2012年5月22日火曜日

自主と自立と自律

Florence Nightingaleの言葉で「使命感」から「勤勉」が生まれ、「勤勉」から「永続性」が生まれるという素敵な教えがあります。一人ひとりの使命感⇒勤勉な風土⇒永続性。そして、使命感とともに大切なのが、職員の「自立と自律」の精神だと言われている。また、『働きものは、「自主」「自律」「自立」の精神が常にあり、使命感をもっているから、すぐに実践できる。逆に、使命感のない人は、常になまけものである。』と松村氏は述べている。納得、納得。最近の出来事で、使命感を感じないAさんと話すこと1時間。何か変。そこで考えた。変と感じるこの空気。理由はひとつ。「自主性や自立性、さらに自分で律する自律性が全くない。使命感は空転し続ける。」感性の感は何の感。鈍感力も力の一つかもしれないが、鈍感力は自分を守り、相手を大いに傷つける。自主と自立と自律。こんな人たちに囲まれると幸せ。そして、自分もそんな人になりたいものだ。鈍感力の感は磨きすぎる必要はないかもしれませんね!自律の妨げですものね。

2012年5月14日月曜日

くれない族

先日、パワフルな講演での、「くれない族の不幸の連鎖」に納得した。どこにでも見かける、「○○してくれないから出来ない」「○○してくれないから損」「してくれないから・・・・・」。まざに、なにもかも人のせいである。そんな人は、幸せになれないとのこと。不幸は、不幸を呼びよせる。こんな人たちを『くれない族』と言うそうだ。現在(今)に、感謝し・感動し、日々幸せを感じる人に明日があるのかもしれない。本当に納得した話だった。不幸は連鎖し、不満ばかりだと不幸を引き寄せる。先日、多重業務が重なり、にっちもさっちも行かない状況となった。そんな時、恩師に連絡したところ、一言のアドバイス。「目の前にある課題を一つひとつ丁寧に解決していきなさい」。はっとした、優先順位、優先順位など言っていたが、実際はぜーんぶ手抜き。「何で私ばかり・・・」の気持ちを口には出さなかったが、お師匠さんはお見通し。まだまだ修行が足りない。そんな時に、こんな一言を思い出した。「手間を惜しまず、こころを惜しまなければ、今日が輝く」。いつのまにか、手抜きばかりのくれない族の自分に反省しきりでした。

2012年5月7日月曜日

映画『三銃士』

休日にたくさんのDVD観賞と念願だった乗馬にチャレンジし、久しぶりに満喫した連休だった。連休ボケでひらめかない頭と筋肉痛の身体で考えてみる。「そうだ!そうだ!」DVDのなかで、特に気に入った台詞があったので紹介します。全くの独断と偏見です。映画『三銃士』での台詞、「All for one, one for all」 この言葉は、よくラグビーのチームプレーを表すときに使われるので、多くの方が知っていると思います。有名な訳として、「一人はみんなのために、みんなは一人のために」。なんてかっこいい響きでしょう。ちょっと自己流にアレンジすると、「一人ひとりが輝いて、互いを認め合い、チーム力を発揮すると、より高い成果が生まれる」なんてどうかな??まるっきりの自己陶酔です。映画でのオーランド・ブルームもかっこよかったけど、それ以上にこの台詞はよい響きでした。チームは、『All for one,one for all 』でなくちゃね。

2012年4月30日月曜日

管理者(指導者)になるということ

管理(指導)、管理(指導)あまり好きでない言葉。でも、管理(指導)とは看護でなくてもよく聞かれる言葉である。たとえ社会人1年目であっても管理を実践しなければならない。では、管理者とはなんでしょう?管理者とは、好むと好まざるにもかかわらず、職位に付随したパワーをもつことになり、このパワーが影響力をもつと云われている。そして、このパワーとは、権限、能力、行動の3つの要素が結合したものであるとも云われる。これを、公式化すると、①権限+能力-行動=無力な管理者②権限+行動-能力=無能な管理者③行動+能力-権限=不当な管理者④権限+能力+行動=力のある管理者。最近、嫌気がさす管理者。見せかけの管理者は、「能力をみとめたふり+権限を委譲したふり+行動を称えたふり」。結局のところ、表層的な浅い人気取りに過ぎない。「管理者」を「指導者」に置き換えても十分通じると思う。見せかけの指導者は、「後輩の能力を認めたふり+権限を任せたふり+行動を称えたふり」。こんな指導者は、人材育成の妨げとなるのは事実である。管理者(指導者)を引き受けようとする者は、パワーの3要素を認識し行動する「覚悟」をしておくと良いと言われている。覚悟とは自らの意思であり決断である。気持ちを前に進ませるためには、この覚悟がとても大切かな・・・・・。権限・能力・行動、このトライアングルは達成できるのでしょうか???難しいですね!

2012年4月23日月曜日

成長する秘訣

新入職員も指導者もちょっとお疲れ気味のこの時期、以前に紹介したこの言葉。「プアなイノベーションより、優れたイミテーションを」大好きな佐々木氏の言葉。一般的な仕事は同じことの繰り返しであり、自分の出す知恵などたかが知れている。だからこそ、優れた仕事をしている先輩のやり方をどんどん真似ること。自分の「オリジナル」や「プライド」にこだわるのは愚かなこと。プアなイノベーションのために時間を費やし、寄り道するのは賢明ではありません。むしろ、優れやイミテーションを積み重ねた先に優れたイノベーション、すなわち、貴方独自の「やり方」「方法」が生まれてくると佐々木氏の書に書かれている。先週は、やたら感情優位の管理者に振り回され、自分自身が「だるおも」の世界にどっぷり。なにか、元気になる書は・・・・。そんなときに、佐々木氏の書をパラパラ。そして考えました。真似てはいけない人にイライラするより、真似るべき人の行動を想像し。尊敬するAさんだったらどう考えるだろう?どうする?どうする?とにかく、真似しようと!とにかく、先輩の管理を真似て、真似て。いつか、独自の「やり方」が生まれるでしょう。凡を極めて、非凡にいたる。これこそ、自身が成長する秘訣かもしれません。

2012年4月16日月曜日

一命、二運、三風水、四積陰徳、五読書

前回呟いたタイトルの言葉の意味を今週はご紹介します。いまさらながらと言う方は、ごめんなさいね。この言葉を説明している書では、人生を左右する一番の要素は、「一命」つまり「生命力」。生命力は個人の「使命感」から生まれる。そして、使命感を育むのは、高い志である。志を持ち、現実から逃げないことが大切。次に、「二運」。運は自分で切り開くもの。辛くても逃げないことが重要。「三風水」は、ピンチがチャンス。辛い環境を自分の成長の場と捉え、前向きに考える、。すると風は自然と自分のものになる。「四積陰徳」とは「陰でよい事をして徳を積む」。最後は、「五読書」。常に勉強と説明している。日常生活訓はもちろん、看護実践として十分通用する。全部できたら凄いことだ。でも、現実は厳しい。私は、「一命」「二運」が特に好きである。なぜなら、運の悪さを人のせいにし、悲劇のヒロイン演じている人をみていると、ついこの言葉が頭をよぎってしまう。立派な志でなくても、夢をもったら幸せである。辛いときこそ一歩踏み出したら幸せになると勝手に思っている何故なら、いという字は一歩踏み出すと、せになるもの。そして、人生は「万事塞翁が馬」ですもの。この頃、三国志のDVD見すぎて、ちょっとした中国マイブーム。諸葛孔明の大ファンの私でした。

2012年4月9日月曜日

安全マニュアルの意味

新年度がスタートして一週間。オリエンテーションをしている私自身が、学んだ一週間だった。特に考えさせられた、インシデントの防止について。インシデントを防ぐために、マニュアルの遵守は重要である。でも、立ち止まって考える。インシデント防止のためのマニュアル。そして、自己満足的な膨大なマニュアルやシステム。そして、着実に実行されているか、管理のために行う、チェックリストのチェックリスト。悪くはないが、ちょっと間が抜けているような・・・・。時々思うことがある。「過去からの経験やデータにばかり頼る医療では患者は救えるのだろうか?」「マニュアルは誰のためにあるのか?患者のため?それとも自分の身を守るため?」安全な医療を提供するためにマニュアルの遵守は欠かせない。でも、ちょっと発想を変えてみませんか?私達が目指していくものは、病気と向き合うばかりの医療より、いのちと向き合う医療なのかもしれない。いのち輝く医療を実践するために、安全を守るための努力は惜しんではいけない。命と向き合うためには、いい加減ではいられないはず。マニュアル、マニュアルと指導者が躍起になることも大事かもしれない。深呼吸して下さい。最初に学ぶことは、いのちと向き合う姿勢でしょうね。そんなことを考えながら、中国の古典の、「一命、二運、三風水、四積陰徳、五読書」この言葉がやたら胸に響く。長くなったので、この意味は次週に。では、また来週!