼び込んでいるのでしょうね。まずは「こころ」の6S(整理・整頓・清潔・清掃・躾・習慣)活動を推進して下さいませ。きっと、きっと流れが変わるでしょう。自分自身の毎日のこころがけと毎日の幸せに感謝することが大切かも知れませんね・・・。

2012年7月16日月曜日

とりあえずビール

とにかく暑かった今日。こんな日は、「とりあえずビールと焼肉」。大好きなビールを楽しみにセッセ、セッセとお掃除にお洗濯。紫外線を気にしながらも頑張った。夕のビールだけを楽しみに。夕になり、予約を入れてたお店で決まり文句、「とりあえず生中で!」しばらくして、ここからがショック。若い店員さん、元気に一言。「お待たせしました、グラスビールです」「エー!生中って言ったじゃん。何でグラスビール?ありえない???」でも大人の私は我慢した。本当に我慢した。職場じゃインシデントレポートだよ!なんて想いながらも、次は生ビールの大頼もうっと・・・。肉を焼きながら考えた。グラスビールと生中を間違える理由が分からない???それほど忙しい状況でなかったし???たまたま!でも、病院では「たまたま間違えましたごめんなさい」はきかない。たまたま隣の人の注射でした。たまたま量が違いましたでは済まないのである。此の頃多い、再発する処方・与薬のインシデント。再発防止のための対策が生かされない。そこで今日の出来事を教訓に「インシデント再発は患者と共に、そして患者参画型の対策こそ必要では」独りよがりの改善策より相手あっての納得した協働業務が必要なのである。委員会で考える対策も大切かもしれない。でもそれ以上に大切なことは、退院後も正確に内服できるよう入院中から患者参画型の方法を考えられれば最高。ビールからインシデントレポートまで飛んでしまったが・・・。きっと伝え方が悪かったカナーなんて想いながら、伝えた私と、オーダー受けの店員さん双方のインシデントでした。今日も飲みすぎでした。幸せでした。

2012年7月9日月曜日

失敗への対処

ここ数日インシデントレポートの報告が続く。特に疲れが出てきた新人さんの報告が多くなってきた。負の連鎖にどっぷりつかっている表情を見ると遠くからエールを送りたくなる。
『失敗→自信喪失→自己嫌悪→看護師に向いていない』の連鎖を断ち切るために、以前学んだこの言葉を送ります。失敗への対処が肝心ですよ!

すぐやること
①忘れる ②考える(今、何が出来るか?) ③即行動

やってはいけないこと
①反省 ②自責 ③言い訳

反省は、あとでやる
①事実把握 ②プロセス分析 ③真の具体的な原因

そして、小さなことも大切に。小さなこまごましたことにおいても、大きな事と同じく、苦労なくして栄光なしであることを忘れないこととFlorence Nightingaleが言っています。そして、一番重要なことは『自分が好きになりにくくても、自分の笑顔は好きになれる』誰もがみな、オンリーワンですからね!!ファイト!元気のない皆さんへ(自分も含めかな???)

2012年7月2日月曜日

評論家

政局が不安定になると出てくる評論家。では、貴方が政治家になればいいんじゃない!と思う毎日。他人(ひと)の批評はするけど、貴方だったらどうする?はうやむや。他人の評論家は真に多い此の頃。でも、一言。見苦しい!自分の立ち位置も考えず煩い。今時の表現でいうと「うざい!!」夢も志も語らない貴方の言葉を誰が信じるでしょう。九大の尾形先生の言葉を借りると「志なき医療者は去れ!」と同様、私利私欲に走る方は概ね軽い。此の頃想う一言。「夢は一生。人生は一笑」他人の批判をする前に、自分の日々を振り返り、自分も幸福。他人も幸福の方法を見つけることが大切かも。日々皆と共に笑い、幸せな毎日を目指せるよう精進すべきと、師となる方に教えられました。「夢は一生、人生は一笑」名言と想う私。でも、「夢は一笑、人生は一笑」にするのも自分次第かも知れない今日この頃でした。◎。

2012年6月25日月曜日

ストレスの価値

先日、看護学生に「ストレスについて」の話をさせてもらった。学生に質問した、「自分にとってのストレスって何?」興味深い返事が返ってきた。「生きていくことがストレスです・・・」感心してしまった。「なるほど、生きていくことがストレスなんだ・・・」そこで思った。ストレスというとネガティブな感じだが、よい意味でのストレスは多少あったほうがよい。なぜなら、多少意味合いが違うかもしれないが、最近あった出来事で強く思った。ある人が言った、『「すぐ休んで、休んで」と口癖の上司がいた。言われるたび、私はいなくてもいい存在なんだ。言われるたび、ストレスだった』そして一言。「私達は働きやすい環境より、大変でも働きがいのある職場で働きたい」よかれと思って上司は気くばりしたのだろう。しかし、相手より自分自身が心地よかったのだろう。表層的な思いやりは相手にとってストレスになる。ストレスは人それぞれ異なるのである。自分尺度で相手に押し付けることは想像以上に相手にとってストレスである。ストレスの価値は自分自身で決定していくものかもしれない。マイナスにもプラスにも考えられるストレス。生きていくことはストレスかもしれない。その通り!必要以上のストレスは悪玉。多少のストレスは善玉。ストレスと付き合いながら、良い緊張感の中で成長していくことが理想。「生きていくことがストレス」と答えた学生さん。一番きらきらしていたように見えましたよ!素敵な回答でした。

2012年6月18日月曜日

実践の要

実践の要は観察、人に関心を持つこと・・・・。そして、仕事は実践(フットワーク)と思考(ヘッドワーク)と愛情(ハートワーク)の三位一体のダイナミックな活動とテルモの松村氏は述べている。実践・思考・愛情の三つのバランスがとれていることが大切で、一つでも欠けているとダイナミックな活動(仕事)にならない?と自己解釈。そして、実践の要は観察で、相手を知ることはとても大切。でもそれ以上に重要なことは、自分自身を客観的に観察して「生き方」の癖を知ることではないだろうか!相手を知る前に自分を知ることから始めないと、いつも他者に振り回されてしまう。(最近の自分)『実践の要は観察、人に関心を持つこと』そしてその前に、『実践の要は観察、自分に関心を持つこと』から始めよう・・・・なんて。

2012年6月11日月曜日

人材(財)育成

人材(財)を育成する時、最も大きな障害となるものは何?? それは「プレイングマネジャーの管理者である・・・」と、ある出来事を通し強く思った。組織やtチームを強化するためには、自律型人財育成が急務であり、自律型人財育成に力を入れている組織は成長する組織でしょう。反して、面倒見がよすぎる管理者がたくさんいる組織は衰退かも。なぜなら、面倒見のよすぎる上司の下で働いていた部下は、全て管理者が行ってくれたことで「考える機会」を奪われてしまい、怖いことに数年もすると、年齢に関係なく指示がなければ行動できない無力な職員が育成される。気にかけてくれ、声をかけ、優しい管理者を部下は好きである。但し、本当に部下の成長を期待するなら、決して考える機会や判断・決定する機会を奪ってしまってはいけない。人は悩み苦しみながら考え、成長していくものであると思う。人材育成、特に財産となる自律型人財育成を目指すなら、ある時は冷たい素振りも大切かも!口も出さない、手も出さない、考える機会をたくさんたくさん与え、成長したことを認めてあげる。そんな上司が素敵かもしれない。指導、指導でなく、ちょっとした支援を人は望んでいるのかな?仕事は人につくのでなく、役割につくものである。自分の役割は何か今一度考えてみよーっと。

2012年6月4日月曜日

チーム医療

先日、「電子カルテ時代におけるPOS」をテーマに「日本POS医療学会大会」に参加した。聖路加看護大学で開催され、聖路加国際病院 理事長の日野原重明先生の会頭百寿記念大会でもあった。学会では、たくさんのことを学び、目から鱗状態だった。特に、「チーム医療」について考えさせられた。もともと「チーム医療」と言う言葉は日本ではじめて使用されたもので対応する英語がないそうです。仕方なくTeam Approachなどと呼ばれていたそうです。今日、チーム医療は、日本の医療の在り方を変えうるキーワードとして注目されているが、脈絡なく「チーム医療」に救いの手を求めているとシンポジストが語っていました。確かに医療現場の疲弊の解決策として、やたら「チーム医療、チーム医療の推進」というフレーズが耳につく。しかし、現場でのチーム医療には、医師がオーケストラの指揮者のような立場で指示を出し、他の職種はそれに従うという構造がある。この構造をフラットにするならば、『弦楽四重奏』のようになるべきと座長の中木先生がおっしゃっていました。美しい音色を出すために、一人ひとりが努力しなければならない。さすが、有名な先生が言うと説得力がある。難しい話はともかくも、日野原先生は100歳から人生また走り出しているそうです。びっくりと同時に、人間を超越し神にでもなってしまうかと思った!びっくりな2日間でした。

2012年5月28日月曜日

成功って何だろう?

「ときめきの経営学」で松村氏は、ラルフ・ウルド・エマーソンの詩を紹介しています。詩のタイトルは「成功って何だろう?」です。

成功って何だろう?
しょっちゅう、うんと笑うこと
現場で頑張っている人たちに好かれること
美しいものに感動すること
ほかの人たちのよいところを発見すること
世界をすこしだけ良くすること
あなたがこの世にいることで、
たったひとりでも幸せになれるなら
それこそが成功

成功とはお金や名誉や職位でなく、日々勤勉な仕事の中に成功があると謡っている。毎日、成功があり感動があるから、私はあなた方を尊敬し信頼しているのです。まず、あなた自身が幸せになってください。あなた方の笑顔に救われます。あなた方の笑顔が大好きです。

2012年5月22日火曜日

自主と自立と自律

Florence Nightingaleの言葉で「使命感」から「勤勉」が生まれ、「勤勉」から「永続性」が生まれるという素敵な教えがあります。一人ひとりの使命感⇒勤勉な風土⇒永続性。そして、使命感とともに大切なのが、職員の「自立と自律」の精神だと言われている。また、『働きものは、「自主」「自律」「自立」の精神が常にあり、使命感をもっているから、すぐに実践できる。逆に、使命感のない人は、常になまけものである。』と松村氏は述べている。納得、納得。最近の出来事で、使命感を感じないAさんと話すこと1時間。何か変。そこで考えた。変と感じるこの空気。理由はひとつ。「自主性や自立性、さらに自分で律する自律性が全くない。使命感は空転し続ける。」感性の感は何の感。鈍感力も力の一つかもしれないが、鈍感力は自分を守り、相手を大いに傷つける。自主と自立と自律。こんな人たちに囲まれると幸せ。そして、自分もそんな人になりたいものだ。鈍感力の感は磨きすぎる必要はないかもしれませんね!自律の妨げですものね。

2012年5月14日月曜日

くれない族

先日、パワフルな講演での、「くれない族の不幸の連鎖」に納得した。どこにでも見かける、「○○してくれないから出来ない」「○○してくれないから損」「してくれないから・・・・・」。まざに、なにもかも人のせいである。そんな人は、幸せになれないとのこと。不幸は、不幸を呼びよせる。こんな人たちを『くれない族』と言うそうだ。現在(今)に、感謝し・感動し、日々幸せを感じる人に明日があるのかもしれない。本当に納得した話だった。不幸は連鎖し、不満ばかりだと不幸を引き寄せる。先日、多重業務が重なり、にっちもさっちも行かない状況となった。そんな時、恩師に連絡したところ、一言のアドバイス。「目の前にある課題を一つひとつ丁寧に解決していきなさい」。はっとした、優先順位、優先順位など言っていたが、実際はぜーんぶ手抜き。「何で私ばかり・・・」の気持ちを口には出さなかったが、お師匠さんはお見通し。まだまだ修行が足りない。そんな時に、こんな一言を思い出した。「手間を惜しまず、こころを惜しまなければ、今日が輝く」。いつのまにか、手抜きばかりのくれない族の自分に反省しきりでした。

2012年5月7日月曜日

映画『三銃士』

休日にたくさんのDVD観賞と念願だった乗馬にチャレンジし、久しぶりに満喫した連休だった。連休ボケでひらめかない頭と筋肉痛の身体で考えてみる。「そうだ!そうだ!」DVDのなかで、特に気に入った台詞があったので紹介します。全くの独断と偏見です。映画『三銃士』での台詞、「All for one, one for all」 この言葉は、よくラグビーのチームプレーを表すときに使われるので、多くの方が知っていると思います。有名な訳として、「一人はみんなのために、みんなは一人のために」。なんてかっこいい響きでしょう。ちょっと自己流にアレンジすると、「一人ひとりが輝いて、互いを認め合い、チーム力を発揮すると、より高い成果が生まれる」なんてどうかな??まるっきりの自己陶酔です。映画でのオーランド・ブルームもかっこよかったけど、それ以上にこの台詞はよい響きでした。チームは、『All for one,one for all 』でなくちゃね。

2012年4月30日月曜日

管理者(指導者)になるということ

管理(指導)、管理(指導)あまり好きでない言葉。でも、管理(指導)とは看護でなくてもよく聞かれる言葉である。たとえ社会人1年目であっても管理を実践しなければならない。では、管理者とはなんでしょう?管理者とは、好むと好まざるにもかかわらず、職位に付随したパワーをもつことになり、このパワーが影響力をもつと云われている。そして、このパワーとは、権限、能力、行動の3つの要素が結合したものであるとも云われる。これを、公式化すると、①権限+能力-行動=無力な管理者②権限+行動-能力=無能な管理者③行動+能力-権限=不当な管理者④権限+能力+行動=力のある管理者。最近、嫌気がさす管理者。見せかけの管理者は、「能力をみとめたふり+権限を委譲したふり+行動を称えたふり」。結局のところ、表層的な浅い人気取りに過ぎない。「管理者」を「指導者」に置き換えても十分通じると思う。見せかけの指導者は、「後輩の能力を認めたふり+権限を任せたふり+行動を称えたふり」。こんな指導者は、人材育成の妨げとなるのは事実である。管理者(指導者)を引き受けようとする者は、パワーの3要素を認識し行動する「覚悟」をしておくと良いと言われている。覚悟とは自らの意思であり決断である。気持ちを前に進ませるためには、この覚悟がとても大切かな・・・・・。権限・能力・行動、このトライアングルは達成できるのでしょうか???難しいですね!

2012年4月23日月曜日

成長する秘訣

新入職員も指導者もちょっとお疲れ気味のこの時期、以前に紹介したこの言葉。「プアなイノベーションより、優れたイミテーションを」大好きな佐々木氏の言葉。一般的な仕事は同じことの繰り返しであり、自分の出す知恵などたかが知れている。だからこそ、優れた仕事をしている先輩のやり方をどんどん真似ること。自分の「オリジナル」や「プライド」にこだわるのは愚かなこと。プアなイノベーションのために時間を費やし、寄り道するのは賢明ではありません。むしろ、優れやイミテーションを積み重ねた先に優れたイノベーション、すなわち、貴方独自の「やり方」「方法」が生まれてくると佐々木氏の書に書かれている。先週は、やたら感情優位の管理者に振り回され、自分自身が「だるおも」の世界にどっぷり。なにか、元気になる書は・・・・。そんなときに、佐々木氏の書をパラパラ。そして考えました。真似てはいけない人にイライラするより、真似るべき人の行動を想像し。尊敬するAさんだったらどう考えるだろう?どうする?どうする?とにかく、真似しようと!とにかく、先輩の管理を真似て、真似て。いつか、独自の「やり方」が生まれるでしょう。凡を極めて、非凡にいたる。これこそ、自身が成長する秘訣かもしれません。

2012年4月16日月曜日

一命、二運、三風水、四積陰徳、五読書

前回呟いたタイトルの言葉の意味を今週はご紹介します。いまさらながらと言う方は、ごめんなさいね。この言葉を説明している書では、人生を左右する一番の要素は、「一命」つまり「生命力」。生命力は個人の「使命感」から生まれる。そして、使命感を育むのは、高い志である。志を持ち、現実から逃げないことが大切。次に、「二運」。運は自分で切り開くもの。辛くても逃げないことが重要。「三風水」は、ピンチがチャンス。辛い環境を自分の成長の場と捉え、前向きに考える、。すると風は自然と自分のものになる。「四積陰徳」とは「陰でよい事をして徳を積む」。最後は、「五読書」。常に勉強と説明している。日常生活訓はもちろん、看護実践として十分通用する。全部できたら凄いことだ。でも、現実は厳しい。私は、「一命」「二運」が特に好きである。なぜなら、運の悪さを人のせいにし、悲劇のヒロイン演じている人をみていると、ついこの言葉が頭をよぎってしまう。立派な志でなくても、夢をもったら幸せである。辛いときこそ一歩踏み出したら幸せになると勝手に思っている何故なら、いという字は一歩踏み出すと、せになるもの。そして、人生は「万事塞翁が馬」ですもの。この頃、三国志のDVD見すぎて、ちょっとした中国マイブーム。諸葛孔明の大ファンの私でした。

2012年4月9日月曜日

安全マニュアルの意味

新年度がスタートして一週間。オリエンテーションをしている私自身が、学んだ一週間だった。特に考えさせられた、インシデントの防止について。インシデントを防ぐために、マニュアルの遵守は重要である。でも、立ち止まって考える。インシデント防止のためのマニュアル。そして、自己満足的な膨大なマニュアルやシステム。そして、着実に実行されているか、管理のために行う、チェックリストのチェックリスト。悪くはないが、ちょっと間が抜けているような・・・・。時々思うことがある。「過去からの経験やデータにばかり頼る医療では患者は救えるのだろうか?」「マニュアルは誰のためにあるのか?患者のため?それとも自分の身を守るため?」安全な医療を提供するためにマニュアルの遵守は欠かせない。でも、ちょっと発想を変えてみませんか?私達が目指していくものは、病気と向き合うばかりの医療より、いのちと向き合う医療なのかもしれない。いのち輝く医療を実践するために、安全を守るための努力は惜しんではいけない。命と向き合うためには、いい加減ではいられないはず。マニュアル、マニュアルと指導者が躍起になることも大事かもしれない。深呼吸して下さい。最初に学ぶことは、いのちと向き合う姿勢でしょうね。そんなことを考えながら、中国の古典の、「一命、二運、三風水、四積陰徳、五読書」この言葉がやたら胸に響く。長くなったので、この意味は次週に。では、また来週!

2012年4月2日月曜日

心・技・体⇒心・体・技

平成24年度がスタートしました。新入職員の方はさぞかし緊張した一日だったでしょう。本当にお疲れ様でした。でも、それ以上に緊張していたのは迎える人かもしれません。志をもち、何かの縁でめぐり合った方たちに、失望させることなく、自分らしさを発揮できるよう心配りをしているのが迎える立場の人の務めだから。どちらもお疲れ様でした。当院は、明日が24年度最初の日です。きっと、新入職員の方は緊張していることでしょう。難しいことは言いません。とにかく、心・体・技です。常にこころが健康で、体はいたって丈夫。そして、健全なこころと健全な体に、技術は宿るかもしれません。こころの健康は、こころに栄養を!こころにビタミンを!大好きな言葉を送ります。まず、自分を愛してください。自分を愛せない人は他人を愛せません。まず、自分を卑下することなく頑張ってください。ある本に書いてありました。頑張っている人に頑張っては禁句だそうです。でも私は頑張っている貴方にあえて一言。頑張っているあなた自身を愛して、そして頑張っている自分を褒めてください。そして、頑張ってくださいね。自分を愛している人に幸せが来るのだと信じています。

2012年3月26日月曜日

幸せのちから

映画通の貴方ならご存知のこの作品「幸せのちから」。2007年1月に日本で公開されたこの作品を、私はこよなく愛してやみません。ただのサクセスストーリでなく、実在した男性の半生を描いたこの作品を、面接する職員に、「元気が出るから観てごらん」と勧めます。映画ファンの私は洋画、邦画、韓流までジャンルを問わず10時間ぶっ通しでみても元気なのです。仕事は無理ですけどね・・・・。「幸せのちから」がなぜ好きかは、タイトルが好き、ウイルスミスが好き。ストーリーが好き。結局のところ、全部好きなのです。自分の幸せは自分で勝ち取るもの。自分の不幸せを人のせいにしないこと。自分が恵まれていないことを他人のせいにせず、自分自身が前向きに取り組むことが大切。いつもこの映画を観るたびに感じます。自分を変えたいと思う貴人に一言。何でも良いから感動してください。人は感動から始まるのです。力で人を変えたいと思う人は、長続きはしないでしょう。なぜなら、力は永続でないからです。感動は普遍です。平成23年度末で行き詰っている私は、映画ばかり観て感動してばかりです。現実に戻らなければ・・・・・。

2012年3月20日火曜日

自分自身をイノベーション

自分自身をイノベーションするには、「ドラッカー流6つの習慣」を身に付けることであると、とある本に書いてありました。6つの習慣は、目的と目標をもち、計画を立て、継続することで身につくと言われている。その習慣の1つに、「ビジョンと目標をもつ」失敗続けても、完全を求め続けること。人間のやることに完全はない。だからこそ、どんなに極めたつもりでも成長の余地がある。そして、どんなに良い仕事をしても、「もっと良い仕事は?」と尋ねられたときに、「次の仕事です」と答えられることが大切であるとも言われている。では、「ビジョンも目標もない人」は、毎日がつまらないと愚痴ばかり。「ビジョンはあるが目標がない人」は、今日も忙しかったけど何したっけ??。「ビジョンと目標がある人」は、毎日が充実するのである。私自身の周りには、色々な評論家が存在する。いわゆる、何かにつけ難癖付けるつまんない人。無目的・無目標に日々過ごし、人の成長ばかり非難する。こんな人たちに出会うと、「痛いの痛いのあっち行け!」でなく、「つまんない人つまんない人、幸せつかんであっち行って!」なんて思っちゃう。年齢と共に幸せの意味が変わってくる。人の批判や、非難をする前に、自分自身のビジョンと目標をもち、まずは自分自身をイノベーションしなければならないだろう。まず自分から、まず明日から、まず私からなんて。

2012年3月12日月曜日

一期一会 パートⅡ

3月、4月は出会いがあり別れがある。寂しい気持ちを抑えて、別れる大事な人たちにエールを送ります。私達は長い間、公平・公正の基、「優しさ」「喧嘩をしない表面的な仲のよさ」の生温い環境の中で育ってきました。一度、楽な思いや良い思いをすると永遠に続くと勘違いしがちです。以前に、「赤信号みんなで渡れば怖くない」とよく耳にしたフレーズです。しかし、ある本を読んでいるとこんなことが書かれていました。「赤信号、みんなで渡れば・・・・まとめてひかれるだけ」。ほんとー!みんなと一緒のことをやるのは安全ではなく危険でもあるのです。新しい環境に身を置く大事な人たち、どうか、表面的な優しさに惑わされず、厳しい環境に身を委ね挑戦して下さい。後ろを振り向いて思い出に浸ることより、明日の夢や希望や未来に向けチャレンジしてください。出会いと別れ。貴方達の輝かしい未来へホップ・ステップ・ジャンプです。幸多かれ!

2012年3月5日月曜日

一期一会

先週のブログで呟いた翌日に3年間の闘病生活を終え、義父が亡くなりました。多くの人に支えられ83年間の生涯を閉じました。まだまだ多く語れない心境ですが、今だから語らなければならないとおもい呟きます。家族の立場で学んだことは、私自身の財産となりました。医療者は驕ることなかれ!いつも謙虚に医療や看護を提供すべきであること。このことは、主治医の先生の家族と向き合う姿勢から学びました。先生はいつもいつも私達に語られました。「僕だって、親だったら迷うよ。迷いながら状況を受け止めていこうよ。」この言葉に救われ、意識がなくなった義父の2ヶ月間を悩める家族として過ごしました。父の入院生活で多くの人に出会い、多くのことを感じ、多くのことを学びました。一期一会、出会いがあり別れがある。どんな状況でも、その時をその時を大切に過ごしていくこと。今回は、多く語れません。ごめんなさい。次回は元気になっています、きっと。

2012年2月27日月曜日

医療者の自己満足

3年前から患者の家族として体験した出来事をチョコットだけ呟きます。時々耳にする言葉。「患者、家族に寄り添った医療や看護」「家族の受け入れが悪くて、患者が帰れない。可哀想・・・。」知っていますか?貴方にとって、寄り添うって何?可哀想って誰が?。こんな言葉を聴くたびに、自己満足や独りよがりの押し付け医療はしてはならないと、心の声が呟いてしまう。本当にその人を大事に思うなら、大切にすることは、「良い距離感である」。本当に大切に思うなら、近づきすぎてはいけない。近づきすぎると見えるものも、見えないのである。いつもどっぷり自分に酔ってしまう人を見るたびに、自己陶酔型の押し付けは、いい加減に止めませんか!なんて思ってしまう。力の入りすぎている、医療や看護は、私達が思っている以上に相手を苦しめているのかもしれない。ほどほどに、そこそこに。何事もバランスですね!社会では!

2012年2月20日月曜日

マイナス思考は大事かも!

プラス思考は組織にとって必要不可欠なものと言われている。しかし、プラス思考ばかりでは「行け行けドンドン型」となり、つっぱしりがちとなる。そこで、大事になるのがマイナス思考の「慎重さ」である。以前に学んだこの考えを私は大事にしている。ポジティブでプラス思考はチャンスを開き、拡大してくれる。脅威と思えることをプラス思考でチャンスに転換できると、そのチャンスは独り占めにできるとも言われている。確かにマイナス思考ばかりではチャンスの機会も逃しがちである。そして、マイナス思考ばかりの人といると、自分まで息苦しくなる。では、このマイナス思考を活かす方法は?酸欠にならない程度のマイナス思考は何?それは・・・・・。マイナス思考は、「リスクマネジメントになる」この考えである。プラス思考がアクセルなら、マイナス思考はブレーキである。アクセルとブレーキの両方を利かせながら目的地まで辿り着くことが大切なことである。マイナス思考で悩んでいる方がいたら、それは短所でなく長所かもしれない。大事なことはバランスである。プラス思考とマイナス思考、両方持ち合わせていると素敵かもしれない!でもやっぱり、自分の周りはやたらプラス思考の人ばかりかな・・・・・。過ぎたるは及ばざるが如しだもの、気をつけよう!

2012年2月13日月曜日

想定外を想定内に!

自身の口癖。「想定外を想定内に!」「準備しておくと慌てない、ぶれない」。しかしながら、実践はかなり困難である。体験しないことを創造(想像)し、準備しておくことは難しいことである。そこで大好きな一言。「温故知新」。古きをたずねて新しきを知るのである。想定外の出来事は概ね過去に体験していることが多い。場当たり的な解決ばかりしていると、出来事の解決に追われ知識となっていない。いつも初めて起こった出来事のように大騒ぎしがち。自分のレディネス力を磨き、いつでも想定内の出来事として対応したいものである。古きを知ることに努力を惜しまない人こそ新しき人なのかもしれない。想定外は、たいがい想定内の出来事なのである。その人の力量は周りの人(先人も含め)に耳を傾ける力なのかもしれない。いつも想定外を想定内に予測することがマネジメントかもしれない・・・・。

2012年2月6日月曜日

権限の委譲

最近、感情優位の管理者に悩まされている今日この頃。こんな時は大好きなドラッカーの言葉に触れたくてペラペラと本を捲る。なぜ、彼や彼女達はイライラとしているのか?会議のたびにマイナス発言。どのように解決しようかな?本を捲るうちに、ヒントがきらり!権限委譲は、「自分の権限を部下に委譲するもの」ではなく、「部下が本来決定すべきことを部下に決定させるもの」である。しかし、イライラ上司(先輩)は、部下(後輩)に任せるべき仕事を抱えると、自分で仕事を抱えすぎ、本来やるべき仕事ができなくなってしまう。結果、忙しいだけで成果が上がっていない。そして、そのような上司(先輩)のもとで部下(後輩)も、「計画と実行は一つの仕事の二つの側面」であるのに、実行の面しか与えられないため成長の機会を奪われ、責任ある仕事にならない。これだ!!!イライラさんに一言。「自分本来の仕事をするために、部下(後輩)にできる仕事は部下にやらせるもの」と言われています。できる人は、そんなにバタバタしていないですもの。それは、時間と人のマネジメントが上手いからです。仕事は、スマートにタイトに、スタイリッシュにできるとお洒落かな・・・・・。理想は遠く、現実は厳しいけど・・・・・・。権限とは「人」につくものでなく、「仕事」につくものなのかも?まだまだ修行が足りない。分からないことだらけの毎日です。

2012年1月30日月曜日

業務負荷テスト

先日、平成24年度に向けての昇任試験が行われました。いよいよ新年度に向けて大詰めの時期です。しかしながら、自分のなかでは、新体制の計画は昨年の12月に概ね決定していました。理由は、昇任試験を受ける前から、対象者には、平成23年度当初から多重業務を担ってもらい、管理者としての資質を見極め、配置も考えていたからです。意図的に、師長となるべき者には、「3つの並行業務」、副師長となるべき者には「2つの並行業務」を与え、成果を確認していたのです。自分流の、「管理者のためのストレステスト(負荷試験)」である。成果を出せない管理者に共通することは、言い訳が多い。そして、口癖は「あれも、これもと忙しかったからできませんでした。」真しやかに、あれこれと・・・・。日々、多重業務を担う管理者は、「優先順位付け業務」と「並行業務」を見極め、成果を出さなければならない。誰でも必要なことである。多重業務を抱えるときこそ、その人の力量が問われるのである。いつも、いつも私ばかりと嘆く方に一言。「上司は期待しているから、負荷をかけるのですよ、きっと」。そして、大変!大変!と言わず、スマートに仕事をする上司を目指してください、そしてそんな方を真似てください。何故なら、「学ぶ」は「まねる」の意の「まなぶ」と同源と言われているからです。プアなイノベーションより、優れたイミテーションですね。

2012年1月23日月曜日

夢・希望と未来

年を重ねるたび、月日の流れるスピードは加速する。石の上にも3年と言い聞かせ、部長となって早、4年。「部長になったばかりで分からない」とは言えないベテランになった。日々の仕事では、バランスとタイミングを大事にし、次世代を担うべき人材育成を目指してきた。「なぜ頑張れたのか?」そして、「人はどんなに辛くても前に進もうとするのはなぜか?」。その理由は、夢や、希望や未来があるからと私は信じている。でもこれには条件がある。人それぞれ立ち位置が違うと、自分の夢ばかり追えないのが現実である。だからこそ、以前に学んだ言葉が頭をよぎる。「3年でものごとが見えてくる、30歳で立つ、35歳で勝負は決まり」全ての人に当てはまるとは思わないが、間違っていない。人生の最大のチャンスは20~30代前半かもしれない。この大切な時期をどう過ごすかで、仕事人生もおおかた決まるとも言われている。40代以上で自分のことばかり考え、人材育成に愛情のない管理者は、自分の人生以上に部下の人生まで左右することを自覚しなければならない。本当に責任の重いことだ。憂うつになりがちな自分自身に励ましの一言。「手間とこころを惜しまないと今日が輝く」。明日も、こころを惜しまない一日になるよう努力努力・・・。でも、ちょっと息切れの毎日。深呼吸、深呼吸。

2012年1月16日月曜日

ワーク・ライフ・バランスよりワーク・ライフ・マネジメント

最近耳にする言葉で、「職員を離職させないためには、管理者は働きやすい環境を整えることが重要である」。ちょっと違っていませんか。働きやすい環境だけで離職は防げるのか・・・。この頃強く感じること。義務を果たさずして、権利ばかり主張する人がやたら増えている気がするのは私ばかりでしょうか?WLB(ワーク・ライフ・バランス)を推進することは本当に重要である。しかしながら、他者が進めるばかりでなく、働く自分自身でも、仕事と生活の調和をとる努力はすべきである。WLBを推進することは、働きやすい環境を整えること以上に、働きがいのある環境を整えるために推進しているのである。仕事の量を減らすことはできても、仕事の質は下げてはいけないし、仕事の質を下げる働き方は、本人にとっても満足できないことである。したがって、働きやすい職場づくり以上に、働きがいのある職場づくりが重要である。そして、この働きがいは個々異なっている。だからこそ、WLBは自分自身でも考え取り組むべきことで、バランスがとれる働き方を自身がマネジメントすべきである。WLBを推進する以上に、WLM(ワーク・ライフ・マネジメント)を推進したい今日この頃である。

2012年1月9日月曜日

ミッション・ビジョン・パッション

年が明けて、気がつくと10日も経ちます。年度末は慌しく月日が過ぎていきます。今年度のまとめと、次年度に向けての準備と。何やかやしている内に、平成23年度が終わりに近づいています。年度末といえば、1年間の振り返りから、次年度への課題を見つける大事な時期です。この頃、目標管理、目標管理とやたら上司が部下の目標達成度を評価する場面に遭遇します。その度に、「人の目標を管理するって難しいよね?」「ノルマ管理ではないですよ。」むしろ、目標を管理してどうするの?部下の目標は管理するものでなく、個人の目標達成を支援ことが重要です。だからこそ、部下の目標達成度は個人の責任ばかりでなく、上司の責任でもあると考えます。以前に感動した言葉が頭をよぎります。『数字を追いかけると数字で評価される。本当に大切なものは測れない量れない』可視化するために、数値で表現します。でも、数値で表現できない大切なものを評価しなければ本当の振り返りにならない気がします。目標はノルマではないのですから。年度末の評価は量と質、組織全体のバランスを振り返る予定です。果たして、ミッション・ビジョン・パッションのバランスはとれていたでしょうか?真面目な方々に一言、パッションばかり高くても、ミッションは果たせません。ちょっとクールダウンしませんか!この時期だからこそ・・・。

2012年1月2日月曜日

謹賀新年

2012年がスタートしました。依田窪病院のホームページを知って貰いたくて始めたブログも2年目となりました。思いつきの呟きに、多くの方がアクセス頂き本当に感謝いたします。お電話まで頂き、励ましていただいたり本当に有難いことです。本年もどうぞ宜しくお願いいたします。但し、内容は私の呟き程度のものです。それでも興味のある方はおつき合い下さいませ。2012年が始まり2日目となりましたが、未だに新年の抱負が語れません。のんびりしたものです。毎年、あれもこれも(仕事以外です。もちろん)始めようと年頭に考えますが実行に至りません。友人からの年賀状で「頑張りすぎないでね」とメッセージを頂き、本当に感謝します。感想を一言。「人は明日頑張るために、今日頑張る」そして、「明日努力するために、今日努力するのです。」人の幸せはそれぞれです。幸せになるために頑張る人もいるでしょう。でも、頑張ること自身が幸せなのかもしれない。「夢、希望、誓う、信じる、叶う。」欲張りな私が大好きな言葉を並べてみました。夢や希望を持ち、いつか叶うと誓い、自分自身や支えてくれる人を信じて努力することが幸せかもしれない。本年も超プラス思考の呟きにおつき合い下さい。