2012年4月30日月曜日

管理者(指導者)になるということ

管理(指導)、管理(指導)あまり好きでない言葉。でも、管理(指導)とは看護でなくてもよく聞かれる言葉である。たとえ社会人1年目であっても管理を実践しなければならない。では、管理者とはなんでしょう?管理者とは、好むと好まざるにもかかわらず、職位に付随したパワーをもつことになり、このパワーが影響力をもつと云われている。そして、このパワーとは、権限、能力、行動の3つの要素が結合したものであるとも云われる。これを、公式化すると、①権限+能力-行動=無力な管理者②権限+行動-能力=無能な管理者③行動+能力-権限=不当な管理者④権限+能力+行動=力のある管理者。最近、嫌気がさす管理者。見せかけの管理者は、「能力をみとめたふり+権限を委譲したふり+行動を称えたふり」。結局のところ、表層的な浅い人気取りに過ぎない。「管理者」を「指導者」に置き換えても十分通じると思う。見せかけの指導者は、「後輩の能力を認めたふり+権限を任せたふり+行動を称えたふり」。こんな指導者は、人材育成の妨げとなるのは事実である。管理者(指導者)を引き受けようとする者は、パワーの3要素を認識し行動する「覚悟」をしておくと良いと言われている。覚悟とは自らの意思であり決断である。気持ちを前に進ませるためには、この覚悟がとても大切かな・・・・・。権限・能力・行動、このトライアングルは達成できるのでしょうか???難しいですね!

2012年4月23日月曜日

成長する秘訣

新入職員も指導者もちょっとお疲れ気味のこの時期、以前に紹介したこの言葉。「プアなイノベーションより、優れたイミテーションを」大好きな佐々木氏の言葉。一般的な仕事は同じことの繰り返しであり、自分の出す知恵などたかが知れている。だからこそ、優れた仕事をしている先輩のやり方をどんどん真似ること。自分の「オリジナル」や「プライド」にこだわるのは愚かなこと。プアなイノベーションのために時間を費やし、寄り道するのは賢明ではありません。むしろ、優れやイミテーションを積み重ねた先に優れたイノベーション、すなわち、貴方独自の「やり方」「方法」が生まれてくると佐々木氏の書に書かれている。先週は、やたら感情優位の管理者に振り回され、自分自身が「だるおも」の世界にどっぷり。なにか、元気になる書は・・・・。そんなときに、佐々木氏の書をパラパラ。そして考えました。真似てはいけない人にイライラするより、真似るべき人の行動を想像し。尊敬するAさんだったらどう考えるだろう?どうする?どうする?とにかく、真似しようと!とにかく、先輩の管理を真似て、真似て。いつか、独自の「やり方」が生まれるでしょう。凡を極めて、非凡にいたる。これこそ、自身が成長する秘訣かもしれません。

2012年4月16日月曜日

一命、二運、三風水、四積陰徳、五読書

前回呟いたタイトルの言葉の意味を今週はご紹介します。いまさらながらと言う方は、ごめんなさいね。この言葉を説明している書では、人生を左右する一番の要素は、「一命」つまり「生命力」。生命力は個人の「使命感」から生まれる。そして、使命感を育むのは、高い志である。志を持ち、現実から逃げないことが大切。次に、「二運」。運は自分で切り開くもの。辛くても逃げないことが重要。「三風水」は、ピンチがチャンス。辛い環境を自分の成長の場と捉え、前向きに考える、。すると風は自然と自分のものになる。「四積陰徳」とは「陰でよい事をして徳を積む」。最後は、「五読書」。常に勉強と説明している。日常生活訓はもちろん、看護実践として十分通用する。全部できたら凄いことだ。でも、現実は厳しい。私は、「一命」「二運」が特に好きである。なぜなら、運の悪さを人のせいにし、悲劇のヒロイン演じている人をみていると、ついこの言葉が頭をよぎってしまう。立派な志でなくても、夢をもったら幸せである。辛いときこそ一歩踏み出したら幸せになると勝手に思っている何故なら、いという字は一歩踏み出すと、せになるもの。そして、人生は「万事塞翁が馬」ですもの。この頃、三国志のDVD見すぎて、ちょっとした中国マイブーム。諸葛孔明の大ファンの私でした。

2012年4月9日月曜日

安全マニュアルの意味

新年度がスタートして一週間。オリエンテーションをしている私自身が、学んだ一週間だった。特に考えさせられた、インシデントの防止について。インシデントを防ぐために、マニュアルの遵守は重要である。でも、立ち止まって考える。インシデント防止のためのマニュアル。そして、自己満足的な膨大なマニュアルやシステム。そして、着実に実行されているか、管理のために行う、チェックリストのチェックリスト。悪くはないが、ちょっと間が抜けているような・・・・。時々思うことがある。「過去からの経験やデータにばかり頼る医療では患者は救えるのだろうか?」「マニュアルは誰のためにあるのか?患者のため?それとも自分の身を守るため?」安全な医療を提供するためにマニュアルの遵守は欠かせない。でも、ちょっと発想を変えてみませんか?私達が目指していくものは、病気と向き合うばかりの医療より、いのちと向き合う医療なのかもしれない。いのち輝く医療を実践するために、安全を守るための努力は惜しんではいけない。命と向き合うためには、いい加減ではいられないはず。マニュアル、マニュアルと指導者が躍起になることも大事かもしれない。深呼吸して下さい。最初に学ぶことは、いのちと向き合う姿勢でしょうね。そんなことを考えながら、中国の古典の、「一命、二運、三風水、四積陰徳、五読書」この言葉がやたら胸に響く。長くなったので、この意味は次週に。では、また来週!

2012年4月2日月曜日

心・技・体⇒心・体・技

平成24年度がスタートしました。新入職員の方はさぞかし緊張した一日だったでしょう。本当にお疲れ様でした。でも、それ以上に緊張していたのは迎える人かもしれません。志をもち、何かの縁でめぐり合った方たちに、失望させることなく、自分らしさを発揮できるよう心配りをしているのが迎える立場の人の務めだから。どちらもお疲れ様でした。当院は、明日が24年度最初の日です。きっと、新入職員の方は緊張していることでしょう。難しいことは言いません。とにかく、心・体・技です。常にこころが健康で、体はいたって丈夫。そして、健全なこころと健全な体に、技術は宿るかもしれません。こころの健康は、こころに栄養を!こころにビタミンを!大好きな言葉を送ります。まず、自分を愛してください。自分を愛せない人は他人を愛せません。まず、自分を卑下することなく頑張ってください。ある本に書いてありました。頑張っている人に頑張っては禁句だそうです。でも私は頑張っている貴方にあえて一言。頑張っているあなた自身を愛して、そして頑張っている自分を褒めてください。そして、頑張ってくださいね。自分を愛している人に幸せが来るのだと信じています。