2012年4月9日月曜日

安全マニュアルの意味

新年度がスタートして一週間。オリエンテーションをしている私自身が、学んだ一週間だった。特に考えさせられた、インシデントの防止について。インシデントを防ぐために、マニュアルの遵守は重要である。でも、立ち止まって考える。インシデント防止のためのマニュアル。そして、自己満足的な膨大なマニュアルやシステム。そして、着実に実行されているか、管理のために行う、チェックリストのチェックリスト。悪くはないが、ちょっと間が抜けているような・・・・。時々思うことがある。「過去からの経験やデータにばかり頼る医療では患者は救えるのだろうか?」「マニュアルは誰のためにあるのか?患者のため?それとも自分の身を守るため?」安全な医療を提供するためにマニュアルの遵守は欠かせない。でも、ちょっと発想を変えてみませんか?私達が目指していくものは、病気と向き合うばかりの医療より、いのちと向き合う医療なのかもしれない。いのち輝く医療を実践するために、安全を守るための努力は惜しんではいけない。命と向き合うためには、いい加減ではいられないはず。マニュアル、マニュアルと指導者が躍起になることも大事かもしれない。深呼吸して下さい。最初に学ぶことは、いのちと向き合う姿勢でしょうね。そんなことを考えながら、中国の古典の、「一命、二運、三風水、四積陰徳、五読書」この言葉がやたら胸に響く。長くなったので、この意味は次週に。では、また来週!