2011年12月26日月曜日

努力といつも通り

浅田選手が悲しみを抱いて臨んだ大会前の一言、「いつも通りを目指します」。このいつも通りは本当に難しく、常に努力した人だけが言える一言である。なぜなら、いつも通りは自分にとって最高を目指し、持てる力を十分発揮する意味を含んでいるからだと勝手に思っている。試合の結果は、今ある力を出し優勝だった。やはりいつも通りである。努力は裏切らないし、自分を信じることは、誰よりも強くなるのである。時々「私なんて・・・」と呟く方がいる。「そんなことないよ」と言えればいいが、この頃言えない。なぜなら、「自分を信じられない人に、他人はそれ以上信じれらないからだ。」「いつも通り」、この言葉は常に努力し、自分を信じている人が言える言葉である。自分を信じるためには、努力が必要である。自分を大切に思う人が、他人を大切に思えるのである。謙遜、謙虚は過ぎたるは、及ばないし見苦しい。浅田選手の試合中は、感動し涙でまともに見れなかった。録画で見ても感動し、涙している自分に呆れるばかり。でも、「権威は取り戻せても、信頼を取り戻すことは難しい。」いつも通りと自分に言い聞かせる貴方は、いつも努力している貴方です。自分を信頼しているから,素敵なんですね。権威ばかり振りかざしている貴方に是非一言。他人に信頼される前に、自分を信頼できるだけの努力をしましょう。貴方も、私も。浅田真央選手に感激し、涙している私が呟きます・・・・。

2011年12月19日月曜日

強さと優しさ

最近感じること。上司が部下を叱らない。叱らないどころか部下に媚びる上司を見受けることが多い。誰でも嫌われたくない、万民に愛される存在になりたいと思う。でも媚びることで愛されるなら、媚びる人ばかりでしょう、きっと。以前に呟きました。本当にその人を大事に思うなら、だめなことはだめです。「いいよ、いいよ」では成立しません。特に命と向き合う仕事では。お調子者は嫌いではないです、個人的に。でも好きにはなれません。だって、いつも裏と表と付き合わなければならないから面倒くさい。この頃ちょくちょく想い出す言葉があります。「強くなければ仕事はできない。優しくなければ幸せになれない。」そして、「『目の前の仕事に』真剣になりなさい。きっと見えてくるものがある。」目の前の部下に媚びることなく情熱を持って育ててください。もっと、もっと愛情もって叱って下さい。本当に大切に思っているなら。叱られることを待っている部下がいます、貴方の目の前に、きっと!上司に叱られている人がいたら、けしてめげないで。希望があるから叱るんです。貴方の明日に期待しているのですよきっと!負けないでね。

2011年12月12日月曜日

組織図は組織地図

組織図とは?組織の地図のようなものである。そして、そこには各部署の業務の範囲、責任者、責任の範囲について説明できるものでなければならないと思う。以前に、他の病院や施設の組織図を拝見する機会があった。組織図から組織のビジョンを察することができた。なぜなら、組織図には組織の指揮系統や責任の所在が分かるからだ。先日の5年ぶりの監査では、自施設の弱点である「組織図」が指摘された。やっぱりなーと想定内の出来事に、驚きはしないが、詰めの甘さが指摘されたようで、一事が万事だもの・・・・と思った。組織図は院内の者が理解しているだけでは意味はなさないし、ただの図示されたものでもない。深い意味や意義がある。なぜなら、組織全体の活動を効率的に展開し、機能が十分に発揮できる仕組みを作るためには、各業務の範囲や責任の所在がどこにあるのか明確にする必要がある。また、実際の業務の流れと一致させなければならない。組織の事情があるにせよ、組織図は第3者が見ても理解できるような責任体制を図示しなければならない。大事なことは、効率的な指揮系統の実現は、最終的に患者・家族への最適な医療サービスの提供を実現させるからだ。曖昧で迷路のような組織地図(組織図)は職員でさえ説明つかない。そういえば昔、迷い道ふらふらなんて歌詞があったなあ・・・なんて呑気に考えている私です。でも、何とかしなくちゃ!真面目に考えよう。来年になっちゃう!

2011年12月5日月曜日

優れたイミテーション

5年ぶりの監査が終了しました。今回も、多くのことを学ぶ機会となりました。部署によって仕事の差がありました。仕事のできるかできないかは、「能力の差」よりも「仕事のやり方」の差が大きいと言われている。本当に強く感じました。正しい仕事のやり方を身に付ければ、少しくらいの能力の差は克服できるとも言われている。では、「仕事のやり方」はどう学ぶのか?それは、他人の優れたところを真似れること。まさに、各部署のスタッフの仕事ぶりをみてつくづく感じた。部下に対して愛情があるなら、上司は真似られる上司になるよう努力すべきである。期限が守れない部署は、まず上司が守らない。上司の責任である。
 佐々木氏は言っています。「プアなイノベーションより、優れたイミテーションを」と。自分流もいいけど、まずは優れた仕事をしている先輩のやり方をどんどん真似ること。良い仕事のやり方を真似て真似て・・・・・。そのうち洗練された自分流が造り上げられることでしょう。
大きな事業を体験するたびに、毎日の積み重ねがいかに重要であるか!そして、「凡を極めて、非凡に至る」と言う言葉がやけに胸に響くのである。