2012年6月4日月曜日

チーム医療

先日、「電子カルテ時代におけるPOS」をテーマに「日本POS医療学会大会」に参加した。聖路加看護大学で開催され、聖路加国際病院 理事長の日野原重明先生の会頭百寿記念大会でもあった。学会では、たくさんのことを学び、目から鱗状態だった。特に、「チーム医療」について考えさせられた。もともと「チーム医療」と言う言葉は日本ではじめて使用されたもので対応する英語がないそうです。仕方なくTeam Approachなどと呼ばれていたそうです。今日、チーム医療は、日本の医療の在り方を変えうるキーワードとして注目されているが、脈絡なく「チーム医療」に救いの手を求めているとシンポジストが語っていました。確かに医療現場の疲弊の解決策として、やたら「チーム医療、チーム医療の推進」というフレーズが耳につく。しかし、現場でのチーム医療には、医師がオーケストラの指揮者のような立場で指示を出し、他の職種はそれに従うという構造がある。この構造をフラットにするならば、『弦楽四重奏』のようになるべきと座長の中木先生がおっしゃっていました。美しい音色を出すために、一人ひとりが努力しなければならない。さすが、有名な先生が言うと説得力がある。難しい話はともかくも、日野原先生は100歳から人生また走り出しているそうです。びっくりと同時に、人間を超越し神にでもなってしまうかと思った!びっくりな2日間でした。