2013年11月18日月曜日

動機づけ

やる気を高めるためには上司や他者からの動機づけは不可欠です。
しかしながら、動機づけは他者から与えられるものだけでなく、
「内発的な動機づけ=自分で自分を動機づけられる」
ことも必要です。
他者からの動機づけばかり期待し、
やる気が起こらない理由を他者のせいにする
スタッフへの動機づけは長続きしません。
スタッフ自身が自分を動機づけできる力を持てるよう支援すること
それが管理者かもしれません。
管理者は、「動機づけの内容」ばかりにとらわれず
「動機づけの過程」を重視することがとっても大切です。
そして重要なことは
モチベーションは他者のものでなく、自身のものです。
自分のモチベーションをあげるのは他人でなく
自分自身なのです。
やる気が起きない理由を他者の責任にしない
管理者自身が覚悟することです。
管理者自ら自律しませんか・・・・。

2013年11月11日月曜日

見せかけの管理者にならない!パートⅡ

続 見せかけの管理者にならない!
『権限委譲と丸投げは違う』
権限委譲で最悪なケースは、部下に
結果責任まで負わせ、すべて丸投げすることです。
結構身近にいますよね!
そんな「丸投げ上司」の口癖の一つに
「部下はちっとも考えない。行動しない」
「結果も報告してこない」
「部下に任せていますので・・・」
とまるで人ごとのように考える責任回避があります。
これでは部下はたまりません。
権限を委譲するときは
『上司は支援する責任』を持たなければなりません。
よくありがちな、過干渉は禁物ですが
報告・連絡・相談はいつでもできる支援体制
雰囲気づくり、気配り・目配り・心配りが大事です。
そして、人材育成を目指す権限委譲では
部下が安心して取り組める環境設定や後方支援も
管理者の責務であるのです。
権限委譲は人材育成になくてはならないものです。
丸投げにならない権限委譲は難しいですね!

2013年11月5日火曜日

見せかけ管理者にならない!(パートⅠ)

 最近つくづく感じる『便利屋師長(管理者)』の下では人は育たない
次世代を担うリーダーを育成するときに重要なことは、「待つこと、我慢すること」です。
「自分がやった方が早い」「失敗したら可哀想」「部下にとってよい上司でありたい」と、
部下が行動する機会、考える機会を奪い、自分で行動してしまう「プレイングマネジャー上司」
の下では部下は育たない。
看護師長(管理者)が現場を手伝い、部下から感謝され、満足している光景を見かけます。
部下が忙しいからと言って、気配りしているつもりになって、日常業務に手を出してしまう
看護師長(管理者)は勘違いの『便利屋管理者』です。
これは、部下から頼りにされているのでなく、管理者自らが、後進の育成という
管理者の社会的責務の妨げになっている場合があるからです。
手伝うことは、現場の考える力や行動力を弱めます。
「忙しさ」とは、人材育成の大切な教育資源です。
部下は、忙しい中で工夫します。そして、乗り越えるたびに成長するものです。
管理者はけして人気取りのように、いつも手を出し、忙しさを奪うことは、
部下の能力向上の妨げになり、最も困るのは現場スタッフです。
「よい師長(管理者)」が、結果として「どうでもよい師長さん」になってしまうのです。
怖いことですね。数年後、考えない部下がたくさんになってしまうのです。
そんな部署の後任になりたくないですね!


2013年10月28日月曜日

憧れのリーダーシップスタイル

日々何もない日はなく、バタバタしている空間に
身を置いていると、疲れるというよりは楽しくなってしまう。
つくづく組織や企業は「生きもの」だなー
なんて呑気に考えている自分にも感心してしまう。

バタバタしている毎日
憧れの管理スタイルをふと想う時がある。
大切にしている書籍の一文
「最も実践的なリーダーは大衆のヒーローではなかった。
高尚な理想を掲げた人でもなく、またそうなりたいと思っていた人でもなかった。
倫理的な使命観をもって周りを率いている人でもない。
真のリーダーとは、忍耐強くて慎重で、一歩一歩行動する人
犠牲を出さずに、自分の組織、周りの人々、自分自身にとって
正しいと思われることを、目立たずに実践している人だった。
このような人を『静かなリーダー』と呼ぶ。」
私の尊敬する方の管理スタイルは「この静かなリーダー」
そのものである。
憧れの先輩に今夜あたり電話してみようかななんて
思う秋の夜長です。


2013年10月21日月曜日

ユーモアーのセンス

秋は学会シーズン
先週は学会づくしで京都まで。
学会では、発表も楽しみだがそれ以上に楽しみな「基調講演」
期待以上の講演内容と、すてきな講師の先生に感激、感動。
講演内容はもちろんだが、それ以上に講師の先生のユーモアーセンスに感服
ユーモアーとは「人の心を和ませるようなおかしみ」
「上品で笑いをさそうしゃれ」など多くの解釈がある。
堅苦しいばかりの「講演」も大切であるが
多くの人の涙と感動を誘う講演にはコツがある。
人を引きつける講師のカリスマ性と
「上品でおしゃれな」語りだと思う。
久しぶりに泣いたり笑ったりの感動ある講演に出会い
ユーモアーのセンスは「その人の生き方のセンス」だななんて思いました。
とにかく秋は「食欲の秋」「学問の秋」ですね。

2013年10月14日月曜日

基本と原則に反するもの

P.F.ドラッカー
「基本と原則に反するものは?」
経験が私に教えたものは、第一に、マネジメントには
基本とすべきもの、原則とすべきものがあるということだった。
第二に・・・・・・・・
 そして第三に、もう一つの、しかもきわめて重要な「しかし」があった。
それは、いかに余儀なく見えようとも、またいかに風潮になっていようとも
『基本と原則に反するものは、例外なく時を経ず破綻するという事実だった。
基本と原則は、状況に応じて適用すべきものではあっても、
断じて破棄してはならないものである。・・・・・』
このドラッカーの言葉を繰り返すたびに
「自らの前にある機会と挑戦は何か、自らの拠り所、指針とすべき
基本と原則は何か」を考えるこの頃です。
皆さんにとっての「基本と原則」は何でしょうか?

2013年10月7日月曜日

医は仁術

医は仁術
誰でも知っているこの言葉。
この頃思う、「医は仁術か算術か?」
人のために、命を守るために、志を抱いてついた
地域医療を守る医療従事者たち
いつの間にか、医師不足・看護師不足をいいことに、
「言いたい放題、やりたい放題」のうんざり毎日。
しかしながら、先日受講したA医師からの一言
「患者に寄り添うために、患者のために」
久しぶりにときめいた医師からのことば
A医師に診てもらう患者さんは幸せだな!
一緒に働けるスタッフは幸せだな!なんて
ちょっぴり羨ましかった。
ぶれてはいけない、「医は仁術」
そして、「患者のために、家族のために、自分のやりがいのために何がベストか考えろ!」
なんて言い切ってしまうA医師の言葉にハッとした。
「毎日、毎日、小さなことばかり悩んでいた自分に」『誰が中心の医療か・・・』
やはり、「医は仁術で算術」ではないのです。
確信しました!