2013年7月22日月曜日

真のヒーロー

真のヒーロー
リーダーシップを語るとき大好きな書籍がある。
「静かなリーダーシップ:ジョゼフ・L・バダラッコ」
声高に色々語るヒーロー。
リーダーシップは、あたかも人に影響ある人と語る人が多い。
でも、この静かなリーダーシップを読むと
「現実主義者」である静かなリーダーシップが重要であると考える。
特に、集合研修で「リーダーシップ研修」の企画書を見るたびに
リーダーシップを語ることより、静かなるリーダーシップを
学ぶ必要を感じる。
なぜなら、最も実践的なリーダーは大衆のヒーローではない。
真のヒーローは
忍耐強く慎重で、一歩一歩行動する人
犠牲を出さずに、自分の組織、周りの人々、自分にとって
正しいと思われることを、目立たずに実践する人だから。
だからこそ、静かに粛々と物事を運ぶ人に
魅力を感じる。
そして、自分もなりたいと思う。
多くを語らない人に魅力を感じる
「静かなるリーダーシップ」
多くを語る前にまず実践力かもしれません。
反省の毎日です。

2013年7月15日月曜日

寄り添う気持ち

患者に寄り添い、患者の気持ちになりケアしたい
この「患者に寄り添い」の意味。
時々感じる、独りよがりの自己満足なケア
例えば、良かれと思って、たくさんの情報を患者に与える
ただし、自己満足に過ぎないことも多い。
痛みを抑えて看護師の説明を聞こうとする
その姿をみて、看護師は何を感じ、誰のための説明か??
「患者に寄り添い」の言葉を考える前に
今行っているケアが
患者のためになっているか?
害になっていないだろうか?
考えてケアすることが大切である
いつも、いつも「ケアの質と量を考えて提供すること」
独りよがりの「患者に寄り添う」の言葉を
今一度振り返ることが必要と感じる此の頃です。
一生懸命は大切ですが、
独りよがりではまずいかも知れません。


2013年7月8日月曜日

思いやりの押し売り

思いやりは、相手を思いやる気持ち
しかしながら、その気持ちは相手にとって
どうなのかは関係ない。
だから時々思いやりの押し売りは
『相手を苦しめる』だけかも知れない。
と思う場面に遭遇する。
そんな時、うわべだけの思いやりは
人材育成では、「自律の妨げ」になるときも
少なくない。
思いやる気持ちは、同情と異なる
「50過ぎると自分の顔になるよ」と
先輩に言われた。
確かに!50過ぎて、他人に可哀想、可哀想と
連呼している人の顔を見ると、思いやりと言うより
やさしい自分に酔っている。
梅雨明けで、ビールに酔っているのはいつもの私で
「思いやりの押し売りに自分で酔っている人」
をみて、酔いがさめる気分になるのも
私自身である。

2013年7月1日月曜日

夢を語る

先日、ボーっとテレビを見ていたら
ある一流選手が言っていました。
「私は夢を語っていません、目標を語っています。だから、絶対かなえます。夢ではないですから」
そんな毅然とした言い方が実にかっこよかった。
まだ、10代の若者だった。
若い人達をまとめて「夢が無い」と言う評論家は間違いだ。
夢=目標=実行です。

此の頃感動した、夢についての名言

「夢なき者に理想なし、
理想なき者に計画なし、
計画なき者に実行なし、
実行なき者に成功なし。
故に、夢なき者に成功なし。」吉田松陰

夢を語れない人は、成功なし。
そして、行動しない人は夢を実現できない。
夢は憧れの理想でなく、、実現するものであり、厳しいものかも知れませんね。




2013年6月24日月曜日

遅れて、休んで、働かない!

昔から公務員は「遅れず、休まず、働かず」と言われていた。
しかしながら、現代は、「遅れて、休んで、働かない」人も多くなってきていると
同僚と愚痴話し

そして、現代人の一言、「組織は個人を大切にしない、守ってくれない」
そんな言葉を聴くたびに「貴方は組織に何を貢献しているか?」
厳しいことを言うつもりはないですが、組織に貢献する対価として給与が
保障されているのに・・・・・。
都合の悪いことは全て組織の責任かな・・・。
看護師は、辞めても次があると思う気持ちは
民間にはありえないし「患者・家族に失礼」である。

「量は質をカバーできない。質は量をカバーできる」
やる気があり、年齢に関係なく管理者の資質を持つ人と
働けたら、この上ない幸せである。
看護部長達が集まると、こんな愚痴話しが多い此の頃

自施設に帰ると、やる気がある同僚に囲まれている
自分は「幸せかもしれない」
WLB推進はスタッフだけでなく、管理者自身の
WLBを保障するのが、私自身の責務かもしれませんね!




2013年6月17日月曜日

フットワーク・ヘッドワーク・ハートワーク

仕事は実践(フットワーク)と思考(ヘッドワーク)と愛情(ハートワーク)の
三位一体のダイナミックな活動である。
そして、実践・思考・愛情のバランスをとりながらの活動が仕事であり、看護であるなら

実践の要は・・・・
『常に観察、そして人に関心を持つこと』であると
松村先生は述べられている。

Florence Nightingaleは「看護は、生きた身体と生きた心、つまり身体と心とが一体となって表現された感情に働きかけること」としている。
そして、「生きることを、常に考え、そして実践することが看護」としている。

自分ばかりに関心を寄せ、承認欲求の高い人が多い此の頃。
とりあえず、他人に関心を持ち、愛情を持って、考え、実践することが「看護」であり
仕事かも知れません。

2013年6月10日月曜日

傾聴するとき

聞く、聴く、訊く・・・。
『きく』には色々と意味がある。

こころを傾けて「きく」時には、傾聴。
この「傾聴」は自己満足的なものでなく
相手にとって意味ある「傾聴」であるべきだと思います。

ハリル・ジフラン(アメリカの作家)
傾聴するとき
相手の本音は、自分に打ち明けたところでなく
打ち明けられなかったところにある。
だから、もし相手を理解しようと思うなら
相手が言ったことではなく
言わなかったことに耳を傾けなさい。

この言葉を思い出すたびに
「相手の声なき声に心を傾けて
こころを研ぎ澄まさなければならない」

うわべだけの、言葉に惑わされぬよう
しっかりと「こころを傾けること」
「驕らないこと」
が重要と思う今日この頃です。