2011年12月26日月曜日

努力といつも通り

浅田選手が悲しみを抱いて臨んだ大会前の一言、「いつも通りを目指します」。このいつも通りは本当に難しく、常に努力した人だけが言える一言である。なぜなら、いつも通りは自分にとって最高を目指し、持てる力を十分発揮する意味を含んでいるからだと勝手に思っている。試合の結果は、今ある力を出し優勝だった。やはりいつも通りである。努力は裏切らないし、自分を信じることは、誰よりも強くなるのである。時々「私なんて・・・」と呟く方がいる。「そんなことないよ」と言えればいいが、この頃言えない。なぜなら、「自分を信じられない人に、他人はそれ以上信じれらないからだ。」「いつも通り」、この言葉は常に努力し、自分を信じている人が言える言葉である。自分を信じるためには、努力が必要である。自分を大切に思う人が、他人を大切に思えるのである。謙遜、謙虚は過ぎたるは、及ばないし見苦しい。浅田選手の試合中は、感動し涙でまともに見れなかった。録画で見ても感動し、涙している自分に呆れるばかり。でも、「権威は取り戻せても、信頼を取り戻すことは難しい。」いつも通りと自分に言い聞かせる貴方は、いつも努力している貴方です。自分を信頼しているから,素敵なんですね。権威ばかり振りかざしている貴方に是非一言。他人に信頼される前に、自分を信頼できるだけの努力をしましょう。貴方も、私も。浅田真央選手に感激し、涙している私が呟きます・・・・。

2011年12月19日月曜日

強さと優しさ

最近感じること。上司が部下を叱らない。叱らないどころか部下に媚びる上司を見受けることが多い。誰でも嫌われたくない、万民に愛される存在になりたいと思う。でも媚びることで愛されるなら、媚びる人ばかりでしょう、きっと。以前に呟きました。本当にその人を大事に思うなら、だめなことはだめです。「いいよ、いいよ」では成立しません。特に命と向き合う仕事では。お調子者は嫌いではないです、個人的に。でも好きにはなれません。だって、いつも裏と表と付き合わなければならないから面倒くさい。この頃ちょくちょく想い出す言葉があります。「強くなければ仕事はできない。優しくなければ幸せになれない。」そして、「『目の前の仕事に』真剣になりなさい。きっと見えてくるものがある。」目の前の部下に媚びることなく情熱を持って育ててください。もっと、もっと愛情もって叱って下さい。本当に大切に思っているなら。叱られることを待っている部下がいます、貴方の目の前に、きっと!上司に叱られている人がいたら、けしてめげないで。希望があるから叱るんです。貴方の明日に期待しているのですよきっと!負けないでね。

2011年12月12日月曜日

組織図は組織地図

組織図とは?組織の地図のようなものである。そして、そこには各部署の業務の範囲、責任者、責任の範囲について説明できるものでなければならないと思う。以前に、他の病院や施設の組織図を拝見する機会があった。組織図から組織のビジョンを察することができた。なぜなら、組織図には組織の指揮系統や責任の所在が分かるからだ。先日の5年ぶりの監査では、自施設の弱点である「組織図」が指摘された。やっぱりなーと想定内の出来事に、驚きはしないが、詰めの甘さが指摘されたようで、一事が万事だもの・・・・と思った。組織図は院内の者が理解しているだけでは意味はなさないし、ただの図示されたものでもない。深い意味や意義がある。なぜなら、組織全体の活動を効率的に展開し、機能が十分に発揮できる仕組みを作るためには、各業務の範囲や責任の所在がどこにあるのか明確にする必要がある。また、実際の業務の流れと一致させなければならない。組織の事情があるにせよ、組織図は第3者が見ても理解できるような責任体制を図示しなければならない。大事なことは、効率的な指揮系統の実現は、最終的に患者・家族への最適な医療サービスの提供を実現させるからだ。曖昧で迷路のような組織地図(組織図)は職員でさえ説明つかない。そういえば昔、迷い道ふらふらなんて歌詞があったなあ・・・なんて呑気に考えている私です。でも、何とかしなくちゃ!真面目に考えよう。来年になっちゃう!

2011年12月5日月曜日

優れたイミテーション

5年ぶりの監査が終了しました。今回も、多くのことを学ぶ機会となりました。部署によって仕事の差がありました。仕事のできるかできないかは、「能力の差」よりも「仕事のやり方」の差が大きいと言われている。本当に強く感じました。正しい仕事のやり方を身に付ければ、少しくらいの能力の差は克服できるとも言われている。では、「仕事のやり方」はどう学ぶのか?それは、他人の優れたところを真似れること。まさに、各部署のスタッフの仕事ぶりをみてつくづく感じた。部下に対して愛情があるなら、上司は真似られる上司になるよう努力すべきである。期限が守れない部署は、まず上司が守らない。上司の責任である。
 佐々木氏は言っています。「プアなイノベーションより、優れたイミテーションを」と。自分流もいいけど、まずは優れた仕事をしている先輩のやり方をどんどん真似ること。良い仕事のやり方を真似て真似て・・・・・。そのうち洗練された自分流が造り上げられることでしょう。
大きな事業を体験するたびに、毎日の積み重ねがいかに重要であるか!そして、「凡を極めて、非凡に至る」と言う言葉がやけに胸に響くのである。

2011年11月28日月曜日

点と線 線と面 パートⅡ

以前に点と線、線と面と呟きました。点で物事を考えると目先のことばかりで、自分を見失うばかり。では、線で物事を考えると繋げるばかり。では、面で考えるとどうなるのか??この頃、組織の中で常に場内乱闘している管理職がいる。やりたい放題、勝手気まま。本当に嫌気がさしてしまう。腹が立つのを通り越して、この方の幸せは何かな?・・・・なんて、気の毒にさえ思う。点で解決することは簡単である。しかし、線に繋げ、面として多角的に考えると複雑である。人は育てられたようにしか育たないのである。反面教師も確かに育成モデルかもしれない。当選した、ある市長が言っていました。独裁が重要だと。でも違っていません?独裁と独断は違うのです。強いリーダーシップは憧れです。でも、部下の成長を喜び、権限を委譲して、最後の責任を取る勇気を持てる人が、私の理想の上司です。権限を握り締めた拳を緩めてください。独裁は良くありません!権限を譲って下さい。任せることで人は成長するのです。点の上司と。面の上司。自分はどんな上司かな・・・。東京都に対抗する大阪都。家康vs秀吉みたいでちょっとしたセンセーショナル。民にそむいた職員はリストラなのか?新市長は心市長・真市長・信市長になれるのか?理想のリーダーになれるのか楽しみです。

2011年11月21日月曜日

事実を見極める

以前にブレルことを呟きました。人は迷いの中にあるものです。だからブレても仕方ありません。でも組織の中の立ち位置により震度が変わるのです。影響力が変わります。「は揺れるものです。揺れれば、文(文化)が揺れます。そして、組織が揺れる」と私は思います。ここで言うは組織にとって大きな立場にある人ならなおさらです。自分がブレないために心掛けていることは、「事実を見極める力」だと信じています。でも、事実とはまことに厄介なものです。事実には、「報告された事実」「表面的な事実」「仮定的事実」「希望的事実」などさまざまであると言われています。でも、これらはどれも『中途半端な事実』です。この事実は都合の良いほうに解釈しがちです。だからこそ、数値だけの事実は真実なのか、本当の根拠となるのか考えます。本当の事実は、数値の裏に隠れているかもしれません。可視化することと数値化すことは異なると思います。数字を追いかけるあまり、真実や事実を見極められていないのでは?といつも自分に言い聞かせます。正しく見極める努力を怠ってはいけません。なぜなら、思い込みは、間違った場所に連れて行ってしまうから・・・・と東レの佐々木氏は論じています。『五里霧中、暗中模索』の私は時々反省しきりです。

2011年11月14日月曜日

欲を磨くと何になる?

心に残った一言、「欲が磨かれて志になる」 欲と言うと、何となく良い響きでないのは事実である。しかしながら、無欲の人を相手に仕事することは、私にとって苦痛のなにものでもない。懸命さが伝わってこないのである。良い仕事をしたい!認めて貰いたい!何でもいいから欲のある人にはパワーがある。欲が深く、自己中心的な欲ばかりでも困るけど、無欲、無関心よりはましかもしれない。欲をもたなければ平和な人生かもしれない。穏やかな人生を過ごせるかもしれない。しかし、東レの佐々木氏が述べている「欲が磨かれて志になる」この一言は納得である。磨き方は当然個々異なるでしょう。磨くべき欲をもって貰いたい。皆で欲をもち磨き、輝くような志をもってもらいたい。溢れるような可能性を秘めている貴方達に!是非、是非!

2011年11月7日月曜日

100-1=0

100-1=99である。しかし、以前学んだ接遇研修で、「100-1=0ですよ!だからひとり一人が大事な一人。そして、責任は重いのです」と学んだ。まさに今日そんな場面に遭遇した。某行政機関での出来事。「上司のあんたがしっかりしないから、部下がこのざま」だと怒鳴り声の男性。振り向いてみると、先日とても不快な思いをした女性に対し、怒りの抗議。「やっぱり、また怒らせているんだ・・・・」でも、ちょっと可哀想。周りの男性が見てみぬふり。上司らしき人も見てみぬ振り。呆れて呆れてただ呆れるばかり。「僕が上司です。どうされました?」と救いの手もない、言葉もない。可哀想に、場所をかえる助言すらしない上司に、「こんな上司にならないよう気をつけよう!」反面教師と強く想った。100-1=99!でも1の重みは実に重い。1の存在で帳消しになる時もある。でもそれより大事なことは、1の存在以上に上司の在り方が問われるのである。見てみぬ上司を部下は見ているのである。そして通りがかりの私も見ていたのです。きっと怒鳴り声の男性は、奥に座っている上司を待っていたのでしょうね、きっと。1の重みはそれぞれ違うのです。上司の貴方が出てくればフロアー中の重い雰囲気は変わったでしょう。そして、怒鳴り声の男性も何とかなったかな?今日の貴方は100-1=0以下です。だってそれが職責でしょう。そして、責任者でしょう!貴方は・・・。

2011年10月31日月曜日

七転八起

「七転八起」時々想うこの言葉。何度失敗してもくじけずに、立ち上がって努力すること。パワーに満ち溢れているときは、当たり前と思い、立ち上がり努力できる。でも、この頃感じるときがある。倒れて立ち止まってもいいのでは?少し休んでいいのかも?いつも、いつも一生懸命の人がいる。努力しないで不満、不平の人もいる。どちらが幸せか分からない。そんな時、不満や不平ばかりでも一日。一生懸命でも一日。いつもいつも頑張っている貴方に一言、「七転八起」そんなに無理しないで!人生は短距離走ではないのですから。時々ペースダウンしてください。認めて貰いたくて、褒めて貰いたくて頑張りすぎる貴方。自分自身を認めてあげてください。他人が認めるより、自分で自分を褒めてあげて下さい。頑張りすぎる貴方に、大好きな言葉を送ります。「あたり前の事を毎日毎日こつこつと。」「自分を大切に思うことも好きなひとへの大切な思い」だから。

2011年10月24日月曜日

数字よりも大事なもの

気がつけば今年も2ヶ月とちょっと。点頭に並ぶ2012年のカレンダーを見るたびに今年も終わるんだなと月日の速さを恨めしく想い、多重業務の優先順位を決めてかないと持ち越しだ!なんて多少のあせりを感じるこの頃。店頭のカレンダーの一言に胸を打たれたのでご紹介します。エビデンス、エビデンス!数値目標!可視化!つい口癖になっている私が立ち止まりました。「数字を追いかけると数字で評価される。本当に大切なものは測れない、量れない。」この一言に感動しました。命のおもさは量れない、悲しみや喜びの大きさは測れない、量れない。私の近くには悲しみを抱えた方が大勢います。悲しみは分け合い小さくしたい。でも、その人の悲しみは計り知れないのである。本当に悲しむ相手には声はかけられない。言葉は見つからない・・・。見守るしかできない。
「流した汗の分だけ収穫は多い。流した涙の分だけ幸せは大きい。」この一言にも感動し、数字よりも大切なものを大事にしなければならない。一年のまとめを数字で括らずに、もっと大事なもので括りたいと想うこの頃です。そして、「やまない雨なんてないんだから。きっと明日は晴れるから。」の一言に励まされて・・・。

2011年10月18日火曜日

点と線 線と面

毎日、毎日「嫌な日あっても、つまらない日は一日もない」。本当に平穏な日の少ないこと。しかし、毎日変化があるからこそ、楽しいかもしれない。そして、今日と同じ日は二度とこないからこそ、一日一日を大切に過ごさなければもったいない。この頃感じることは、大げさな人はいつもいつも物事を点で捉えている。点で物事は解決しないことが多い。点で解決しても、また同じことが起きている。そして、同じことに振り回され大騒ぎしている。では、点でなく線で解決できるか?線で解決することは点よりはましかもしれない。物事を多角的に捉えるためにはどうしたら良いものか?点を線、線を面でとらえ考えたらどうだろう・・・・。あらゆる方向から起こっている事実を検証し、色々な見方をすれば、見えないものも見えてくるかもしれない。とかく、大騒ぎな人に翻弄され自分を見失ってしまうことも少なくない。でも立ち止まって、多方面から考えると冷静になるものです。一日一日を大切にするためには、点で過ごさず面で考える習慣をつけ、何事も決めつけず柔軟な発想が大切かもしれない。変化ありすぎる毎日に、少し疲れ気味な自分に気合を入れながら。「点と線、線と面」とブツブツ呟く今日この頃です。

2011年10月10日月曜日

運動会

運動会の季節になると想い出すことがある。小学生の頃、足の速いことだけが自慢で、リレーの選手になることが一年間の目標であった。低学年のうちは一生懸命走り、転ばないように先輩にバトンを渡すことだけを考え、高学年になると自然とチーム全体のことを考えながら低学年に声をかけ、とにかく上位を目指しました。結果は良くても悪くても、校庭一周チーム全員で回ることが私の自慢でした。ふと気がつくと現在(いま)の職場に似ている。経験の浅いものは先輩に迷惑にならないよう自分の力を発揮する。ベテランは自分が一杯いっぱいでも後輩に気くばり・心配りする。ふと気がつくと全員がリレーの選手なんですね。後輩は無事先輩にバトンを渡し、先輩は後輩の気持ちを受け、次につなぐのかもしれない。ゴールは患者・家族一人ひとりの想いかもしれない。全力疾走はきついし歩きたくなるかも。でも、小さい頃の運動会の短距離走はとにかく一生懸命走ったはず。走る前から言い訳の連続だったり、リレーの選手にひがみやねたみ。長所・短所は特性です。長所は短所であり、短所は長所。互いの長所を認め、自分の短所を克服する努力は必要ですね。体育会系の私は運動会の季節になるとこんなことを想い、押し寄せる課題に全員リレーで乗り切りたいなーなんて・・・・。全員でWinningRunできたらさぞかし幸せでしょうね。

2011年10月3日月曜日

再発するインシデントを考える

最近、インシデントの再発事例が続いている。本人はもちろん当該部署、関連部署の多くの人が「また・・・・」「なぜ繰り返される・・・・」と考える。結果、マニュアルが遵守されていないため、確認不足、ルールが守られていないなどが理由となり、解決策はマニュアルの遵守、確認の徹底等。しかし考えると当たり前のことが当たり前にできないには何か理由があるはず。原則であるマニュアルの遵守が徹底できないのは、個人の資質?いや違う。「マニュアルが使いにくい、現場に則していない手順になっている?」とは考えられないだろうか。当たり前が原則なら、原則を守れないには何かわけがあるはず。そのわけを追求し、解決するために労を惜しまないのが管理者であり、リスクマネジャーの私達である。辛い思いをしているスタッフがいると思うと胸が痛んで辛くなる。個人の資質も重要であるが、起こさないためにあらゆる環境整備を行うのも管理者の役割である。そして、失敗した理由も大事です。しかし、それ以上に大事なことは、「失敗しなかった時どんな工夫をしていたのだろうか、失敗しないためどんな努力をしていたのだろうか」失敗体験を追求する以上に成功体験の努力やコツを追求していくとヒントがきっとあるはず。「なぜ失敗したんだろう?」も大事だけど「なぜ成功したんだろう?」と考える柔軟な発想があってもいいかもしれない。単純な質問のなぜ?は時として複雑なことを簡単に解決させるきっかけになる。明日からなぜ、なぜとうるさくラウンドしようかな。いまどきの典型的なウザイと言われるタイプだろうね・・・きっと。

2011年9月26日月曜日

静かなリーダーシップ

毎日、毎日、押し寄せるように問題があがり、解決するため奔走し、気がつけば一日が終わってしまう今日この頃。そこで、以前学んだテキストを読み直しました。何かヒントはないだろうか・・・・。リーダーシップ・マネジメント論の変遷を読み進めていくうちに少しだけヒントが見つかりました。リーダーに望むことはカリスマ性を求めるのではなく、重要なのはリーダーのビジョンであり、知識と技術を生かした人らしい気くばりとこころ配り。責任感の発揮である。日々の組織集団の状況は極めて多様で変動的である。だからこそ、リーダーは状況に応じてリーダーシップスタイルを選択しなければならないと思う。ジョセフ・L・バダラッコは効果的なリーダーシップを発揮するリーダーの傾向は、派手さ、華ばなしさはないがむしろ控えめで慎み深く、忍耐強く慎重である。さらに持続性があるとしている。そしてこれを「静かなリーダーシップ」と呼び、自分のできることを率直に、けれど一生懸命やることが静かなリーダーの特徴としている。英雄視されるヒーロー型リーダーとはまさに対照的である。これだ!時と場合によってリーダーシップスタイルを変化させることが重要である。そしてより重要なことは、どのようなリーダーシップスタイルをとるかを吟味し、そのスタイルを現実の仕事で適用することである。分かっているが現実は厳しく困難である。困難であるからこそやりがいもあるのかな?楽観的な私はいつも思う。「嫌な日あっても、つまらない日は一日もないわ」「どこかにいないかなウルトラマンみたいな心優しい、強いリーダー」。どじょうもいいけど、せめてウナギにして欲しいなーリーダーは・・・。

2011年9月19日月曜日

叱ると褒める

先週、今年度の看護学生の臨地実習が終了しました。学生さんの実習態度に感動し、指導看護師に感謝する気持ちでいっぱいになりました。学生さんからたくさんの反省があがりました。とても真摯で誠実で真面目なんでしょうきっと。そこで感じたことを述べました。「できなかったことを振り返ることも大切です。しかし、できたことを振り返ることはもっと大切ではないか」と述べました。励ましで言ったわけではありません。人はできない自分を責める必要はありません。できなかった理由を考えて、できるよう努力することが幸せなんですよ・・・。指導者はあれもできなかった、これもできなかったと反省しきりかもしれません。完ぺきはありませんよ、指導者は相手を信じて見守り、ある時は愛情をもって叱ると良いかも。叱るは褒めると同様、相手を認めなければできません。期待しているから叱り、成長してもらいたいから注意するのです。時々理不尽に怒っている先輩がいます。何を指導したいのかさっぱり分かりません。感情のコントロールがつかない自分がいたらどうか心と体の休暇をとってください。良い仕事はできません。叱ると褒めるは「個育て」には大切です。心地よい緊張感の中で人は成長するものかもしれません。愛情もって先輩は叱ってください。「働きやすい職場より、働きがいのある職場」が重要です。最近、叱ることが苦手な大人が増えています。相手を信じて叱ってください。きっと、叱られることを期待している相手がいるかも。叱るときに叱らなければ相手を無視している同様に失礼です。そして、叱られないことを良いことに退場しないで場内乱闘している人が多い世の中です。叱ると褒めるのバランスをとりたいですね本当に・・・・・・。「叱られなくなったなー」と思われる方は成長ストップの危険信号か頑張っているかのどちらかでしょうね。さて、どちらでしょう・・・・。

2011年9月13日火曜日

カウンター越しの光景

以前に「サービスは生産と消費の同時性」そして、「無形であるが心に残るものである」とつぶやきました。本日、サービス業にとって働く管理者・職員の資質は大切な要件だとあらためて心に残ったのでお話します。朝から3つの金融機関に行く機会があり出かけました。カウンター越しに見える光景でまずびっくり。A機関では、窓口対応はキビキビした職員で気持ちよく受付し、ソファーで待つこと10分間。すると大きな声で上司に話しかける若い女性の職員。仕事以外のべちゃべちゃ会話。上司も偉そうな方で注意するとおもいきや、大きな声で一緒に高笑い。カウンター越しに全部聞こえていました。お客の私が恥ずかしくなってそそくさ出てきました。でもまてよ、病棟でも患者・家族から見るカウンター越しの光景で同じ場面はないとはいえない。気をつけなくちゃ!と気を取り直して次のB機関へ。今度はもっとひどかった。まず、受付の方の朝の無愛想な対応。長ーく勤務されているらしい女性の方で悪気はないが対応の悪さは群を抜いている。病院だったら、即効上司が呼ばれるぐらいひどい。そして、客は私一人だが待つこと40分間。待ち時間は長いし朝からついていないなー、今日は仏滅だっけ・・・とつぶやきながら次のC機関へ。ここで救われました。カウンター越しの光景でまず私語がない。張り詰めた心地良い緊張感と前の機関と異なる雰囲気。フロアー奥の上司の方が常に全体を見渡しているのである。そして、カウンター内の職員のみならず常にカウンター外の顧客に目くばり、気くばり、心くばりしている様子。これがさりげなくスマートである。このとき感じたのは、上司の管理能力は職場の文化に大きく影響すること。サービスの質は相手にとって心地良い緊張感がないと維持できないと感じた一日でした。そして、あまのじゃくな私は決心しました、高笑い上司の金融機関にはたまには行ってみようと。なぜなら、カウンター越しの光景が忘れられないことと、反面教師だもの。勉強になるわー。人ごとではないですもの当院も!

2011年9月7日水曜日

いい加減とい・い(良い)加減

先日、管理者研修で「マネジメント力」を学びました。特に印象深かった言葉が、「万能管理者のもとでは部下は育たない」これには納得。確かに「万能師長のもとでは部下は育たない・・・」と強く思った。スタッフが「大変、大変」を繰り返すと、「いいよ私やっとくよ」と何でも引き受ける。上司というより面倒見の良いおばちゃまに見える時がある。でも、まだ面倒見の良い師長はましである。大変とスタッフが言うと、自分まで「大変大変」とにぎやか師長。でも、こんな時私自身がとても落ち込む。なぜなら、私自身が師長のディレクションできていない。研修では、看護部長は明りを照らし続けるディレクションのプロ!師長は、スタッフを支援するマネジメントのプロ!スタッフは、患者に最も近いクリニカルケアのプロ!であるべきと。サポートマネジャーとプレイングマネジャーとは異なるのである。管理者がプレイングマネジャーでは、部下の学ぶ機会を取り上げているにしか見えない。媚を売る上司の下では、だっだっ子部下が育つだけかな?若ければだっだっ子も可愛いけど50歳過ぎのだっだ子は「子と言わないでしょう!」。自分がやれば一番満足できる仕事ができるでしょうきっと貴方も私も。でも、少し待ちませんか。いい加減にはなれと言いません。い・い(良い)加減になって下さい。少し部下にもチャンスをあげてください。成長させるチャンスをあげてください。と自分にも言い聞かせるこの頃です。

2011年8月29日月曜日

接遇とは?

先日、病院全職員対象に「接遇研修」が行われました。研修開始時、講師の先生が、「接遇とは何でしょう?」と質問されました。いつも当たり前に思うことも、あらためて質問されると難しい。広辞苑で早速調べました。接遇とは、もてなし。接待。あしらい。などなど・・・・。ちょっと無機質な感じはしますが、やっぱり『おもてなし』なんだと安心しました。接遇の善し悪しは自分で決めることでなく相手が決めること。顔は自分のものだけど、表情は相手のものです。いつも、相手が決めることだと思います。私が大切にしていること、それは『挨拶』です。あいさつの語源は仏教からきた言葉で「挨」は近づくこと。「拶」とは引き出すことだそうです。つまり、相手との心からのふれあいが挨拶だと言われています。相手をおもてなすには、まず挨拶!そして、相手の方に、より心地よく過ごせるよう気くばり、目くばり、心くばり。接遇研修を受けて終了でなく、そこからスタート。そして、継続は力なり。明日からさわやかな挨拶に出会うため、ステキなおもてなしに出会うため、まず自ら「おはようございます」「こんにちは」「お疲れ様」ですね!接遇とは、心に残る出愛(であい)です!

2011年8月22日月曜日

組織においての「インターバルトレーニング」

「そこに行きたい」という熱い気持ちや情熱(パッション)、「なぜそこに行きたいか」を語る使命(ミッション)や夢、「そこにたどり着けばどのようなところなのか」を目に見えるように(ビジュアル)に描かれたビジョン、これらは組織変革には欠かせない大切なものである。さらに、「忙しいからビジョンが描けないのではなく、描けないからいそがしいだけだ」と金井壽宏氏は述べている。確かに・・・・忙しいを口癖にしている方や自分も含めこの3つのバランスが悪いとギクシャクしてしまうのは確かである。特に、ビジョンは目に見えるように描かないとスローガンになり、空回りしてしまう。ただし、この3つを常に意識し変革を推進したいが、この頃どうも息切れがする。(体調が悪いことではないですよ)そこで、ミッション・ビジョン・パッションをバランスよく継続するためにはトレーニングが必要と考える。このトレーニングは主に陸上競技で行われている『インターバルトレーニング』なんてどうだろう。このトレーニングは皆さんもご承知のように、疾走と駆け足または歩行とを交互に繰り返す練習法でスピードと耐久力、持久力を養う目的で行われるものである。組織においても、あるときは全力疾走で駆け抜け、あるときはゆっくり歩行する必要がある時もある。このインターバルトレーニングを繰り返していけば組織も強化できるかな?なんて・・・。2人から集団・組織と考えると、このインターバルを繰り返すときのタイミングをいつ、どこで、誰がどのように行うかは最も重要である。もし、疲弊しているときや息切れしているときのホイッスルのタイミングはとても大切で、誤ると重大なことになるかもしれない。体育会系の私は時々このような発想し、明日からどのタイミングでホイッスルを吹こうかな?なんて思い、秋の気配の夜につぶやいてみました。

2011年8月15日月曜日

サービスを考えました

先日、たわいのない雑談で、「ここら辺で一番盛っている病院はどこだい?」に即答のAさん。「決まっているじゃん、A動物病院だよ」これには皆大笑い。でも、遠からずあたっている。確かに人間とペットは異なるけど、病院で括れば、群を抜いて混雑している。実際、私の愛犬もA動物病院で、いつも駐車場に車が入りきらないほど混んでいる。なぜだろう?そこで考えました。まず、とにかく獣医さんもスタッフの方も皆優しい。言葉がけ、優しい笑顔、大事なペットへの慈しむまなざしと、診察する先生の触診。本当に安心し満足した表情で皆帰っています。人と犬を一緒にするな!なんて叱られそうですが、同じです。サービスは生産と消費の同時性と言われている。そして、無形で形に残らないものである。しかしながら、形に残らなくてもしっかりと‘こころ”に残るものである。心身ともに傷つき病んでいる人には、優しい言葉と真摯に向き合う医療者の態度はとても大切である。医療は不確実なものである、だから結果だけでなく過程(プロセス)も重要となる。だから患者さんと向き合うときは、誠実で真摯でなければならない。100%の実行は難しいけど目指さなければならない。夏ばて気味の愛犬を目の前にして、またA病院に行って、優しい手と優しいこころの診察学んでこようなんて思います。でも、一つだけお願いするならば電子カルテにはしないで下さい。画面と話す先生では寂しいですから・・・。

2011年8月8日月曜日

8・2の法則

先日の研修で学んだ組織の法則。『組織では、2割の有能な職員が8割の成果を上げ、残りの8割の職員が2割の成果を上げる』と言われているそうです。本当にそうなのか否か。では、成果を上げない職員はいないのか?2割の職員だけを大事にすればもっと成果を期待できるのか?きっと、自分は2割の職員であると認めて欲しい人が大半であると思う。でも良く考えると、もともと組織は複数の人びとが「共通の目的」とその目的に向かって「協働する意思」と、そのプロセスを支える「コミュニケーション」が必要といわれている。この複数の人びと同士コミュニケーションを良くとり、生き生きと仕事ができる働き甲斐のある職場環境を互いで整え、10割の職員が一丸となり、共通の目的に向かえれば、こんな幸せはない。でもなかなかうまくいかないのが現実である。研修では組織とは?を振り返る良い機会になった。ネガティブな発言こそ組織を浄化するチャンスはある。希望が潜んでいる。人びとは、「愚痴を言う権利もあるけれど、希望を語る義務もある」とも言われている。もっともっとネガティブな発言に心を寄せなければならない・・・。でも試練です。なぜなら、愚痴を言っている人と対面していると幸せが遠くに行ってしまうような錯覚になってしまうもの。愚痴から希望に替えるためにはどうしたらよいものか?日々努力です。

2011年7月31日日曜日

『個』育て

先週3日間研修に行ってきました。飽和状態になるくらい多くのことを学びました。その中でも特に印象深い講義の一部を紹介します。子どもを育てる「子育て」、社会や組織が育てる「個育て」。看護師は概ね3年で基礎が終了とされていたが、近頃5年で基礎終了、一人前?本当にそう思います。組織の中で育てる“人財”は、子育て同様、気力・体力・忍耐が必要。「個育て」の難しいこと。幾つになっても自分探ししている大人に、「目標を見つけることが目標?それじゃあ、達成感もないわ!」でも、一緒に目標を見つけようなんて言いません。人生の目標なんて自分のもので、決して私のものではないですもの。ましてや、夢や希望なんて人から与えられるものではないし、夢や希望は自分でつかむものだから。大人子どもを育てる毎日に、少し疲れ気味の私が思いました。愛情あれば、子育て同様「げんこつ」あげてもいいですか?いやいや暴力はいけない・・・。目標が見つからない方に一言。「うつむいて目標は見つかりませんよ。広い空でも仰いで、見つけてみなさいな」。本当に難しい個育て、人財育成。難しいけど楽しくて止められない。なぜなら、個育てすることが自分育てだからかな。

2011年7月25日月曜日

顔は自分のもの。貴方の表情は誰のもの?

最近の出来事。朝から不機嫌そうなオーラを出し『私に声かけないで、忙しいんだから・・・』とばかりにピリピリムードのベテランさん。そんな時、あまのじゃくの私はわざと声をかけ、不機嫌な理由を探すモードにスイッチング。そして、ひたすら観察、観察。そして、理由を発見!「特に、理由なし」。ではなぜ不機嫌そうに見えるの?そこで考えました。不機嫌そうな人は、男女問わず皆同じに見えてしまう。不幸せそうに見えてしまう。なぜなら、皆同じ表情している。そこで一言、「顔は自分のもの、でも、貴方の見せる表情は相手のものですよ」にこにこ笑顔でお願いします。貴方の笑顔で多くの人が救われます。多くの人が元気になれます。AKB48も好きですが、AKBでなく、私はAKY(あえて・空気・よまない)スキルを発揮し、不機嫌そうな人を探しては、心に声をかける。どうか貴方のきれいなメイクも素敵ですが、もっと笑顔が似合いますよ。ステキな表情で元気になりますよ!私も、そして貴方も!

2011年7月19日火曜日

あきらめないで頑張る!

なでしこJapanが優勝しました!久々に日本中が元気になれた嬉しいニュースです。少し前の事で若い人の「努力・根性・汗」はかっこ悪いとか・・・よく耳にしました。今回のなでしこJapanで学んだことは、「努力・根性・汗」をおしんではいけない。惜しみない努力をし、あきらめない根性をもち、汗をかき目標に突き進むことは、間違いなくかっこいいのです。かっこいいとか悪いとか別にして、あーだ、こーだ会議室ばかりで考えたところで、会議そのものからは、何の成果も生み出されない
必要なことは、「有言実行、無言実行」。ひたむきに、目標にむけ努力し実行することかもしれない。そして、目立つスーパースター選手もベンチにいる選手も皆全員、「名選手にあらず、良選手」だったと思う。看護の現場も、「名看護師にあらず、良看護師」に全員なれるよう「あきらめないで、頑張る」事が大切です。とにもかくにも、なでしこJapanおめでとう!

2011年7月9日土曜日

マイナス思考はリスクマネジメントになる

ドラッカーが好きで関連図書を読みました。そこで、考えました。プラス思考は組織において必要不可欠である。しかし、プラス思考だけでは「いけいけドンドン型」になってしまう。したがって、組織にはマイナス思考もある時は必要かも?プラス思考はチャンスを開き、拡大する。ピンチと思えることをプラス思考でチャンスに変えると、そのチャンスは独り占め!プラス思考から生まれるものはチャンス。マイナス思考から生まれるものはリスクマネジメント。一般的にプラス思考が優れているかというと、マイナス思考はプラス思考のブレーキになるかもしれない・・・。このアクセルとブレーキを上手に利かせることは大切。ドラッカーは言っています。「事業や仕事は、何をするかも大事だが、誰がするかはもっと大事だ」と。そこで、プラス思考の私は考えました。「仕事は、何をするかも大事だが、誰に任せるかも大事だ」そしてこの次はマイナス思考の是非あなたに任せたいな・・・なんて。

2011年7月4日月曜日

バランス維持は難しいです。

バランスは大切です。そして、全てにおいてバランスを維持していくことはとても難しい。栄養のバランスをとらなければ体調が崩れるし、真面目すぎても疲れるし、ふざけすぎても不愉快になるときがある。でもふと考えると、昔母が言っていた、「過ぎたるは及ばざるが如し」やりすぎることは足りないと同様に正しくないよ。ほどほどにしなさいと。今、あらためて考えると、昔の人はいいことを言ったものです。日々の仕事で満足できる日が少ない自分に言い聞かさなければならない。「前に進むことの大切さと同様に後ずさりしたり、足踏みすることも大切であること。時には、決心したことであっても、勇気ある撤退をしなければならないことも大切であること。」ほどほどに・・・そして、何事もバランスを大事にしていこう。本日、休日なのでゆるみっぱなし、でも明日は頑張ろう!なんて・・・節電で暗すぎる部屋の中で色々と考えても、いいアイデアが浮かばない。節電に熱くなりすぎかも。そこそこの明るさが必要です心身ともに。このそこそこを維持するバランス感覚が難しい。

2011年6月27日月曜日

良い距離感(間)

人は空間の中に生かされている。大事にすべき事は、良い距離感(間)だと思う。車なら適度な車間距離。近すぎると衝突するし、離れすぎると後続に迷惑がかかる。しかしながら、この距離間は重要だが、感に頼るところが大きい。人と人の関係も同様である。特に、医療現場では患者・家族に寄り添う看護を目指す・・・としたとき、医療従事者が患者・家族との間に適度の距離間を大事にしないと、独りよがりな看護になる。時々感じること、「寄り添いたいなら相手の気持ちを大事にして」「もう少し離れて、全体を見渡しなさい。離れて、見えるものがあるわよ」。相手を知りたいばかりに近づき、全てを知りたくて、多くの情報収集を行う。違うでしょ、相手を知りたければ良い距離をおいて、相手の心地良い空間を整えてから、アプローチすると良いかも。そして、この良い距離感はマニュアルには無いはずです。理由は、一人一人異なるからです。そして、諸先輩方は上手ですよ・・・なぜなら「臨床知」から来るから。マニュアルばかりにらめっこしていないで、ステーションを飛び出して!ベッドサイドでの先輩のケアスキルを盗みましょう。経験は大事です。良い距離感を身につけたい方は良い指導者をご紹介しましょう。それは、患者・家族の方々です・・・・私も良い距離感を身につけるために、せっせとベッドサイドに行かなければ。

2011年6月22日水曜日

事実を見極める

東レ経営研究所の佐々木社長が述べています。「何か仕事に取り掛かるときに重要なことは、事実をきちんと把握することです。事実の確認が不十分なら、すべての仕事がムダに終わってしまいます」本当にそう思います。私の好きでない言葉、「けっこう・・・・」「たぶん・・・・・と思います」けっこう大変、けっこう忙しい・・・ニワトリではないので、けっこうはもうけっこうです。ダジャレおやじみたいですね。また、篤姫のばーやが言っていました、「双方聞くまで沙汰はせず」「一方聞いて沙汰はしない」、本当に重要なことです。双方の言い分を確認し、事実を見極めることが大切。そして、さまざまな角度から冷静にその「事実」を検証しなければならない。事実をゆすってみると、たいていの場合、「事実」でないことが分かるものです。佐々木社長著の「部下を定時に帰す『仕事術』」を読むと本当にためになります。実行はかなり困難ですが・・・『fact fainding』がすべての前提ですね。

2011年6月20日月曜日

マネジメントの基本と原則

「基本と原則に反するものは、例外なく破綻する」・・・・・・P.Fドラッカー。この頃のブームは、「もしドラ」若い人たちも気軽にマネジメントを考えるきっかけとして最高である。ドラッカーの経験から、基本と原則は、状況に応じて適用するべきものであっても、断じて破棄してはならないものである。・・・と述べている。少し前に「ぶれる」トップリーダーが話題となった。国のトップリーダーがぶれた時は、国民は漂流してしまう。ぶれすぎて元に戻ればまだましかも。国民が夢や希望を見失い、どこに向かっていけばいいか分からないとき、トップリーダーが「自分で考えてください」と言ったときには、誰もついて行かないし、諦めるでしょう。私だったら・・・・。これが組織、集団でも同様かもしれない。集団がいま直面する課題は何か、問題は何か、行うべき意思決定は何か、そしてそれらの課題、問題、意思決定に適用すべき「基本と原則」は何かを徹底し、追求していく事が大事かな・・・。マネジメントを身近に考える今だからこそ、一人ひとりが真剣に「基本と原則」を考え実行していけば、素晴らしい拠り所となる気がします。話は変わりますが、ワーク・ライフ・バランスも人によっては、ご自身でワーク・ライフ・マネジメントを考えてもらいたいなーなんて。その方の、「基本と原則」は何か?です。今日は、難しかったかな・・・・・ブツブツ。

2011年6月13日月曜日

看護の眼(eye 愛)

先日での講演会でのお話し。看護の眼は何?と問われ、あれこれ考えました。答えは、「患者の眼でなければならない」でした。臨床では、日々の業務・看護に追われ、いつしか「病気に向き合う医療」ばかり。私たちが向き合うべきもの・・・それは、「いのちと向き合う医療」でなければならない。医療がいくら高度になっても、いのちが輝くとは限らない。看護の眼が相手の眼となり、こころとなり、病気を抱えながらもその人がその人らしく輝けるお手伝いをするのが看護かな。まだ、分からないけど。最近気に入った、フレーズがあります。「私たちは、まっすぐな愛と、少しばかりの勇気と、小さな誇りをもち、真っ直ぐに進むしかない・・・」困難なことがあっても、愛と勇気と誇りを胸に、少しずつ進める毎日になれるようファイトです。

2011年6月7日火曜日

激務は人生を幸せにする?

激務は人生を幸せにするか?この激務は、勤勉で一生懸命を意味するものであれば、人生は幸せである。そして、頭も・・・心も・・・体も・・・ いつも使っていないと機能しないものです。頭は使うほど明晰であり、心は使うほど潤い、体は使うほど強靱になる。(松下語録)。全く、その通りです。人の幸せなんてその人自身の考え方一つです。毎日、毎日人の不平や不満を聞いていると、その人自身が生きていて幸せなのかな?なんて感じるときがある。まさに、「幸せ」はどこにある?とすれば・・・幸せを目指して努力するより、努力することこそが幸せかもしれない。と感じる今日この頃です。

2011年6月3日金曜日

呪いの呪文をかける上司

時々見かける上司。まず口癖は、「忙しい」「大変」「人がいない」。そして、毎日この呪文をスタッフにかけるのです。見事にスタッフは呪文にかかり、自部署は「人がいなくて、大変な気の毒な部署なのだ」と信じ、今度はスタッフが呪文を唱えるようになる。そして、その部署は朝から晩まで「ドタバタ、バタバタ」やかましい部署となる。この、のろいの呪文を解く方法は、ただ一つ・・・・・
上司を変えることではなく、上司は、「あるべき姿を、自分の言葉で語ること」「理想や夢」を語り続けることだと思う。根気よく語り続け、文化と風土を創り上げることが大事かもしれない。人は、呪いの呪文にかかりやすい、そして解くためには根気がいる。上司の方、あなたの影響力は大きいです。スタッフに呪いの呪文はかけないで。どうか、「忙しい、忙しい」から「充実してたね」と言ってあげて下さいね。

2011年5月31日火曜日

言葉と言霊

先日、お芝居を観に行きました。
お芝居を観て、強く感動したので一言。
芝居の内容も素敵でしたが、それ以上に感動したのは
役者の台詞と台詞のあいだの、間(ま)の意味、意義に感動しました。
私たちは、用件を伝えるとき、相手に何かを伝えるとき、言葉に発し
伝えます。でも気がつくと独りよがりに伝えることが多くないですか?
もちろん相手に合わせ、相手の表情を見ながら伝えるでしょう。
でも、もっと効果的に伝えるためには、言葉と言葉をつなぐ間(ま)のとりかたで
言葉の意味や意義を強くできるかも・・・・役者の絶妙な間の取り方を
観て、感動しました。間(ま)は、観客に想像させ、次の台詞を期待させます。
言葉には心や思いが込められています。相手にどうしても分かってもらい時や、
自分の気持ちを伝えたいとき、絶妙な間(ま)の取り方は大事かもしれません。
言葉は、言霊。言葉には気持ちが込められていますもの・・・・・・。

2011年5月27日金曜日

今年も、看護学生さんの臨地実習が始まります

昨年から看護学生の臨地実習病院となり、学生指導を行っています。
学生さんの実習する姿を見るたびに、一生懸命っていいなーと感動します。
最近では、成果主義だの結果主義だの世の流れからすれば当然かもしれません。
でも、忘れてはいけないことは、一生懸命尽くした努力は必ず報われると信じています。
数日後に、一生懸命の学生さんが来ます。私は、学生さんが大好きです。なぜって、見返り
ばかりを期待せず、一生懸命に取り組む姿に感動できるから・・・・
そして、学生さんは、私の夢や未来や希望であるからです。
今年も学生実習が始まります。皆で楽しみながら、お互いに成長しましょうね。
学生さんも大好きだけど、生き生きと指導しているスタッフは私の誇りであり
指導中、輝いているあなたたちは、私の宝物かも。ファイト!!

2011年5月25日水曜日

モチベーションて何?

モチベーションが下がってやる気が起きない。度々聞かれる慣例句です。
そもそも、モチベーションを広辞苑で調べると、①動機を与えること。動機づけ。誘因。②物事を行う意欲。やる気。「-を高める」となっている。もともと、意欲・やる気は本人次第である。ともすると、上司から言われた・・・。他者から言われた・・・。だからやる気が出ない。など、つぶやきさんはいませんか?モチベーションを上げるのも、下げるのも、いつもいつも自分自身と考えます。モチベーションは他人のものではなく、自分のものです。だから、大事にしなきゃ!だから、朝からさわやかな挨拶、有り難うの一言は、もしかしたら自分自身のためかもしれません。しかし、継続することは難しいことかも。だから、頑張らなきゃね。明日も朝から「オハヨー」「有り難う」です。

2011年5月24日火曜日

仕事はタイトにスリムにスマートに!

インシデントの報告で、対策として「マニュアルの遵守」があがってきます。
マニュアルの遵守、チェックリストの作成など、対策としてもっともだと思います。
でも、考えると、チェックリストのチェックリストを作成しなければならない状況が生まれ
私たちは、何を追求し、何を目的とするのか見失うことも多々あるような・・・・・・
もっと、柔軟な発想や100%の濃縮ジュースのような、ギュットした考え方が欲しいと思うこの頃です。
仕事も、考えも、タイトにスリムにスマートに!できたらいいですね。さらに、「部長、そこにもう一つスタイリッシュに」と言われたときは、若い人の発想は素敵だな・・・と感動しました。
複雑なことを簡単に、難しいことを分かり易く、相手に伝えられるよう、日々努力と勉強です。

2011年5月20日金曜日

こころの声を聴くことは難しいですね。

こころの声を聴く為には、こころの耳を持たなければ、聴こえてきません。
こころの耳を澄まし、相手の沈黙の声を聴くには、まだまだ修行が足りない
自分がいます。
メールで会話していると、いつしかこころの声を聴くことが苦手になっていく自分がいます。
やはり、会話は顔を合わせ、眼をみて、誠実に向き合うことが大切ですね。
いつも、open heart open eye (愛) ですね。

2011年5月19日木曜日

本日から看護部長のブログ 「チャレンジメモリー」がスタートします。

 本日から看護部長のブログがスタートします。ブログのネーミングは「チャレンジメモリー」としました。
看護部長は孤独と思われがちですが、けして孤独でないです。なぜなら、今の自分は、多くの人に支えられ、共に喜び、共に悲しみ、泣き笑いの毎日です。
人は一人では生きられません。現在、多くの人に支えられている自分を、幸せと感じています。
このブログを通じて、看護部長の泣き笑いをお伝えし、多くの方が元気になれるメッセージを送りたいと思います。では、チャレンジメモリースタートします。