2017年11月20日月曜日

正論づくし

この頃、読んだ本に「正論は人を傷つける」なんて書いてありました。
正論は正しいので間違っていません。但し、使い方を誤ると人を傷つける道具にもなります。
正論ばかりの正論づくしは「蟹づくし」「松茸づくし」と違ってうれしくありません。
なぜなら、正論は強く、反論できません。当たり前ですが正しいです。
でも、でも、相手に合わせること(媚びるとは違いますが)、タイミングを考えることは
大切と考えます。
言っている内容は正しいです。でも、今言うこと?なんて思うことも多々。
相手を押さえつけるような言い方の正論はただの攻撃とも言われています。
そして何よりも相手を慮る気持での対話を考えると、言い方を考えることも大切かも。
そして、何よりも大切なことは「相手をやり込めること」ではなく、反論できる緩みも大切。
言葉は言霊です。時として「救いの言葉」にもなれば「凶器」にもなるのが言葉です。
正論は間違っていませんが、大事にしたいことは「思いやり」と「誰が正しいのかより、何が正しいのか」を相手にあわせながら伝えることも重要です。
自分自身も気をつけようーと。
とにかく今は「正論づくし」より「蟹づくし」
蟹でも食べに行きましょう!

2017年11月13日月曜日

なんか変!

繰り返されるインシデントの発生に「なんか変!」と感じる毎日。
「この何か変!」という気持ちはとても大事だと思う。
先日、「管理と倫理のはざまで」という勝原裕美子先生の講義の中で
「なんか変」⇒「まあいいか」ではなく
「やっぱり変」⇒「確かめてみよう」と『倫理的に?と思う事象(倫理的課題)
を明らかにすることをためらわないことが大切です』と話されました。
インシデントの報告と対策で「なんか変」と思いながら「まあいいか」と考えていた自分。
やっぱりだめですね。
「やっぱり変」と考え、明らかにしなければならない。
そこで、とりあえず考える。
今のインシデントの報告と対策では「看護が見えない」
マニュアルの遵守やマニュアルの整備ばかりに、ちょっと「ため息」
患者さんの個別的な背景や看護計画がちっとも見えない。
やはり看護が見えない対策は「やっぱり変」
転倒・転落再発防止策も大切ですが
転んだ患者さんの気持ちはどうだったんだろう?
その気持ちや苦しさに寄り添えない対策は無意味ではないが
寂しい気持ちになる。
私たちは常に看護の視点で物事を考えるから
専門職であるかもしれない。
私たちは、何を大事に仕事をしているのだろか?
「やっぱり変」を大切に!次に行動しますかね。

2017年11月6日月曜日

顔は自分のもの、表情は誰のもの?

秋から冬になると不思議な集団が増える。
以前から呟いています。マスク集団です。
びっくりです。
出勤してすぐマスク着用。
目的が分かりません!そして、一日中同じマスクで過ごしています。
すごいなー!家でもそうなのかなー!なんて思ってしまう。
まさかね!
病院はよっぽど汚染されているとばかり・・・。
でも大事なことは自分の身を守ることも大事ですが
マスクの効力を考えてください、
誰のための着用。
いつも、いつも言っています。
「顔は自分のものですが、表情は相手のものです」
看護師の表情は大事なケアの一つです。
ある雑誌でマスクかけた接遇なんて見たけど
よっぽどの目力でしょう!そんな女優看護師がいたら見てみたい。
マスクかけて、今はやりのとても自然とは言えない長ーい睫毛。
優しい笑顔を見せることも大事なケア。
私たちプロは表情で元気にさせるスキルを持つことも大事です。
「やはり、あなたの見せる表情は相手のものです」
そして癒されます。「優しい表情と優しい言葉がけ!」