2015年3月9日月曜日

生き切る!

長い間、同じ環境にいると
常識と、非常識の感性が鈍くなる。
組織にいると、組織の常識が社会の常識と勘違いする。
何事も、今に満足すると鈍感力が身についてしまう。
先日、院外講師を招いての「倫理研修」
目から鱗(うろこ)でした。
ターミナル状態の人を「死にゆく人」と捉えず
「人生を生き切ろうとしている人」と理解する。
ターミナルケアは、その人が人として生き切るための支援である。
その人が最後まで何を大切に、何をしたいと思っているかの実現を。
人生の最期に関わる、医療職介護職に、その人は「人生の全てを
私たちに託している」意識を持つこと。
ターミナルケアは「死と向き合う」のではなく
「生と向き合う」。
水も流れていないと濁るように
感性も研ぎ澄まさないと、濁ってきてしまうと痛感しました。
「人生を生き切る」とは、何でしょう?