2011年12月19日月曜日

強さと優しさ

最近感じること。上司が部下を叱らない。叱らないどころか部下に媚びる上司を見受けることが多い。誰でも嫌われたくない、万民に愛される存在になりたいと思う。でも媚びることで愛されるなら、媚びる人ばかりでしょう、きっと。以前に呟きました。本当にその人を大事に思うなら、だめなことはだめです。「いいよ、いいよ」では成立しません。特に命と向き合う仕事では。お調子者は嫌いではないです、個人的に。でも好きにはなれません。だって、いつも裏と表と付き合わなければならないから面倒くさい。この頃ちょくちょく想い出す言葉があります。「強くなければ仕事はできない。優しくなければ幸せになれない。」そして、「『目の前の仕事に』真剣になりなさい。きっと見えてくるものがある。」目の前の部下に媚びることなく情熱を持って育ててください。もっと、もっと愛情もって叱って下さい。本当に大切に思っているなら。叱られることを待っている部下がいます、貴方の目の前に、きっと!上司に叱られている人がいたら、けしてめげないで。希望があるから叱るんです。貴方の明日に期待しているのですよきっと!負けないでね。

2011年12月12日月曜日

組織図は組織地図

組織図とは?組織の地図のようなものである。そして、そこには各部署の業務の範囲、責任者、責任の範囲について説明できるものでなければならないと思う。以前に、他の病院や施設の組織図を拝見する機会があった。組織図から組織のビジョンを察することができた。なぜなら、組織図には組織の指揮系統や責任の所在が分かるからだ。先日の5年ぶりの監査では、自施設の弱点である「組織図」が指摘された。やっぱりなーと想定内の出来事に、驚きはしないが、詰めの甘さが指摘されたようで、一事が万事だもの・・・・と思った。組織図は院内の者が理解しているだけでは意味はなさないし、ただの図示されたものでもない。深い意味や意義がある。なぜなら、組織全体の活動を効率的に展開し、機能が十分に発揮できる仕組みを作るためには、各業務の範囲や責任の所在がどこにあるのか明確にする必要がある。また、実際の業務の流れと一致させなければならない。組織の事情があるにせよ、組織図は第3者が見ても理解できるような責任体制を図示しなければならない。大事なことは、効率的な指揮系統の実現は、最終的に患者・家族への最適な医療サービスの提供を実現させるからだ。曖昧で迷路のような組織地図(組織図)は職員でさえ説明つかない。そういえば昔、迷い道ふらふらなんて歌詞があったなあ・・・なんて呑気に考えている私です。でも、何とかしなくちゃ!真面目に考えよう。来年になっちゃう!

2011年12月5日月曜日

優れたイミテーション

5年ぶりの監査が終了しました。今回も、多くのことを学ぶ機会となりました。部署によって仕事の差がありました。仕事のできるかできないかは、「能力の差」よりも「仕事のやり方」の差が大きいと言われている。本当に強く感じました。正しい仕事のやり方を身に付ければ、少しくらいの能力の差は克服できるとも言われている。では、「仕事のやり方」はどう学ぶのか?それは、他人の優れたところを真似れること。まさに、各部署のスタッフの仕事ぶりをみてつくづく感じた。部下に対して愛情があるなら、上司は真似られる上司になるよう努力すべきである。期限が守れない部署は、まず上司が守らない。上司の責任である。
 佐々木氏は言っています。「プアなイノベーションより、優れたイミテーションを」と。自分流もいいけど、まずは優れた仕事をしている先輩のやり方をどんどん真似ること。良い仕事のやり方を真似て真似て・・・・・。そのうち洗練された自分流が造り上げられることでしょう。
大きな事業を体験するたびに、毎日の積み重ねがいかに重要であるか!そして、「凡を極めて、非凡に至る」と言う言葉がやけに胸に響くのである。

2011年11月28日月曜日

点と線 線と面 パートⅡ

以前に点と線、線と面と呟きました。点で物事を考えると目先のことばかりで、自分を見失うばかり。では、線で物事を考えると繋げるばかり。では、面で考えるとどうなるのか??この頃、組織の中で常に場内乱闘している管理職がいる。やりたい放題、勝手気まま。本当に嫌気がさしてしまう。腹が立つのを通り越して、この方の幸せは何かな?・・・・なんて、気の毒にさえ思う。点で解決することは簡単である。しかし、線に繋げ、面として多角的に考えると複雑である。人は育てられたようにしか育たないのである。反面教師も確かに育成モデルかもしれない。当選した、ある市長が言っていました。独裁が重要だと。でも違っていません?独裁と独断は違うのです。強いリーダーシップは憧れです。でも、部下の成長を喜び、権限を委譲して、最後の責任を取る勇気を持てる人が、私の理想の上司です。権限を握り締めた拳を緩めてください。独裁は良くありません!権限を譲って下さい。任せることで人は成長するのです。点の上司と。面の上司。自分はどんな上司かな・・・。東京都に対抗する大阪都。家康vs秀吉みたいでちょっとしたセンセーショナル。民にそむいた職員はリストラなのか?新市長は心市長・真市長・信市長になれるのか?理想のリーダーになれるのか楽しみです。

2011年11月21日月曜日

事実を見極める

以前にブレルことを呟きました。人は迷いの中にあるものです。だからブレても仕方ありません。でも組織の中の立ち位置により震度が変わるのです。影響力が変わります。「は揺れるものです。揺れれば、文(文化)が揺れます。そして、組織が揺れる」と私は思います。ここで言うは組織にとって大きな立場にある人ならなおさらです。自分がブレないために心掛けていることは、「事実を見極める力」だと信じています。でも、事実とはまことに厄介なものです。事実には、「報告された事実」「表面的な事実」「仮定的事実」「希望的事実」などさまざまであると言われています。でも、これらはどれも『中途半端な事実』です。この事実は都合の良いほうに解釈しがちです。だからこそ、数値だけの事実は真実なのか、本当の根拠となるのか考えます。本当の事実は、数値の裏に隠れているかもしれません。可視化することと数値化すことは異なると思います。数字を追いかけるあまり、真実や事実を見極められていないのでは?といつも自分に言い聞かせます。正しく見極める努力を怠ってはいけません。なぜなら、思い込みは、間違った場所に連れて行ってしまうから・・・・と東レの佐々木氏は論じています。『五里霧中、暗中模索』の私は時々反省しきりです。

2011年11月14日月曜日

欲を磨くと何になる?

心に残った一言、「欲が磨かれて志になる」 欲と言うと、何となく良い響きでないのは事実である。しかしながら、無欲の人を相手に仕事することは、私にとって苦痛のなにものでもない。懸命さが伝わってこないのである。良い仕事をしたい!認めて貰いたい!何でもいいから欲のある人にはパワーがある。欲が深く、自己中心的な欲ばかりでも困るけど、無欲、無関心よりはましかもしれない。欲をもたなければ平和な人生かもしれない。穏やかな人生を過ごせるかもしれない。しかし、東レの佐々木氏が述べている「欲が磨かれて志になる」この一言は納得である。磨き方は当然個々異なるでしょう。磨くべき欲をもって貰いたい。皆で欲をもち磨き、輝くような志をもってもらいたい。溢れるような可能性を秘めている貴方達に!是非、是非!

2011年11月7日月曜日

100-1=0

100-1=99である。しかし、以前学んだ接遇研修で、「100-1=0ですよ!だからひとり一人が大事な一人。そして、責任は重いのです」と学んだ。まさに今日そんな場面に遭遇した。某行政機関での出来事。「上司のあんたがしっかりしないから、部下がこのざま」だと怒鳴り声の男性。振り向いてみると、先日とても不快な思いをした女性に対し、怒りの抗議。「やっぱり、また怒らせているんだ・・・・」でも、ちょっと可哀想。周りの男性が見てみぬふり。上司らしき人も見てみぬ振り。呆れて呆れてただ呆れるばかり。「僕が上司です。どうされました?」と救いの手もない、言葉もない。可哀想に、場所をかえる助言すらしない上司に、「こんな上司にならないよう気をつけよう!」反面教師と強く想った。100-1=99!でも1の重みは実に重い。1の存在で帳消しになる時もある。でもそれより大事なことは、1の存在以上に上司の在り方が問われるのである。見てみぬ上司を部下は見ているのである。そして通りがかりの私も見ていたのです。きっと怒鳴り声の男性は、奥に座っている上司を待っていたのでしょうね、きっと。1の重みはそれぞれ違うのです。上司の貴方が出てくればフロアー中の重い雰囲気は変わったでしょう。そして、怒鳴り声の男性も何とかなったかな?今日の貴方は100-1=0以下です。だってそれが職責でしょう。そして、責任者でしょう!貴方は・・・。