2013年12月23日月曜日

周知徹底

「周知徹底します」
この慣例句のような周知の意味
そんなとき考える。
周知とは広く知らしめることではない。
周知とは広く知らしめ、行動が徹底できること。
口先ばかりの「周知徹底」
まず、徹底できないと思ってしまう。
以前、粋な講師が言った言葉を思い出す。
「政治家」と書いて「うそつき」とふりがな書けば◎
私が思う「周知徹底」は「うそつき」と書いても◎です。
「周知します」を繰り返す人に限って、行動しませんと「オーラ満載」ですよ!

2013年12月16日月曜日

形式的な「連携体制」

最近、あちらこちらの病院で開設される
「地域連携室」
でも不思議な現象が起きている気がする。
ちょっとしたことでも、「地域連携室」を通す。
「地域連携室」を通すことが連携ではないはず。
相手の顔も浮かばない連携体制
「連携室」があるばかりに、距離感が増すことも多々。
ここら辺で仕切り直しが必要かもしれません。
「地域連携室」が連携をとるのでなく、
真の地域連携は何なのか!
地域連携室をつくれば、連携が進むなどというのは
本末転倒かもしれません。
「近隣の病院、施設とのカンファレンスや勉強会など
地域との地道な連携活動の積み重ねが重要である」と
熊本中央病院の岩永先生が述べています。
まったくその通りです。
真の地域連携とは何か?深いですね!

2013年12月10日火曜日

成長するために必要なこと

人の成長を妨げる者
「便利屋管理者」
なんでもかんでも「部下のため」と言いながら
部下の成長するあらゆる機会を奪ってしまう!
自律する機会を奪ってしまう!
馴れ合いだったり、友達感覚の上下関係
では、人が成長するために必要なこと
それは・・・・
何だろう!
成長するための「環境」
優秀な上司がいることは当然だが
それ以上に必要なことは
「居心地のよい、緊張感ある空間」である。
自身の成長を他人に任せるのでなく
時々緊張感ある空間に身を置くこと
そして、ピント背筋を伸ばし
明日に希望を持ち
自分を信じ
前を向いていくことかもしれない。


2013年12月2日月曜日

優秀の意味

優秀の意味は
「非常に優れていること」など多くの意味があります。
しかしながら、病院における優秀さとは?
私の考える「優秀な人」は
優しさに秀でた人である。
心も体も傷ついている多くの患者・家族にとって
優秀な専門職は、思いやり・優しさに秀でていなければならない。
優しさや思いやりに欠ける人は
優秀でないかもしれませんね。

2013年11月25日月曜日

たし算ナース、ひき算ナース

日々おこるインシデント!
インシデントの対策を真剣に考える
しかしながら、いつも思うことがある。
「実行可能な対策か?対策がリスク要因では?」
真剣に、一生懸命考えている。でも何か違う。この違和感!
結果、「物事には、たし算・ひき算」がある。
対策は、「たし算よりもひき算」であるべきだ。
なぜなら、物事はたし算で複雑にするよりも
ひき算でシンプルにする方が効果的な場合が多いと思う。
チェックリストのチェックリストを作るような対策より
チェックリストを止めるような対策はどうでしょう!
ものごとを確認の確認より
1回の確認ですむような対策を考えませんか?
確認しないような対策はどうでしょう!
スタッフの特性をみていると
「たし算」が好きなナース
「ひき算」が好きなナース
たし算ナースより、ひき算で考えられるナースになれるよう頑張りませんか!
結構大変ですよ。大切なものだけ残すひき算は!


2013年11月18日月曜日

動機づけ

やる気を高めるためには上司や他者からの動機づけは不可欠です。
しかしながら、動機づけは他者から与えられるものだけでなく、
「内発的な動機づけ=自分で自分を動機づけられる」
ことも必要です。
他者からの動機づけばかり期待し、
やる気が起こらない理由を他者のせいにする
スタッフへの動機づけは長続きしません。
スタッフ自身が自分を動機づけできる力を持てるよう支援すること
それが管理者かもしれません。
管理者は、「動機づけの内容」ばかりにとらわれず
「動機づけの過程」を重視することがとっても大切です。
そして重要なことは
モチベーションは他者のものでなく、自身のものです。
自分のモチベーションをあげるのは他人でなく
自分自身なのです。
やる気が起きない理由を他者の責任にしない
管理者自身が覚悟することです。
管理者自ら自律しませんか・・・・。

2013年11月11日月曜日

見せかけの管理者にならない!パートⅡ

続 見せかけの管理者にならない!
『権限委譲と丸投げは違う』
権限委譲で最悪なケースは、部下に
結果責任まで負わせ、すべて丸投げすることです。
結構身近にいますよね!
そんな「丸投げ上司」の口癖の一つに
「部下はちっとも考えない。行動しない」
「結果も報告してこない」
「部下に任せていますので・・・」
とまるで人ごとのように考える責任回避があります。
これでは部下はたまりません。
権限を委譲するときは
『上司は支援する責任』を持たなければなりません。
よくありがちな、過干渉は禁物ですが
報告・連絡・相談はいつでもできる支援体制
雰囲気づくり、気配り・目配り・心配りが大事です。
そして、人材育成を目指す権限委譲では
部下が安心して取り組める環境設定や後方支援も
管理者の責務であるのです。
権限委譲は人材育成になくてはならないものです。
丸投げにならない権限委譲は難しいですね!

2013年11月5日火曜日

見せかけ管理者にならない!(パートⅠ)

 最近つくづく感じる『便利屋師長(管理者)』の下では人は育たない
次世代を担うリーダーを育成するときに重要なことは、「待つこと、我慢すること」です。
「自分がやった方が早い」「失敗したら可哀想」「部下にとってよい上司でありたい」と、
部下が行動する機会、考える機会を奪い、自分で行動してしまう「プレイングマネジャー上司」
の下では部下は育たない。
看護師長(管理者)が現場を手伝い、部下から感謝され、満足している光景を見かけます。
部下が忙しいからと言って、気配りしているつもりになって、日常業務に手を出してしまう
看護師長(管理者)は勘違いの『便利屋管理者』です。
これは、部下から頼りにされているのでなく、管理者自らが、後進の育成という
管理者の社会的責務の妨げになっている場合があるからです。
手伝うことは、現場の考える力や行動力を弱めます。
「忙しさ」とは、人材育成の大切な教育資源です。
部下は、忙しい中で工夫します。そして、乗り越えるたびに成長するものです。
管理者はけして人気取りのように、いつも手を出し、忙しさを奪うことは、
部下の能力向上の妨げになり、最も困るのは現場スタッフです。
「よい師長(管理者)」が、結果として「どうでもよい師長さん」になってしまうのです。
怖いことですね。数年後、考えない部下がたくさんになってしまうのです。
そんな部署の後任になりたくないですね!


2013年10月28日月曜日

憧れのリーダーシップスタイル

日々何もない日はなく、バタバタしている空間に
身を置いていると、疲れるというよりは楽しくなってしまう。
つくづく組織や企業は「生きもの」だなー
なんて呑気に考えている自分にも感心してしまう。

バタバタしている毎日
憧れの管理スタイルをふと想う時がある。
大切にしている書籍の一文
「最も実践的なリーダーは大衆のヒーローではなかった。
高尚な理想を掲げた人でもなく、またそうなりたいと思っていた人でもなかった。
倫理的な使命観をもって周りを率いている人でもない。
真のリーダーとは、忍耐強くて慎重で、一歩一歩行動する人
犠牲を出さずに、自分の組織、周りの人々、自分自身にとって
正しいと思われることを、目立たずに実践している人だった。
このような人を『静かなリーダー』と呼ぶ。」
私の尊敬する方の管理スタイルは「この静かなリーダー」
そのものである。
憧れの先輩に今夜あたり電話してみようかななんて
思う秋の夜長です。


2013年10月21日月曜日

ユーモアーのセンス

秋は学会シーズン
先週は学会づくしで京都まで。
学会では、発表も楽しみだがそれ以上に楽しみな「基調講演」
期待以上の講演内容と、すてきな講師の先生に感激、感動。
講演内容はもちろんだが、それ以上に講師の先生のユーモアーセンスに感服
ユーモアーとは「人の心を和ませるようなおかしみ」
「上品で笑いをさそうしゃれ」など多くの解釈がある。
堅苦しいばかりの「講演」も大切であるが
多くの人の涙と感動を誘う講演にはコツがある。
人を引きつける講師のカリスマ性と
「上品でおしゃれな」語りだと思う。
久しぶりに泣いたり笑ったりの感動ある講演に出会い
ユーモアーのセンスは「その人の生き方のセンス」だななんて思いました。
とにかく秋は「食欲の秋」「学問の秋」ですね。

2013年10月14日月曜日

基本と原則に反するもの

P.F.ドラッカー
「基本と原則に反するものは?」
経験が私に教えたものは、第一に、マネジメントには
基本とすべきもの、原則とすべきものがあるということだった。
第二に・・・・・・・・
 そして第三に、もう一つの、しかもきわめて重要な「しかし」があった。
それは、いかに余儀なく見えようとも、またいかに風潮になっていようとも
『基本と原則に反するものは、例外なく時を経ず破綻するという事実だった。
基本と原則は、状況に応じて適用すべきものではあっても、
断じて破棄してはならないものである。・・・・・』
このドラッカーの言葉を繰り返すたびに
「自らの前にある機会と挑戦は何か、自らの拠り所、指針とすべき
基本と原則は何か」を考えるこの頃です。
皆さんにとっての「基本と原則」は何でしょうか?

2013年10月7日月曜日

医は仁術

医は仁術
誰でも知っているこの言葉。
この頃思う、「医は仁術か算術か?」
人のために、命を守るために、志を抱いてついた
地域医療を守る医療従事者たち
いつの間にか、医師不足・看護師不足をいいことに、
「言いたい放題、やりたい放題」のうんざり毎日。
しかしながら、先日受講したA医師からの一言
「患者に寄り添うために、患者のために」
久しぶりにときめいた医師からのことば
A医師に診てもらう患者さんは幸せだな!
一緒に働けるスタッフは幸せだな!なんて
ちょっぴり羨ましかった。
ぶれてはいけない、「医は仁術」
そして、「患者のために、家族のために、自分のやりがいのために何がベストか考えろ!」
なんて言い切ってしまうA医師の言葉にハッとした。
「毎日、毎日、小さなことばかり悩んでいた自分に」『誰が中心の医療か・・・』
やはり、「医は仁術で算術」ではないのです。
確信しました!



2013年9月30日月曜日

管理者の力

管理者とは、けして上司のことではありません
管理とは、「時間管理」「自己管理」「栄養管理」などなど
新人も管理者の一人です。
管理者の力とは
「先見性(予見性)」「統制力」「教養」「企画力「実行力」
先を見据えるちから、まとめる力、品格ある教養、実行可能な計画、実行力(有限実行)
と言われています。
職場環境を整えるのは上司だけの役割でなく
一人ひとりが管理者です。
心身ともに健康である自分をマネジメントすることが必要であり
あたかもメンタルヘルスは誰かが整えることでなく
自身のマネジメント力を磨くことにあります。
自身の「公」と「私」のバランスをとることが
W・L・B(ワークライフバランス)であるのです。
セルフマネジメントこそが自身の管理であり
管理の原理原則であるのかもしれません。
職場環境を整えるのは、自身の心がけが大事かもしれませんね。

2013年9月23日月曜日

専門職とは何??

専門職とは?
あたかも「資格」を持っている人・・・
なんて思う人は少なくない。
でも、この頃感じる専門職って何?
「この仕事は私たちの仕事ではない」「何でも屋じゃないんだから」
「何で私たちがやるの?」そんな言葉を聞くたびに
私にとって、「意味が分からない」
何で? やってはいけないの? 誰がやるの?
「何でも屋じゃいけないの?」
患者にとって「看護師は何でも屋でいいでしょう!頼まれてなんぼのもの」
でも、もしかしたら看護師がやるより安全の意味で他職種に任せる
そのコーディネーター役が看護師である。
患者にとってのアドボガシー(代弁者)的な役割でしょ、看護師は!
私にとって自慢の「当院の看護補助者チーム」
資格に関係なく、誇りを持って仕事をしている
「いつも、いつも私たちにできることは何?」を考え業務している姿をみて
「国家ライセンス」を持つ医療従事者!少しは見習うべき。
なぜなら、あなたにとって仕事って何?専門職って何?
資格より大事なもの
「生き方」「人生」「志」・・・・。
いつも、いつも私たちにできることは何?と考えることが大切
究極、そんなことを考えて行動する人が専門職でしょう。
「人間、小さくまとまっちゃ残念」「社会に貢献することが大事」
働くって、仕事って貴方にとって何でしょうか?


2013年9月16日月曜日

成長するためには!

部下や後輩に、「効果的な助言・上手にアドバイス」しなければ
と思う人は少なくないでしょう
でも此の頃思うことは、「上手にアドバイスできる助言力」
ではなく、苦言を呈する力「苦言力」が必要かもしれない
(苦言力)なんて言葉はありませんが・・・・。
相手の成長を期待したり、相手を思いやると
上手に苦言を呈してあげることが大事
苦言を避けてはいけないかもしれません。
そして相手ばかりでなく、自分にとって
幾つになっても、立場に関係なく
苦言を呈してくれる友達こそが財産です
自分の周りに本気で叱ってくれたり
苦言を呈してくれる人が多いほど、成長が期待できるかもしれません
「はだかの王様」状態だけは避けたいものですね!


2013年9月10日火曜日

理論なきもの

3日間名古屋に私用で滞在していたが
やはり、あらためて長野県は良いところです・・・
どっぷりとつかっていると見えるものも見えなくなる
何事もそうだが、離れると見えないものが見えてくる。
そんな気分になりました。
話は全く変わりますが、ある出来事を通して
先日の講義のこの言葉がピッタシだった。
とても大切な案件がたやすく進んでいく
なぜか考えました。自己満足に過ぎない発想は
組織自体を窮地に追いやる。
但し、今回は見守ることにしました
PDCAのPが疎かだと実践が上手くいかない
このことは身をもって体験するべきであって
自身の責任であることも体験しなければなりません。
そして、学んだクルトレビンの名言
「実践なき理論は空虚、理論なき実践は盲目である」
理論を持たずに浅い発想の下、重大な決断をするとき
多くの犠牲がつきものです。
ただし、その際の苦情は自身の責任であるものです
無邪気に組織の責任などと言い訳をしない
思い付きでは何事も上手くいきません。
自分自身の課題でもある人材育成の
難しさをしみじみと考える今日この頃です。

2013年9月2日月曜日

再発するインシデント

監査が無事終了し、とりあえず結果待ち・・・
早速、気になっていたことに取り組むこととする
1年以上も我慢していた、『再発するインシデント』
対策案を実行しているのか、いないのか?
再発するインシデント報告を聞くたびに
「インシデント報告をあげてくれて有難う」
なんて流暢なことは言ってられない。
どれだけ患者にとって不安全なケアが
日々提供されているか考えると
いよいよ再発をとめる方法を考え、実行し、評価・修正
するPDCAを確実に回さなければならない。
まず、部署の中で真剣にディスカッションし考えさせること
とにかく考えさせ、自分達で実践可能な対策を立案すること
そして、期間を決め実践・評価
管理者は、「ファシリテータ」でなく「後方支援」
スタッフの考える機会を奪ってはならない
なぜ再発するのか考えさせることが重要
真剣に考えるよう戦略的に関わることが
管理者の努めである
現場でベッドサイドに一番近い存在の
信頼している全てのスタッフに考えてもらうよう
仕向けること!
簡単なようで難しい
なぜなら忍耐が必要。でもスピードが要求される
下半期に向けて皆に知恵を絞ってもらいましょう!
不安全な文化から安全な文化を目指すために
頑張りましょう!

2013年8月27日火曜日

監査

昨日は本日の監査報告を呟きたくて
本日に呟きを延期しました。
監査は「記録の監査」ではありませんよ
法に則った「関東甲信越厚生局の適時調査」です。
興味津々の方がたくさん居ることでしょう!
しかし、監査の報告はともあれ
やはり想定内の弱点をつかれました。
想定内だったので驚きはしませんが・・・・
監査を受ける前に人材(人財)を計るツールとし
準備段階から観察していましたが
予測していた結果に自分でもびっくり!
日ごろの積み重ねを監査されるのですから
日ごろの仕事ぶりが結果として出ます。
結局のところ、日々原則通り仕事をする人は
慌てず、騒がず結果をだすものです。
大変だからローカルルールを作る人はやはり指摘されます
そして管理者たるものは「求められることに的確に答えること」
的外れな余計なことは言わないことが大切です。
そんな的中の管理者を育てるのが私自身の責務と
あらためて実感です。
しかし、期待していた人財が結果を出してくれて
幸せな一日でした。良い日でした。

2013年8月19日月曜日

ピンチがチャンス

毎日、毎日、暑い日が続き何事も「ダラダラ」しがち
そんな時の休日の過ごし方
「だらだら」超えて「グダグダ」
漢字で書くとこんな感じ「愚だ愚だ」
明日から切り替えて仕事モードに!
休みはあっという間に終わってしまう。
ここのところ、職場では次から次へと無理難題
何で自分ばかりと普通の人なら考えるでしょう
でも私はこんな風に考える
大方の人が体験できないことを体験できることは
凄い事だな・・・なんて思ってしまう。
ピンチはチャンス!ピンチのときこそ
力量が問われます。
難局を努力しスマートに乗り越える人に魅力を感じる
「静かなるリーダーシップ」
休日に観た「中国映画」の台詞が蘇る「人間(世間)万事塞翁が馬」
人間の吉凶・禍福は変転し、予測できない
「幸」と思えることが、後に「不幸」となることもあり
また、その逆もあるのです。
何事にもチャレンジすることを楽しむ気持ちが
大切ですね。
でも、暑い。

2013年8月12日月曜日

ナースコール

先日、大部屋のナースコールが故障した
夜勤帯だったが、スタッフの速やかな対応で
部屋移動が行われ、大事に至らなかった。
後日、業者からの点検報告は口頭のみの「異常なし」
納得いかない・・・。
院内担当者に頼んだ、「報告書をあげてください」
業者にとっての「ナースコール」はただの呼び鈴程度か?
ナースコールの発明者はFlorence Nightingaleです。
患者さんの呼び鈴の鳴らし方で誰が鳴らしているかがわかるくらい
人への関心を持っていたと言われています。
そして、「使命感を持たない看護師が、自分の受持ち患者の呼び鈴の音と別の患者のそれとを聞き分けられるようになることは絶対にないであろう」とも言われている。
そんな大事なものです。
私が思うナースコールはただの呼び鈴ではないです。
患者さんの「SOS]です。患者さんの悲鳴かも知れません。
病院で働く業者の方にお願いしなければならない
『病院設備は命に直結しているものが多く、徹底して関心を持って欲しい』
たかがナースコールされどナースコールなのです。
その意味を伝えるのも看護師の役割かもしれない


2013年8月5日月曜日

手間を惜しまないと?

先日、高校生の一日看護師体験がありました。
今年は例年より少人数でありましたが充実した
体験学習が出来ました。
既に看護師になりたいと決心している学生をみて
すごいな!と感心するばかり。
そんな学生を見ていて、嬉しいような・・・・。
複雑な気持ちだった。
「やりがいのある仕事ではあるが、憧れの仕事だろうか?
スタッフは、誇りをもってキラキラ輝いているだろうか?」頭を過った。
キラキラ星が輝く目力の学生をみてこう思った。
とにかく一日、いちにちを大切に!
『手間を惜しまず心を惜しまないと今日が輝く』
看護は心を惜しまない仕事である。
とにかく真っすぐな学生を見て、大変大変というスタッフ
の存在は如何なものか。
心を惜しまない毎日にしたいものです。

2013年7月29日月曜日

管理者になるということ

数日前,県外で看護管理者に講義する機会を
頂き、3時間喋ってきました。
受講者の方のまとめレポートを
拝見させていただき、この言葉が印象深かったんだ!
あらためて、今後も語っていこうと思いました。

管理者の公式化
①権限+能力-行動=無力な管理者
②権限+行動-能力=無能な管理者
③行動+能力-権限=不当な管理者
④権限+能力+行動=力のある管理者
このパワーの3要素(権限・能力・行動)を
認識し管理者は覚悟を持つこと。(看護管理者学習テキスト 第1巻)

この公式を語るたびに、自分はどうだろうと振り返る。
現場では、「言った言わない」のレベルの会話に付き合い
疲れる毎日です。

そんな時、尊敬するかたの言葉を思い出す。
「出された椅子には座りなさい」
それが管理者だから・・・。それが覚悟だから。

覚悟が足りない自分に反省、反省。


2013年7月22日月曜日

真のヒーロー

真のヒーロー
リーダーシップを語るとき大好きな書籍がある。
「静かなリーダーシップ:ジョゼフ・L・バダラッコ」
声高に色々語るヒーロー。
リーダーシップは、あたかも人に影響ある人と語る人が多い。
でも、この静かなリーダーシップを読むと
「現実主義者」である静かなリーダーシップが重要であると考える。
特に、集合研修で「リーダーシップ研修」の企画書を見るたびに
リーダーシップを語ることより、静かなるリーダーシップを
学ぶ必要を感じる。
なぜなら、最も実践的なリーダーは大衆のヒーローではない。
真のヒーローは
忍耐強く慎重で、一歩一歩行動する人
犠牲を出さずに、自分の組織、周りの人々、自分にとって
正しいと思われることを、目立たずに実践する人だから。
だからこそ、静かに粛々と物事を運ぶ人に
魅力を感じる。
そして、自分もなりたいと思う。
多くを語らない人に魅力を感じる
「静かなるリーダーシップ」
多くを語る前にまず実践力かもしれません。
反省の毎日です。

2013年7月15日月曜日

寄り添う気持ち

患者に寄り添い、患者の気持ちになりケアしたい
この「患者に寄り添い」の意味。
時々感じる、独りよがりの自己満足なケア
例えば、良かれと思って、たくさんの情報を患者に与える
ただし、自己満足に過ぎないことも多い。
痛みを抑えて看護師の説明を聞こうとする
その姿をみて、看護師は何を感じ、誰のための説明か??
「患者に寄り添い」の言葉を考える前に
今行っているケアが
患者のためになっているか?
害になっていないだろうか?
考えてケアすることが大切である
いつも、いつも「ケアの質と量を考えて提供すること」
独りよがりの「患者に寄り添う」の言葉を
今一度振り返ることが必要と感じる此の頃です。
一生懸命は大切ですが、
独りよがりではまずいかも知れません。


2013年7月8日月曜日

思いやりの押し売り

思いやりは、相手を思いやる気持ち
しかしながら、その気持ちは相手にとって
どうなのかは関係ない。
だから時々思いやりの押し売りは
『相手を苦しめる』だけかも知れない。
と思う場面に遭遇する。
そんな時、うわべだけの思いやりは
人材育成では、「自律の妨げ」になるときも
少なくない。
思いやる気持ちは、同情と異なる
「50過ぎると自分の顔になるよ」と
先輩に言われた。
確かに!50過ぎて、他人に可哀想、可哀想と
連呼している人の顔を見ると、思いやりと言うより
やさしい自分に酔っている。
梅雨明けで、ビールに酔っているのはいつもの私で
「思いやりの押し売りに自分で酔っている人」
をみて、酔いがさめる気分になるのも
私自身である。

2013年7月1日月曜日

夢を語る

先日、ボーっとテレビを見ていたら
ある一流選手が言っていました。
「私は夢を語っていません、目標を語っています。だから、絶対かなえます。夢ではないですから」
そんな毅然とした言い方が実にかっこよかった。
まだ、10代の若者だった。
若い人達をまとめて「夢が無い」と言う評論家は間違いだ。
夢=目標=実行です。

此の頃感動した、夢についての名言

「夢なき者に理想なし、
理想なき者に計画なし、
計画なき者に実行なし、
実行なき者に成功なし。
故に、夢なき者に成功なし。」吉田松陰

夢を語れない人は、成功なし。
そして、行動しない人は夢を実現できない。
夢は憧れの理想でなく、、実現するものであり、厳しいものかも知れませんね。




2013年6月24日月曜日

遅れて、休んで、働かない!

昔から公務員は「遅れず、休まず、働かず」と言われていた。
しかしながら、現代は、「遅れて、休んで、働かない」人も多くなってきていると
同僚と愚痴話し

そして、現代人の一言、「組織は個人を大切にしない、守ってくれない」
そんな言葉を聴くたびに「貴方は組織に何を貢献しているか?」
厳しいことを言うつもりはないですが、組織に貢献する対価として給与が
保障されているのに・・・・・。
都合の悪いことは全て組織の責任かな・・・。
看護師は、辞めても次があると思う気持ちは
民間にはありえないし「患者・家族に失礼」である。

「量は質をカバーできない。質は量をカバーできる」
やる気があり、年齢に関係なく管理者の資質を持つ人と
働けたら、この上ない幸せである。
看護部長達が集まると、こんな愚痴話しが多い此の頃

自施設に帰ると、やる気がある同僚に囲まれている
自分は「幸せかもしれない」
WLB推進はスタッフだけでなく、管理者自身の
WLBを保障するのが、私自身の責務かもしれませんね!




2013年6月17日月曜日

フットワーク・ヘッドワーク・ハートワーク

仕事は実践(フットワーク)と思考(ヘッドワーク)と愛情(ハートワーク)の
三位一体のダイナミックな活動である。
そして、実践・思考・愛情のバランスをとりながらの活動が仕事であり、看護であるなら

実践の要は・・・・
『常に観察、そして人に関心を持つこと』であると
松村先生は述べられている。

Florence Nightingaleは「看護は、生きた身体と生きた心、つまり身体と心とが一体となって表現された感情に働きかけること」としている。
そして、「生きることを、常に考え、そして実践することが看護」としている。

自分ばかりに関心を寄せ、承認欲求の高い人が多い此の頃。
とりあえず、他人に関心を持ち、愛情を持って、考え、実践することが「看護」であり
仕事かも知れません。

2013年6月10日月曜日

傾聴するとき

聞く、聴く、訊く・・・。
『きく』には色々と意味がある。

こころを傾けて「きく」時には、傾聴。
この「傾聴」は自己満足的なものでなく
相手にとって意味ある「傾聴」であるべきだと思います。

ハリル・ジフラン(アメリカの作家)
傾聴するとき
相手の本音は、自分に打ち明けたところでなく
打ち明けられなかったところにある。
だから、もし相手を理解しようと思うなら
相手が言ったことではなく
言わなかったことに耳を傾けなさい。

この言葉を思い出すたびに
「相手の声なき声に心を傾けて
こころを研ぎ澄まさなければならない」

うわべだけの、言葉に惑わされぬよう
しっかりと「こころを傾けること」
「驕らないこと」
が重要と思う今日この頃です。



2013年6月3日月曜日

塵も積もれば

塵も積もれば、山となる。
小さなことも、つもり積もれば広大となる
だから、小さなことも大切に
疎かにしてはいけない。
自分流解釈だとこうなります。

しかしながら、自身の立ち位置や課題によって
意味合いが変わる気がします。

物事を決断するとき
「岩永語録」のこんな言葉を思い出します。

「ちりが積もって山になった例があるか?せいぜいゴミの山だ!」
特に、マネジメントする方は、ものごとを大局的に考え
細かい「ちりばかりを集めること」でなく、「山をつくること」ことかもしれません。
そして
山を造るときは、小さなことも気にしながら、「何を集めるか」が大切では。
「何」は、人それぞれ異なるでしょうが、誰もが集めたいのは
志のある「human resource」に違いないのではないでしょうか。




2013年5月27日月曜日

取るに足らないこと

此の頃、仕事のことより、職員の「私」の部分に関わることが多い。
以前にはない相談内容。
仕事以外の私的な相談
管理者はどこまで責任を持つべきか?
職場にとっては「取るに足りないこと」
しかしながら、個人にとっては大きな問題。
そこで考えました。
以前から皆には伝えていました。
「プライベート充実しなければ、いい仕事は出来ない」
仕事を理由に、家庭、妻、親の役割を放棄しては
良い仕事が出来るはずがない。
何かを犠牲にし、あたかも仕事を理由にして
上手くいかないことの言い訳にしてはいけない。
特に、幼子の母は!
WLBを推進するとき、ママさんたちの
大変な理由が「仕事」だったら
子どもが可愛そうである。
何故なら、子どもは親の背中をみているから。
上手くいかない理由を、子どもや他人のせいにすべきでない。
全て「自分の責任」であると思う。
「私」は取るに足らないことでなく
「公」も「私」も大事なこと。
全てバランスが大切と思う今日この頃です。

2013年5月20日月曜日

深刻

日々深刻な出来事に翻弄され、
自身の役割が何なのか?何が出来るのか?
迷いの中にあるとき、ある名言集の一言。

深刻になりすぎると、
見えるものも
見えなくなってしまいます。

そんなときは考えるのを止め、
心が落ち着くのを待ちましょう。

そうすると、
見えなかったものが
ちゃんと見えてきます。

なるほど、なるほど。
今の自分を外から見なくちゃ。けして幽体離脱ではありませんよ。
どっぷり、自分に浸ってしまい、判断に迷いが生じたときは
考えるのを止め、心身ともにフリーズ。
解凍するのを待ちましょうかね。急速解凍でなく、自然解凍かな!!!


2013年5月6日月曜日

自己決定

井部先生の「看護のアジェンダ」を読ませていただき
感動し、共感した一言。
日本の社会を不健全にしているのは、『相手を慮る(おもんばかる)という大儀名分を掲げた「他己決定」の慣習』である。この一言に共感。
此の頃の気くばりは、自己満足的な気くばりが真に多い。
自分がいい人になりたがり、自己決定の妨げになっているケースを見かける。
傾聴している気分で、自己決定の機会を奪っている。
傾聴は優しく聴き、いい人気分ではならない。
厳しい選択を迫られている本人に自己決定できるよう支援をすること。
それが、真の傾聴であると思う。
特に聴く立場を求められる方は、専門的なスキルを持ち
自己決定できるよう支援することが重要ではないだろうか?
井部先生の言葉から「明日からは、他人をもっと放っておいてはいかがか。相手のためにも、そして世の中のためにも」
生きていくためには、本人の自己決定できるチャンスを『優しさ』として他人が奪うことは大きな罪になる。
他己決定より自己決定できる人を育てることは真に難しい今日この頃です。

2013年4月29日月曜日

教育は共育

1ヶ月間の新卒新人集合研修を終え、いざ現場へ!
講師を担った方々に感謝すると共に、新人さん以上に
成長できた先輩講師を見て、「教育はまさに共育」
指導することで、一回りも二回りも共に成長している。
以前に学んだ、こんな言葉が想い出された。
「手間を惜しまず、心を惜しまなければ、今日が輝く」
教育を受ける側、教育・指導する側も、いつもいつも
心を惜しまなければ、互いにハッピー。
そして、自分自身が輝けると信じている私です。


2013年4月17日水曜日

正論

本日、自分が感じたある出来事。
正論でごもっとな発言。でも空気をよんでください
皆が感じている白けた雰囲気を!
なぜか考えましょう。
正論は分かりますが貴方の伝え方が多くの人を傷つけていることを
医療者は疾患と向き合うのでなく、命と向き合っているのです。
何でも言っていいはずが無い。
テーブルをひっくり返したい感情を抑えている私はまだまだです。
でもチーム医療は日本独自だそうです。
やはりチームアプローチが正しいと思います。
日野原先生の言葉が身にしみて感じる今日でした。
正論を語るときは正論の語り方に注意しなければならない。
本当に多くのことを学べる私は幸せです。


2013年4月15日月曜日

事件は現場で起きている

新入職者の研修が終わり、そろそろ現場へ
新卒の方はあと2週間みっちり集合研修。教える方もファイト。教育は共育ですから
研修では、知識・技術の確認はもとより、病院駐車場のゴミ拾いまで。
研修を企画・運営する方々に本当に感謝、感謝。
そこで、研修を終え現場に向かう方々に
映画「踊る大捜査線」のファンで、現場第一の私から一言。
大好きな名せりふ
「事件は会議室で起きているんじゃない、現場で起きているんだ」織田祐二演じる青島刑事
故いかりや長介演じる「和久刑事」の一言
「おめえの信念貫いて、人の希望になってやれ・・・なんてな」
研修室で学ぶことは大切なことです。ただし、現場で起きる出来事は
教科書に無いことばかり。
現場で起きる一つひとつを大事に積み上げてください。
そして、初心を忘れず、ただひたすらに看護と向き合ってください
私達には優しい手、優しく見つめる目をもって、出来ることからただひたすらに!

踊る大捜査線から学ぶことは多かったです。
本当に残念です、終わってしまうのは。寂しい限りです。



2013年4月8日月曜日

接遇力

新年度がスタートし、新入職者のオリエンテーションが始まりました。
緊張している新人さんを見て、馴れ合いでない心地よさを感じます。
新人研修には欠かせない、接遇研修。
そもそも、接遇の意味を今一度考える。以前学んだ、接遇研修を思い出しながら。
接遇の「遇」は「おもてなし」「もてなす」だそうです。
だから、表面的な優しい言葉、優しい態度より大切なことは
相手を心からもてなす気持ちではないでしょうか。
相手を慈しみ、相手を思いやる気持ちが自然と言葉や行動となる。
「おはようございます」「お疲れ様です」。あたり前だが、本当に大切です。
表面的な笑顔や、気持ちが伝わってこない挨拶は感じの悪いものです。
接遇は難しいことではありません。
相手を思い、相手を思いやる気持ちこそが「接遇」ではないでしょうか。
新人さんの学ぶ接遇研修はベテランさんこそ学ぶべきものかもしれませんね。
「接遇」の「遇」は偶然でなく「もてなす」です。
先輩はお手本をみせ、新人さんをもてなす気持ちを忘れずに。
接遇力を発揮しましょうね。

2013年4月1日月曜日

新年度スタート

平成25年度がスタートしました。
当院は日・月が休みのため、明日から新年度です。
わくわくしているのは私だけでしょうか!
新入職者の方は、期待と不安でドキドキでしょうね。
このワクワク感とドキドキ感は良いものです。

先日、突然の質問に答えられませんでした。
その質問とは「自分にとって仕事って何?」
答えられるようで答えられない。

今年度はこの「仕事とは?」を考えながら
仕事に向き合って行きたい。
そして、小さなことに捉われず「原点回帰・初心に戻る」
仕事の質にこだわりたいかな。
「量は質をカバーできない。しかし、質は量をカバーできる」
新人の皆さん。どうぞ夢や希望をもち、未来を信じてファイトです。

2013年3月25日月曜日

新年度に向けて

年度末は何となく気ぜわしい。
退職者に別れを告げ、新入職者を迎える準備。
1年間を振り返っても、毎日、毎日、変化ある日で平和な日は無いものです。
まさに「事件は現場で起きている」
平成24年度は、過去に経験のない案件の対応におわれ、本当に充実していました。
そして、意思決定の重要さも十分に考えさせられた一年だった。
「人は変わらない、だから自分が変わらなければならない」と聞く機会があった。
しかし、意思決定をする立場の人には、こんな考え方もありです。
「今さら自らを変えようとしてはならない。うまくいくわけがない。それよりも、自ら得意とする仕事の仕方を向上させていくべきである。不得意な仕方で仕事をおこなおうとしてはならない」ドラッカー。
一人ひとりの強み、長所を伸ばし、自分らしくのびのびと。
そして、自信をもって迅速に意思決定できる、後進の育成を目指して、また一年が始まります。





2013年3月11日月曜日

成果を上げる

P.F.ドラッカーの言葉で「成果をあげるためには、貢献に焦点を合わせなければならない」としています。
目先のことばかり、手元の仕事から顔をあげ、先にある目標に目を向けなければならない。
年度末で出来なかったことばかりに捉われがちこの時期
「どのような貢献ができるか」を自問してみると、自らの仕事の可能性が追求できる。
そう考えると、成果・成果と結果ばかり気にしていることが、「ちっさ」なのです。
膨大な貢献の可能性からすれば、あまりに小さなものであることがわかる。
そして、ドラッカー曰く「どのような貢献ができるか」を自問しなければ、目標を低く設定してしまうばかりでなく、間違った目標を設定する。
何よりも、自ら行うべき貢献を狭く設定する。
看護部として
看護は誰に貢献するのか、命と向き合うことはどういうことなのか
見つめなおす良いときかもしれません。
手元ばかりを気にしていた自分にも
何か見えたような気がします。この時期、呑気すぎる自分にびっくり!

2013年3月4日月曜日

7つの仕事力

明日、某看護学校の卒業式です。
個人的に看護学生は大好きです。
なぜなら、私達の夢や希望、未来を感じるからです。
4月からは看護師として活躍されることでしょう。
そこで、以前学んだ「7つの仕事力」を贈ります。
7つの仕事力とは
①時間観念(時間も投資)
②予測力(予見力・状況判断能力)
③俯瞰視(視野狭搾にならず、他人への配慮)
④ミッションを常に意識する力
⑤ビジョン(将来構想・展望)を語れる力
⑥パッション(情熱)他人へのプラスの影響力
⑦臨機応変・状況判断能力(予測力による行動力)
自身も全部身についてはいませんが。
とりあえず、時間観念が新人さんには大事かも知れません。
あせることなく、のびのび良い緊張感の中で働かれることを期待します。
努力する貴方は素敵です。未来に幸多かれ。

2013年2月25日月曜日

方針って何?

方針とは、「これから進むべき方向、目指す方向などなど」
最近良く聞く言葉。「方針が何なのか分からない」「方針が明確になっていないから、どう動けばいいか分からない」「方針が見えない」
ちょっと悲しい。
方針は誰のため?そして、何のためにあるものなのか?
あるブログで学びました。自分で考えて行動する「自律型人材(自律型人財)が育つ組織でなければ未来はないのです。
「ああしてくれない、こうしてくれない」と『くれない族』はねだることばかり。
病院にとっての方針は明確なはず。他者に与えて貰う前に、自分で考えることが大事かも。
一日、一日は不満を抱いても一日。夢を抱いて過ごしながら大事に過ごしても一日。
同じ一日なら、楽しく過ごしたいものです。
方針がないのが方針なら、方針を造るまでです。
何故なら、言われなくても医療職は使命を自覚しているから。
自律型人財育成を目指す組織は成長が期待できる。
そこには、浪漫があると長続きするかも知れません。
あまり方針・方針がないと聞くとちょっと悲しいですね。方針を求める前に、自律してみましょうかね!




2013年2月18日月曜日

顔は自分もの、表情はだれのもの?

インフルエンザが流行るこの季節。受付、外来、多くのスタッフがマスク顔。
全員が全員マスク。
勿論、感染防止対策の一つで、咳エチケットのための「マスク」装着。
でも、何か違和感を感じる。
何故なら、『顔は自分のもの、表情は相手のもの』と思っている私にとって
「おはようございます」の前に、出社したらまずマスク。
なんだかな。
元気なのか、元気でないのか、ちっとも分からない。
習慣だとは思うけど、ニコニコ笑顔だって治療のひとつなのに。残念、残念。
朝の爽やかな挨拶と、優しい笑顔。それだけで救われる人は大勢居るはず。
病院だから「いつでも、どこでも、マスク顔」でいいはずが無い。
病院だって、TPOなのですから。
マスクの下の優しい表情は、誰のものなのか。
やはり、貴方のみせる優しい笑顔は相手のものかもしれませんね。

2013年2月11日月曜日

「気」

諸葛孔明が好きで「風水」に興味を持ち、少しだけ「風水」を学びました。
最もお遊び程度の学びです。
但し侮れないのが「風水」です。風水では目に見えない「気」を大事にします。
面接をする機会が多い方は、この目に見えない「気」を意識すると良いかも。
力尽きている人の面接で「頑張れ、頑張れ」と気合を入れても当然無理です。
瞬間、瞬間に感じた雰囲気を、単なる「気のせい」とやり過ごすのでなく
相手の「気」を捉えながら、「励ましたり、叱ったり」。
言いにくいことも、相手を大切に思うなら「勇気」を持ち言わなければならないときもあります。
そして、「本気」をもって正さなければならない時もあります。
いずれにせよ「気」はつきものです。
相手を「やる気」にさせるためには、「本気」で「根気」が要りますね。
「気」とは見えないだけに、『やっかい、やっかい』
くだらないことに、やたら興味をもち楽しんでいる私は「呑気、気楽」そのもの。
明日から、また次年度の計画を立てなければ。
「本気モード」になりますか・・・と言いながら、風水学の本ばかり。


2013年2月4日月曜日

人事

人事と書いて「ひとごと」とも読めます。
但し、人事はけして他人事ではありません。
2012年度もあと少し。
次年度に向けての人事異動。人材は人財。
その人らしく、持っている力を余すことなく発揮できるよう
新しい部署での活躍を期待し異動依頼。
「適材適所の配置をして欲しい」と、この時期賑やかな外野の声。
春に出てくる土筆やふきのとうは可愛いが・・・。
可愛くない、この時期の外野の声。
人事異動は思いつきではないのです。
3年から5年先まで大方決まっています。だって、組織にとって
大事な大事な人材は財産ですから。宝物ですからね。大切です。
適材適所なんて最初から分かっていたら
苦労しません。
相手の可能性を信じて任せる。
人事は可能性。そして、夢や希望かもしれませんね。



2013年1月28日月曜日

叱ると褒める パート2

前回呟いた「叱ると褒めるのコツ」の「叱る」について。
 権限を委譲し、実践を通して部下(後輩)の成長を
促進させる上司(先輩)の行動は「叱る」と「褒める」です。
努力しているときは、こころから認めて褒め、努力が足りないときは
こころを込めて叱ることが大切だと思います。
今回は「叱る」のコツを。(自分自身の体験)根拠は無いかも!

叱るときは褒める以上に周りの影響を考えましょう。
まず叱るときは「場所、時間、相手のメンツなど」考慮しなければなりません。
1.人前で叱らない。(叱る内容によって意図的に人前で叱ります)
2.朝は叱らない。(重要なことは別)
3.感情的に叱らない。本人が考えられるよう心を込めて叱る。
4.モチベーションを上げる叱り方。次の行動が起こせるように支援する

叱ることは、褒める以上にエネルギーが必要です。
 上司は叱ることは避けてはいけません。
「部下に嫌われたくないから、良い上司と思われたい」
と言う気持ちから、部下の間違った行動を叱らないことは
成長の妨げであり、上司としての職務怠慢なのです。
怖いことに「うちの上司は何でもやってくれる、優しい上司」
といっている部下が多い部署は、数年後恐ろしいことに!
成長がストップしているかも。気がついたら後輩に追い越され
支援が無ければ何も出来ない人になっているかも知れません。
一時の表面的な優しさより、真剣に叱ってくれる人を
もつ人は「とっても幸せかも」しれませんね。

2013年1月21日月曜日

叱ると褒めるのコツ

成長を促進させる上司(先輩)の行動は、「叱る」と「褒める」です。
努力しているときは、こころから認めて褒め、努力が足りないときはこころを込めて叱ることが大切です。
管理者の「叱る」と「褒める」は部下へのプラスのストロークだと思います。
ただし、「叱り方、褒め方」にはコツがあります。
今回は褒め方の3原則をお伝えします。
褒め方の3原則は、「すぐ褒める、短く褒める、人前で褒める」と言われています。
人前で褒めることはちょっと恥ずかしいかも知れません。
でも、恥ずかしがらずに、短く簡潔に感動を伝える努力は必要です。
そうは言っても、「思いを口に出す」こんな簡単なことがなかなかできません。
さりげなく「褒める」。こころを込めて「褒める」。
「媚びる」と異なる「褒める」は人を育てる大事な行動。
この「こころを込めて褒める」は相手を大切に思う行動です。
媚びるは、自分を大切に思う行動かもしれませんね。
どちらも大切だからややこしい・・・・。
次回は、褒める以上に難しい「叱る」のコツをお伝えします。

2013年1月15日火曜日

表情は誰のもの?

最近であった出来事。
いつもいつもニコニコしていて癒される人が居る。
なぜだろうと考える。考えると、自身がニコニコしている姿に
憧れていることが多い。
困難な出来事が続くとき、イライラする時
どうしても会いたくなる人が居る。
ただ傍に居て貰うだけでほっとする。
一緒に悩んで解決するのでなく、ただ居るだけで落ち着く。
患者さんにとって、癒される看護師が居るんだろうな。
なんて考えながら、新人オリエンテーションで話す
こんな言葉を思い出す。
「貴方の顔は自分のもの。貴方の表情は相手のもの」です。
だからこそ、嫌な事があっても相手に不快な思いをさせない
努力が必要。
美しくても、もしいつも不満顔の方が居たら・・・・。残念なことです。
自分が辛くても、本当に辛い人の前では、マスクをかけてごまかざす
プロになって貰いたいな・・・なんて。




2013年1月7日月曜日

外柔内剛

最近、出会った方の印象が「外柔内剛」。
この言葉がピッタシだった。
たいがいの方は、「外剛内柔」になりがち。
「外柔内剛」とは、外見は優しそうだが、心の中は何事にも左右されない強い意思を
もっていること。
まさに、ぴったり。
基軸がぶれない人は、いつも騒がない。堂々として、いたって普通。
大きな決断するときは、「外柔内剛」の方に近づきたくなる。
そして、判断に迷うときは、「外剛内柔」の方とは距離を置かなければならない。
判断が鈍る。
次年度に向けて「人事」を構築するとき、人事を人事(ひとごと)に考えている
人の発言に惑わされることなく、粛々と進めたいものです。
それにしても、次年度に向けて、何人の人が計画立てているか?気になるところです。
平成25年度丸は、誰を乗せて、どこに向かうべきでしょうか?
いやはや。占いで決めたら楽なのに(不真面目すぎるかな!)
宝くじも当たらなかったから無理かな・・・・。真面目に考えよー。


2013年1月1日火曜日

謹賀新年

明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。
2013年もスタートしました。今年も、つたない呟きにおつき合い頂き有難うございます。
昨年の年末にさまざまな出来事が起き「事件は現場で起きる」とつくづく感じました。自分が何を行うべきか?
空回りする解決策にふと思いました。ドラッカーを読み直そう。
そこで読み直しました。「はじめて読むドラッカー 自己実現編」
読んでいくうちに思い出しました。p151。“真に例外的な問題を除き、あらゆる問題が基本の理解に基づいた解決策を必要とする。・・・中略、間違いは、一般的な状況を特殊な問題の連続としてみることである。
一般的な状況としての理解を欠き、したがって解決についての原則を欠くために、現場対応的に処理することである。結果は、常に失敗と不毛である”
いつも、「点で物事を考えない、線にして、そして、面で捉え考えること」の原則を忘れていました。
 今年は以前に読んだドラッカーを読み直すことにします。
そして、じっくり考え、バタバタせず、物事の本質を見極められるよう精進したいものです。
楽しい1年になることを願いながら。今年も宜しくお願いいたします。